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学生団体のコアメンバーになって半年で見えてきたもの

初めまして!はっせこと長谷拓海です。note初投稿します!本当はFacebookにあげるつもりで書いてたのですが、思ってたより長くなってしまったのでnoteにしました笑。

はじめに

2018年12月15日。僕は学生団体Table For Two University Association(TFTUA)の 11代目関東コアに就任しました。それから半年余りがたち、関東コアの任期も既に半分を切っています。ここで、この半年を振り返るとともに自分のこれからについて考えてみました。

想像できない自分になる

半年前、この関東コアとしての1年間を通して自分がどうなりたいかを考えました。そして、当時の自分からは想像できない自分になると決めました。かなり抽象的ですが、それは具体的に想像することによって自分の可能性を狭めてしまうことが嫌だったからです。

「こうなりたい」という願望は時として「こうならなければいけない」という思い込みになりかねません。また、目標を定めると、そこまでで満足してしまいその先を目指さなくなってしまうのが人間の心理です。

それよりもこの1年間で経験を積み、僕の志す国際協力のキャリアに向けて成長したいと考えました。

コアとしての活動

関東コアとしては、各大学で活動するTFTメンバーどうしの交流を目的としたイベントを企画・運営しています。毎月のUAミーティングに加え、フィリピンスタディーツアーや夏合宿など毎年行っている恒例イベント、新しいオリジナルイベントも考えます。

僕はもともと昨年学園祭運営委員をやっていたこともあり、イベントの企画・運営は好きでした。なので、これらのイベントの内容を考え、参加者を集め、当日運営することはとても楽しく、充実していました。

ただイベントを打つだけでいいのか

ですが、数か月が経ちがむしゃらにイベントを打つ中で、自分の中の違和感に気がつきました。それは、イベントをただ作っているだけで、何のためのイベントかという目的を見失っていたことです。

楽しいから、毎年やっているからということはイベントを打つ目的にはなりません。目的のないイベントは、マンネリ化したつまらないものになってしまうのではないでしょうか。

そうなった理由の1つは、イベントに追われる中で関東コアとして具体的に目指すべきところを明確にしてこなかったことです。その軸がなかったため、それぞれのイベントの目的も定まっていませんでした。

改めて考えるとこれはとても難しいことだと思います。組織として目指すところを明確にするには、その組織のことをよく知っていなければいけません。でも、関東コアに就任したばかりで目標を定めようとしても、組織のことをよく知っているはずがないのです(これは、現在の単年度で入れ替わっていく関東コアの制度にも問題があると思います)。

だからこそ、組織のことを知ってきて課題も見えたところで一度立ち止まり、自分たちの目指すところを見つめなおす必要がありましたが、イベントに追われてそれをできずにいました。

転機は春合宿

 そんなとき、ゴールデンウィークに行われた関西のTFTメンバー主催の春合宿に参加しました。当初は「関東コアやってるし参加するっしょ笑」くらいのノリだったと思います。そんな動機とは裏腹に、この春合宿は関東コアにとって、そして自分自身にとっても大きな転機となりました。

関西を中心に全国から集まったUAメンバーと琵琶湖の湖岸で遊び、山の上の宿舎でTFTについて語り合う中で、自分が関東という狭い範囲に囚われていたことに気が付きました。

TFTプログラムを導入している大学は全国にあって、確かにその中でも関東の大学は多いけれど、それが全てではない。なんなら関西の大学の方が数が少ない分、1つ1つの大学に熱量があって、活動が活発なようにも感じました(関東の人たちの熱量がないということでは決してないです)。

こうして春合宿でTFTのことを見つめなおす機会を得たことで、組織として取り組むべき課題もわかりました。同時にその課題が関東コアの力だけではどうしようもないこと、今年1年の任期だけでどうこうできる問題ではないこともわかりました。

具体的なことは省きますが、長期的に見た中で今年の11代目関東コアが果たすべき役割も見えたので、全国と連携を取りながらこの先半年間取り組んでいきたいと思います。

情報の集まる環境を整える

この春合宿は、僕自身のこれからを考えるうえでも大きな転機となりました。それまでの僕は、12月にこの1年間で成長すると決めたにも関わらず、TFT以外に国際協力に関わる活動をほとんどしていませんでした。

