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辞めた職場が恋しい【亡き上司を偲ぶ】

辞めたくてやめた前の職場。

嫌なことはたくさんあったはずなのに、今となってはいい思い出ばかり思い浮かびます。

ピーク・エンドの法則、発動してますよね。

ピーク・エンドの法則とは、「人はある出来事に対し、感情が最も高まったとき(ピーク)の印象と、最後の印象(エンド)だけで全体的な印象を判断する」という法則です。
ピーク・エンドの法則 - 一般社団法人日本経営心理士協会

私は今まで3つの会社に勤めていました。
すべて、不動産業者。

今でも
更地や新築分譲住宅を見かけたら、価格を想像せずにはいられません。

引越しのトラックを見かけるたびに、あの人どこの業者で決めたのかな、と思ったり。

不動産の血が体を流れています。

嫌で嫌で仕方なかった仲介の営業。
またやりたいと思うのはなぜだろう。

休みも取りづらいし、ノルマもあるし、精神的にも体力的にもキツかった。
でも、わくわくして家探しする人のお手伝いは、楽しかったんです。

いい事ばかり思い出す。

「ボクシングジムに近かったから決めました」
こっそり私に教えてくれた製薬会社のあの人、元気かな。

「頑張って駅まで歩きます」と言って広い部屋に決めたあの人
ちゃんと駅まで歩けているかな。

いつか、不動産業者に戻りたいな。

審査が通るまでは気が気じゃない。
綱渡りの毎日ですっかり消耗してしまったはずなのに。

利益優先の会社の体制が嫌になってしまって
愚痴ばっかり言っていたのに。

以前の職場でとてもお世話になった上司が、亡くなったという連絡。

彼にも不動産の血が流れていたな。

圧倒的な経験と知識。
お客様の利益を優先して堂々と戦う姿、尊敬しています。

たくさんの思い出をありがとうございました。
天国では仕事を忘れてのんびりと過ごしてくださいね。


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