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40歳で一から英語を学ぶとは?

僕は顔が濃いからなのか(?) そもそも英語が話せる人だと思われることがあるが、40歳くらいまでは海外旅行での決まったやりとりとか以外はほとんど話せないという表現がぴったりだった。日常でほぼ英語を使う機会が無く、困ることもない。

その後あることをきっかけに少しずつ学びを続けて、今は海外での英語のワークショップに通訳なしで参加したり、英語でコーチングを受けたり、少ない人数ながらも外国人と英語でコーチングセッションを行えるようになった。

もちろんそんなに流暢でも無いし、今でも困ることも沢山ある。

もっと、効率的に英語を学んだり活用していく方法はあると思う。こーしておけばよかったと思う事も沢山思いつく。

これはあくまで僕の経験で、自分で振り返っておければというメモ書き。同時に40代から新たなことを学ぶという自分のライフテーマにもつながるのでまとめてみた。誰かの役に立つかどうかはわからない。


英語は必要という「頭の理解」から、もっと直接いろんな人と話したいという「体の欲求」へ


2006年からCTI https://www.thecoaches.co.jp でコーチングやリーダーシップについて学ぶようになり海外のリーダーやコンテンツに触れていく中、英語が話せないのは通訳がいるので問題ないのだけど、やっぱり直接話をしたいという気持ちが湧いてきた。

今思うとコーチングを自分自身受けて、本当に何を欲しているのかに意識が向く状態があったことも大きかったかもしれない。事実仕事にすぐに活かせるわけでもなかった、ロジカルに考えれば考えるほどやる必要はないとも言えた、だけど体は欲していた。


ちなみに以前の僕の英語レベルは、嫁の証言をもとにすると、

「はっしーは、"ア、ハ" という相槌しかうってなかった」とのこと。

正直これにはあまり反論できない。


学びの始まり

2011年、独立した翌年。
何がきっかけか全く覚えていない、当時流行りのフィリピンとのオンライン英会話を受講。1回25分の授業を月に6回程度受ける。

本当に初歩の英会話。とにかく毎回緊張気味だった。相手に言いたいことが伝わってない反応を見るのは、慣れるまで結構辛いし、なかなか慣れない。


なので気がつくと、自分が聞く方まわろうとして結果「アハ、アハ」と相槌モード。

アウトプット少なく、上達しないなというジレンマが続く。単語を並べた会話のような雰囲気の代物。


Donna、Careという20代の優秀なフィリピン女子二人に支えられ、なんとか楽しくは過ごせるようになるものの、単語並べたおしゃべりの領域をなかなか出れない。


先生たちはとってもいい人で、後日フィリピンに行く機会がありその時には夕飯を一緒に食べたり、治安の問題で地元の人がいないと行けないようなマーケットも案内してもらったりした。Donna と Care には感謝。学びの開始が彼女たちで嫌にならず助かった。

しごとに絡める


2013年に日本でのCTIリーダーシッププログラムにアシスタントとして参加。


2人のうち1人は海外のリーダーだったため、リーダーチーム全体打ち合わせは英語。
僕以外のアシスタント3人は通訳も兼務。要は英語に不自由しそうな人はぼく以外にいない。


ちょっとした自己紹介やチェックインも緊張しまくり、というかチェックインなのに前の日から何を言おうか考えてたりして(それってチェックイン?w)。

ただ、そういったことにはだんだん慣れてくる。関係もできてくる。
けれど自分の言いたいことを話せるようになるわけでもない。


なんとかしたいと思ってアシスタントの一人にヘルプを出し、週一回朝8:00からスタバで英語で会話することに付き合ってもらう。

とにかく英語で話すことになれる事だけに集中している感じ、ここまで全く文法がどうとかそういった類の問題にぶち当たる以前の問題。


この頃面白い気づきがある。

毎回朝8時なので、前の日の睡眠時間やコンディションが英語を話すことに大きく影響することに気づく。

とにかく寝不足や前の日に深酒した翌朝は、びっくりするほど英語が出てこない。


死ぬほど自己嫌悪に陥る。

池の鯉のように口を開けたまま、"Let me see" ということもできない。

普段は慣れた日本語だからお茶をにごせているだけで、実はこういった影響があることを実感、その後体調管理に目覚める。(嘘


この年の暮れに、上海で行われたCTIのグローバルトレーニングに参加。日本人一人。もちろん全編英語、3日間のトレーニング。

「言葉なんて関係ないよ、はっしーいい機会になるよ」

と海外のリーダーに勧められたことがきっかけ。


トレーニング前日、ホテルで同部屋のドバイに住むジェフというオーストラリア人に誘われて明日から一緒に参加するトルコ人の女性と3人で夕飯を食べにいく。


衝撃的なくらい話についていけなくて辛かった。英会話の先生ではないので、もちろん僕の話を手取り足取り聞いてくれたり言い直してくれたりしない。

どんどん話は進んでいく。その場所にいる、記念写真で楽しそうにうつるのが精一杯。


ただでさえ、おしゃべで目立ちたがりなところがある僕にとって存在価値を揺さぶられる事態。

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翌日からのトレーニングはもともと知っているコーチングの文脈があるので、なんとかついていく。話すだけで無く体も使って。
最終日は実際のワークショップを仲間とリードするが、これは大変だったがなんとか乗り切る。