理由を考えると、TFTの関東コアをやっているという現実に甘んじて、自分から動く努力を怠っていたように思います。

春合宿でTFTにとらわれず幅広く活動している人たちに会い、たくさんの刺激をうけました。その中でも関西で広く活動している友人の、
「自分が行動力あるのは、情報をたくさん持っているから」
という言葉をよく覚えています。

逆に、情報さえ持っていればだれでも行動できるということです。それを聞いて、自分が情報を集める努力さえしていなかったことに気が付き、恥ずかしく思いました。

まずは情報を集めよう。そして、情報を集める上での理想の形は、自然と情報が自分に集まってくる環境を作ることだと考えました。

では、どうすればその環境を作ることができるのでしょうか。

僕は、それには人とのつながりが必要だと考えました。自分の環境を決めるのは周りの人間だからです(環境については、そのうち書きたいと思います)。ならば自分と同じような分野で活動している人たちとつながれば、自然と情報も集まってくるのではないでしょうか。

そうしてモチベ爆上がり状態で春合宿から帰り、久しぶりにFacebookを開きました。Facebookでイベントを見つけて参加するのが一番の近道だと思ったからです。

国際協力系のイベントに興味ありを押しまくり、自分が参加したいかつ予定の合うイベントを探しました。そうして実際に参加したイベントをきっかけとして、新たなつながりも生まれたので出だしは上々です笑

自分のやりたいこと

関東コアの任期も残り半年を切り、本格的にその先について考えるようになりました。学生団体の運営という身に余る大役を果たし、その後が中途半端ではせっかく経験を積んだ意味がなくなってしまいます。ひとまず、国際協力というキャリアにつながることを軸に据えて考えました。

僕が国際協力をキャリアにする上でまずやらなければいけないことは何か。それは自分の分野、取り組み方を決めることです。貧困、飢餓、インフラ、教育、農業等々様々な分野に加え、切り口もNPO・NGOや政府機関、国際機関、民間企業、フリーランスとたくさんのセクターがあります。

分野に関しては、これまで現地で必要されているのに手が行き届いていないところに関わりたい、と漠然と思っていました。

ですが、今はそれよりも自分の興味のある分野に取り組むことの方が重要だと考えています。

なぜなら、「この支援が必要だから」という義務感から取り組むよりも、「これに取り組みたい!」と自分が好きでやっていることの方が楽しいし、継続することができると思うからです。

 その観点で考えたとき、自分が取り組みたいのは「食」の分野だと思いました。それはTFTという団体に入っていることが理由ではなく、そのもっと前から「食」という分野に関心があったからです。

この分野に関心を持った理由はいずれまとめようと思いますが、僕が昔から食べ物を残すことが何よりも嫌いなこと、その思いから派生して、先進国と途上国の食糧バランスの不平等を何とかしたいと思ったこと、が主な理由です。

 一方切り口については、何となく政府機関や国際機関よりも民間の方がいいなぁくらいにしか考えられていません。おそらく僕の一方的な権威への偏見も入っているので笑、それぞれのセクターへの理解をもっと深めることが必要です。そのためにも、各セクターで取り組む人の本を読んだり、実際に自分の目で活動を見ることで、偏見なく自分に合った切り口を選んでいこうと思います。

これは、自分がアフリカに行きたいという気持ちへの目的付けにもなりました。これまでも、サブサハラアフリカに行き自分の目で現地を見たい、と思っていましたが、現地に行くことそのものが目的になっていてそこで何を見るのかが明確でありませんでした。

あくまで現地を見に行くことは手段でしかありません。それぞれのセクターについて知り、自分に合ったものを見つけるという目的を持てたことは最近の進歩なのかなーと思います。

まとめ

ここまで読んでくださった方は、ありがとうございます笑。
実は先日、古賀史健さんの「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を読み、これを書きました。本文中に「書くことは考えることだ」とあったとおり、自分の感じていることを文字にすることで、より深く考えることができたと思います。

まだまだ文章も思考も未熟で学ぶべきことが多いので、これから少しずつアウトプットしていきます。これを書いて絶望的に筆が遅いこともわかりましたが(2週間くらいかけて書きました笑)、継続が大切なのでがんばってnote書きます。
残り半年弱、関東コアを全力でやりきるとともに、その先も見据えて動いていくのでよろしくお願いします!

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