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父と母の不思議な話


前回、わたしの地元が自然豊かで「本物の夜」がある土地だというお話をしました。

スピリチュアル的なことに全く興味のなかった元夫ですら、「ここにいたら神様の存在を信じる」と言ったくらい、都会とは異なるエネルギーに満ちた地域です。
そして父や母との日常会話では、ごく自然に、不思議なできごとが話題にのぼっていました。

よくある会話としては、「キツネ(や狸)に化かされた」という話。
父母の年代の人はほぼ全員が経験しているといっても過言ではないくらい、当たり前のこととして聞かされたものです。

子どものころ夜道が怖くて、こんなふうに見えてました・・・


深夜にいつもの帰宅ルートを車で走っていたところ、ふと気づいたら全く別の道を走ってたとか。
居眠りをしていたつもりはないし、道にも迷ってないのに、自宅からかなり離れた山奥まで来ていて、もう少しで崖から落ちるところだった。←こわい
とかとか。

思考はしっかりしていたのに道を間違えてしまった、普通ならあり得ない場所に来てしまっていた、こういう経験を「キツネに化かされた」と、彼らは言います。


「〇〇さんがキツネに化かされて、□□まで行っちゃったらしいよー」という話題に、最初、元夫はギョッとしたそうです。

わたしにとっては小さい頃からのあるある話(経験はないですが)だったので、「ふ~ん、それは大変だったねえ」「怪我がなくてよかったね」程度。
なので、わたしの驚かなさにも驚いたそうです(笑)


この「化かされた話」は、自然豊かな土地で暮らしている人にとっては、よくある話なのではないかなあと思いますが、いかがでしょ?
わたしは、「お義父さんたち本気で言っているの?」と元夫に聞かれるまで、なんの疑問も持っていませんでした。


深夜だしぼーっとしていたんだろうとか、考え事をしていたんだろうとか、居眠り運転をしていたんだろうとか、そんなふうに捉えることもできるかもしれません。同時に、そういう判断をしない、そのまま話を受け入れるという暮らしも、ひとつの生き方だなと思っています。

もしかしたら、空間が歪んでいて、ワープしちゃったのかもしれませんね。

友だちにこの話をしたら、「千と千尋の神隠しみたいだね」と言っていました。
確かに!

こんな感じ?これだとちょっと怖いかも・・・


父と母の不思議な話(ソフトver)、続きます。


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