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一人一人一人展に行って来ました

2021/4/7(水)から西荻窪 BREWBOOKSで開催されている一人一人一人展。歌人 枡野浩一さんの短歌に、イラストレーター 目黒雅也さん・マンガ家 内田かずひろさんの両名がイラストをつけたコラボレーション企画展に行って来ました。

相も変わらず方向音痴の私。西荻窪駅南口を出て、はて?という話はさて置いて。
到着したBREWBOOKSは、小さな公園の隣にあるこぢんまりとしたお洒落な書店でした。
店内に入ると、正面にはお三方の書籍が、左右の壁面には小さな額に入った作品群がずらり。
私が入店したときには、枡野さんが ↓画像上段の額の微調整をされていました。

邪魔になってはいけませんので、それでは反対側の作品から…と、壁に向かい合わせたものの、見えないっっ
棚位置が高めなので見上げる形になり、上段の棚にある額は、棚板で遮られて下の方が見切れてしまいます。
せめてもう少し手前に置いてあればっっ
くるりと枡野さんを振り返ってみると、背の高い枡野さんには普通に見える高さです。
なるほど。枡野さんの身長では問題ないから、気づいていないのかもしれない。もっと手前に飾ってほしいなんて、言ってしまってよいものか。
少々迷って
「すみません…」
と、恐る恐る声を掛けてみると、あっけなく
「そこに踏み台がありますよ」
とのこと。
言われて足元を確認してみると、白い踏み台がちゃんと用意されていました。(笑)

ありがたくお借りして、1点1点じっくり鑑賞。
作品は、1枚の紙の真ん中に枡野さん自筆の短歌、目黒さんと内田さんのイラストがその左右にそれぞれ描かれています。
ハガキサイズの1枚の紙。小さな額縁の中にあっても、イラスト 文字 イラストと並ぶ3つはどれも個性的で味があり、かつ、短歌を軸とした一体感があります。
全てが直筆、全てが合作!
短歌とイラストが個別に存在する “一人・一人・一人”ではなく、三位一体のまさに“一人一人一人”です。
そんな作品が42点(+α)
販売されている書籍の他にも、閲覧用の目黒雅也さんの本や、誌面のコピーを収めたファイルなどもあります。

たまたま私がいたときには人が少なかったので、踏み台を持って店内を移動しながら作品群を鑑賞。
続いて本やファイルを…と思ったのですが、踏み台を掴んでなんとはなしに汚れたかもしれない手で、本に触れたくありません。
ウエットティッシュも持ってきてないし、公園に水道あるかなぁ?
内田さんに尋ねると、お店の2階にあるというので、今度はカウンターにいらした店主にお声掛け。
絶対変な奴と思われる!と、しどろもどろで本に触れる前に手をきれいにしたい旨を伝えると、とてもやさしく2階へどうぞと言ってくださいました。
(店内奥の階段を上ったところに手洗い器があり、ペーパータオルもありました。)
その後、安心して店内の書籍を手に取りながら物色。レンタルBOX的に本や作品が並ぶ棚の中に、TwitterでRTやファボしてくださったことのあるお名前をみつけて、おお~!と嬉しくなったり。
何故か私が芳名帳の、一番最初に記名することになったり。
それから内田さんに頼まれて、内田さんの写真を撮りまくったり。
作品展も書店も、楽しかったです。

現在開催中の一人一人一人展は、2021/4/7(水)~4/30(金)までと期間が長く、4/12・13・19・26・27の定休日以外、12:00~19:00の営業時間内であればどなたでも自由にご覧いただけます。
あ、上段の棚の作品は、身長160くらいの私が踏み台を使ってちょうど顔の前くらいの高さでした。それより小柄の方やお子さんには、少し自由ではないかもしれません。

※↓参照画像
(内田さんの身長は私と大して変わらない⇒訂正:165cmだそうです。)

また、状況によっては踏み台待ちや、密にならないようにご配慮をお願いされることもあるかもしれません。
ですが、BREWBOOKSは一般書店とは趣の異なる、おもしろい本屋さんです。
作品展目当てでいらっしゃっても、しらない方の気持ちが垣間見える本棚は大変興味深く、そちらを眺めることでも楽しめそうです。
今回のような作品群は、その時々の自分によって、心への響き方が変わるものだと思います。
せっかくの長期開催。天候や時間を変えたら、また新鮮に感じるなにかがあるかもしれない。
今度はともだちと一緒に参りますので、よろしくお願いいたします。


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