《万物の姿、オルヴァール》は自分が自分の他のパーマネントを対象とするインスタントやソーサリーを唱えると、その対象のうち一つのコピーであるトークンを生成する珍しい能力をもつ青単色の多相の統率者です。
この能力を活かして「パーマネントの色や基本地形に関わる文章を書き替える」などあまり意味のない能力を持つがパーマネントをなんでも対象に取れる呪文を使う事で、土地やマナファクト、クリーチャーのコピーを次々と展開する事ができ、青単では考えられないほどのマナ加速やコンボを可能にします。
除去されづらい《島》を増やしてマナ加速したり、《大魔導師の名誉教授》を増やして大量ドローするなど、他のデッキには到底出来ない動きをする所も《万物の姿、オルヴァール》の魅力です。
万物の姿、オルヴァール
デッキリスト
コンボルート
《万物の姿、オルヴァール》+《切望の宝石》+《ヴォルラスの気まぐれ》
《古術師》+《切望の宝石》+《幽霊のゆらめき》
《万物の姿、オルヴァール》+《失われた宝物庫の学者》+クリーチャーを対象に取れる呪文が墓地にあること
《万物の姿、オルヴァール》+《渦巻く空、開璃》+《ぐるぐる》+《魔法改竄》
ポイント
《万物の姿、オルヴァール》は多相であるため《群がりの庭》で再生や、《水大工の意思》で1ドロー、《圧倒的な波》でバウンスされず、《完成態の講師》の裏面のロード能力を受けられるなど様々なメリットがあります。他にも種族シナジーを活かせるカードを採用するのも面白いでしょう。
また、最後のコンボでも紹介した《失われた宝物庫の学者》ですが、墓地のアーティファクトを戦場に戻す事が出来るので、コンボの要である《切望の宝石》を墓地から回収出来る点は覚えておくと良いでしょう。
注意点としては、《万物の姿、オルヴァール》+《切望の宝石》コンボは《ヴォルラスの気まぐれ》がなくてもパーマネント対象呪文を《切望の宝石》を対象に唱え3枚ドローを連鎖させることで《ヴォルラスの気まぐれ》に辿り着かせることも可能ですが、連鎖が止まると、相手の攻撃で《切望の宝石》をコピー共々を奪われ大量のドローと大量のマナを渡すことになり確実に負けます。見切り発車は最終手段にしましょう。
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【日本語版:構築済】《万物の姿、オルヴァール/Orvar, the All-Form》
最終更新:2022/11/24