「USキーボードはいいぞ」ってマックでJKが言ってた。
この記事はデジクリ Advent Calender 2023 16日目の記事です。
デジクリは芝浦工業大学の創作サークルです。
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15日目の記事は (20 th)
バシｼｭｽﾞムｭ・ポリﾘｭファヴーヴァ
さんの「色んな食べ物を素手で持つ」です。
はじめに
皆さん初めまして、蓮田と申します。
デジクリではイラストを描いたり、動画を作ったりして生活しています。
本記事はUSキーボード布教記事かと思いきや NZXT Function Mini TKL のレビュー記事に見せかけた、長めのツイートです。ご了承ください。
キーボードを新調したい
私は約5年の間、PC購入時に付属していたメンブレンのキーボードを使ってきたわけですが、機会があってHHKBを触らせていただいたことでいい感じのメカニカルキーボード買いたい欲が湧いて来たので、これを機にキーボードの新調を決めました。かっこいい周辺機器集めて映える作業机構築してテンション上げたいしね。
さて、今晩あたくしが頂くのは、NZXT Function Mini TKL です。
かわいいでしょう？全部これね、あたくしの子供みたいに思ってるの。
あなたもお好きなの1つ選んでいいわよ。
NZXT の PCケース、H510 Elite を愛用している私がこのキーボードを見つけてしまった以上、もうこれ以外の選択肢を考えられなくなってしまいました……
US配列のキーボードなんか使ったことないけど頑張って慣れていくしかないよね。本旨はかっこいいキーボードを買うことだからしょうがないね。
届いた
米国ヤマト運輸 ロサンゼルス宅急便支店から空輸されて届きました。
「大和」なのに米国なのか……
詳しくは公式サイトやほかのレビュー記事を参照していただくとして、個人的に気になった部分だけ紹介していきます。
75%キーボードなだけあって横幅も抑えめで、隙間なくキーが並んでいて美しい。英字配列特有の長いスペースキーとか、かな入力用のひらがなが書かれていないキーキャップ、白いアルミ製の天板に黒いキーが乗っかってるこの配色、すごくNZXTらしくて大好き。
当初「なんでこのデザインのJISキーボードが無いんだ……」って嘆いてたけどよく考えたらNZXTがJISキーボード出してたら解釈違いかもしれん。
当然、光り方はカスタマイズできます。当分は青と紫のグラデーションで使っていくわよ。蓮田、青紫、好き。イラストでもよく乗算で青紫色乗っけて影にしてる。
左側面にあるホイールと3つのボタンにはキー割り当てとかはできないらしい。このホイールでスクロールできればお絵描き用左手デバイス不要論者になれたのにな……
掃除もしやすそうで
FN + F1~F4 で呼び出せるマクロは何設定しようか迷い中です。クリスタ用に何かマクロ組もうかな？
USキーボードの設定
キーボードレイアウトの変更
JIS配列とUS配列は記号のキーの配置が違う箇所があるので、Windowsの設定から接続しているキーボードに合ったハードウェアキーボード レイアウトを選択する必要があります。これをやっておかないと “\” を打とうとすると “]” が出てきたり、”_” が打てなくなったりします。
CapsLock キーの再マップ
日本語入力してぇ～とか思ってCapsLockキーを押して打ち始めると大文字が出てきます。JIS配列で間違えて CapsLock + Shift を押しちゃったときに発生するアレですね。
US配列で日本語入力に切り替えるためには Alt + ` を押さないといけません。
普段JISキーボードではCapsLockキーで入力言語切り替えをしていたので、Power Toys の Keyboard Manager でCapsLockキーを Alt + ` に変更しておきました。これで使いやすくなったね。
頑張って慣れる
新キーボードでクリスタのショートカットキーを押下する感覚になれるために絵を描いたり、この記事を書くのにも新キーボードを使ったりして頑張ってUS配列に慣れていきます。
絵
めちゃくちゃ季節外れの絵を描きました。
20時間弱の作業を経て、新キーボードでショートカットキーを押下する感覚に完全にも慣れたので、そろそろ正月絵の発射準備をします。
絵以外
本記事みたいにあまり記号を多用しない文章を書く場面では、そこまで誤押することはない印象。元からタイプミス多すぎ人間なだけでは？
もういっそ身の回りのキーボードを全てUS配列のものに置換して、完全にUSキーボードに移行してしまいたいところですが、携帯しているノートPCに搭載されているJISキーボードはどうしても剥がせなくてとても困る。
US配列とJIS配列を併用することによる混乱を防ぐために、試験的にノートPCのハードウェアキーボード レイアウトを "英語キーボード" にして使っていこうと思います。JIS配列ユーザーにPC貸したりしたときに記号打てなくて混乱する様子が見られるかもしれないし。逆に私の方が混乱してしまった場合は、素直にJISキーボードはJIS配列で使うことにします。
終わりに
いい感じのメカニカルキーボード買いたい欲を満たすために、完全に見た目重視でキーボードを選定した結果、USキーボードに手を染めることになってしまいました。
私は生まれてこの方JISキーボードしか使ったことがなく、「US配列がどうしても受け入れられなかったらどうしよう……。」とか心配していましたが、2週間弱使い続けた限りでは「割と何とかなりそう」という印象です。普段からかな入力してる人でもない限り、突然US配列に乗り換えてもだいたい何とかなるんじゃないか？知らんけど。
多少タイプミスがあってもこのキーボードの見た目に免じて許してあげられそう。キー配列の違いなんて些細な問題ですよ、愛さえあればね。
以上、およそ2600字に及ぶ長すぎツイートをお読みいただき本当にありがとうございます……
ただ時系列に沿ってキーボード関連の自語りをするばかりで、まさしく「USキーボード布教記事かと思いきや NZXT Function Mini TKL のレビュー記事に見せかけた、長めのツイート」と呼ぶにふさわしい記事だったと思います。
明日の記事は16th むとうさんの「ウマ娘マチカネタンホイザの「えいえいむん！」からキックを作る」です。
お楽しみに！
おまけ
なんでUS配列とJIS配列で記号キーの配置に差があるのか
US配列とJIS配列の間で記号キーの配置に差が生じた歴史的な経緯を軽く調べてみました。
ソースがWikipediaで大変申し訳ないのですが、引用すると
このうち英数字と記号の配列は、国際標準化機構 (ISO) が当時策定中にあったISO 646に対応するキー配列の標準規格 ISO 2530 のドラフトと整合性が図られた。この配列はASR-33などで使われていたロジカル・ビット・ペアリングのQWERTY配列をベースにしていたが、IBMが使用していたタイプライター・ペアリングのQWERTY配列がセレクトリック・タイプライターやIBM PCの成功を受けて米国で広まり、1980年代以降にデファクトスタンダードになった米国英語キー配列と記号キーに差異が生じることになった。[3]
それぞれ配列が制定された経緯が違うらしく、まとめると
JIS配列：ISO 646 で規定される文字コードの下位4ビットが同じコードを持つ数字と記号を組み合わせたロジカル・ビット・ペアリングをベースに制定
US配列：IBMが使用していたタイプライター・ペアリングが米国内で広まったことでANSI規格として制定
日本は規定されたルールに適応しようとする一方で、アメリカはそのときの多数派に合わせてルールを規定する性格が、成文法主義と判例法主義みたいな、法の存在形式の差とかに繋がっていそうで面白いですね。知らんけど。
JIS配列にはJIS配列固有のキーがあるとはいえ記号の配列くらい統一してくれたって良くないか？
あと Fn と Ctrl が逆になってるキーボードは、今度私が滅ぼします。
」って、さっきマックで女子高生が言ってた。
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