最後の日の打ち上げは、終わった開放感とそれまでにできた関係性、お酒の力を最大限に活用してみんなと楽しく過ごす。ぎりぎりセーフの下ネタ未遂で笑いを取ることも体験。


この時の仲間はいまでも会う機会があると、少し違ったつながりを感じれる。


このころ、少しだけ英語に関して成長を感じた僕は、調子乗って海外のオンラインでのワークショップにも参加。時間が毎回日本時間で夜中1時スタートなので、まずは参加することが必死。

まだお互いの顔が見れない状態での、オンラインプログラム。

少しだけ、英語でもいけると思った僕の自信は打ち砕かれる。表情やボディランゲージを封じられ、全くといっていいほど話すことが伝わらない体験をする。

毎回散々必死に喋ったあとに、
“hard to understand what you said”
(あなたのいっていることはわからないわ)

というコメントがなんどもかえってきて、重度のオンライン恐怖症に。
これは今でも若干影響している。

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自分が話したいことに集中


翌年、もう今は無いバイリンガルFMという英会話スクールに通う。


ここは自分が話したいシチュエーションを想定してスクリプト(こんな会話になるだろうというセリフ)を先生とつくってそれを丸暗記して自分のものにしていくという学習方法。

1 on 1 とグループレッスンがあって初めのうちは両方に出ていたが、途中から1on1のみの参加。


ここまで自分なりに英語の学びで気づいたことは、自分がとにかく話す、アウトプットしない限りほとんど上達した感覚は得られなかったことがある。

「聞き流すだけで上達」そんな人見たことない、石●遼の嘘つき!


グループレッスンは一般的な話だし、僕はアウトプットしたく話しまくるので、他の参加者に嫌な顔されたのを覚えているw  なんとなく合わないのでやめる。


1on1レッスンは自分のとってよかった。
例えばコーチングの説明を初めての人にするシチュエーションを想定した会話のスクリプトをつくって必死に覚えたりした。

自分が本当に使いそうな会話をとにかく丸暗記、これがすごく役立つことに気づく。

自分の興味のある分野の丸暗記が僕みたいに一から学ぶ人にはいいと実感がある。


1年弱くらい通って、特定の分野では前よりも少しだけ長い会話ができるようになった。


脱線話、

ある時レッスンとは関係なくでこのスクールの目の前を通ると、そこに僕の担当の先生がいた(イギリス人、20代の若い男の子)


よく見ると結構酔っていて、教室で会う時よりもちょっと元気がなさそうなので「どうしたの」と聞くと、そういえばヒロキはコーチングやってるんだよね、少し話聞いてもらってもいい?と言われる。

ドキドキ・・・。


彼は実は彼女に振られて、住む場所とかのことも含め日本にいるのが難しくなりそうとのこと。振られたショックと自分のキャリアの選択を迫られいた。

今、こう書くとコーチングにぴったりなテーマだ!

実際は

ここまでの学びも虚しく、驚いた僕は全く英語は出て来ず、コーチングでいえば「沈黙」のスキルを敢行、30分くらい「ともにいる」ことしかできず。

彼は別れ際「ありがとう」といって渋谷方面に帰っていった。それ以降スクールでは彼にあうことはなかった。

そんなにすぐにはうまくいかない。


発音


2015年、フィリピンに行く機会があり、以前お世話になったDonnaとCareとセブ島で会う。せっかくなので英語のトレーニングも受講(英語短期留学そのまた短期Ver.)

ここで今までに受けたことのないトレーニングがあった、発音だ。
フォニックス発音トレーニングがプログラムの中にあり、今まで取り組んだことがなかったので新鮮だった。


She sells seashells by the seashore.The shells she sells are surely seashells.So if she sells shells on the seashore, I’m sure she sells seashore shells.

という定番の早口言葉(?)も含めて、やたら声に出す練習を、事あるごとに訂正される繰り返し。

今でも忘れない、20歳のドSな先生に指導され、なにか自分の新たなリソースが目覚めそうになる。

激しく顔の筋肉使うので、顔が筋肉痛にになることを知る。これ女性の美容には間違いなくいいと思う。


リスニングは今でもそんなに得意とはいえないが、これを境に少し今までと違ってきた実感がでた。あと発音のルール的なものが少し理解できたので、初めて見るものを前よりは読めるようになった。ドSは40代を救う。

よく発音は関係ないという人もいるけれど、僕の実感から発音大事派に所属。


ここまで途中途切れたり、集中して学んだりしながら、2016年にはじめてクライアントとして外国人コーチに英語でのセッションを申し込む。


書いてみてわかったが意外と長い振り返りになった、一旦今回はここまで。
続きは来週くらいに。


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