「メール・プラール」(フランス)/ビスケット部レポート第一回

日本の店頭で売られているパンやビスケットには大抵マーガリン/ショートニングが使用されている。

このマーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸は、心筋梗塞やアトピーなど人体に悪影響を及ぼす可能性があるとして、海外では使用が規制されたり含有率の表示が義務化されている。

時々無性に食べたくなるものの、トランス脂肪酸を取りたくないために、今までビスケットの接種をためらってきた。コンビニのプレーンビスケットに手を伸ばしては引っ込める日々。

ビスケットたべたい。
素朴な味のビスケットがたべたい。
できればなかしましほさんレシピあたりで自分で作りたいけどあいにく腱鞘炎なもので…。

うう…


そんなある日、ふと気づいた。

「外国産のビスケット食べればいんじゃね?」

外国産ならトランス脂肪酸も含まれないだろうし歴史もあるしバリエーションも豊富なのでは?

そこで早速おいしい外国産のビスケットを求めて成城石井を物色してみた。

いやー、色々あるね。

ありすぎてどれがおいしいのかわからないね。

というわけで、片っ端からビスケットを食べてレビューしていこうと思いたったのだった。

第一回目に取り上げるのはフランスの「メール・プラール」のガレット(イズニーAOPバター使用)。

原材料は小麦粉、バター、砂糖、卵、食塩、香料のみ。

ふむふむ、シンプルでんまい!

ノルマンディー産のバターの風味はしっかりしていてそれでいて重くない。

表面に塗られた卵黄のやさしい甘みがどこか懐かしさを感じさせる。
昔母親が作ってくれた手作りクッキーの味に似ている。

歯ごたえは程よく固く、噛むと少しじゃりっとする。

ほろほろ崩れるよりある程度噛みごたえがある方が好きなので、欲を言えばもう少し固くてもいい。でも市販のものならこれでも固い部類に入りそう。

ビスケットの表面には世界遺産モンサンミッシェルの型が押されている。

モンサンミッシェルの老舗レストラン名物おかみ「プラール母さん」秘伝のレシピで焼き上げたとの事で、モンサンミッシェル土産として有名なんだそうだ。

16枚入り125gで420円。お値段も手頃。

またリピートしたいけど、別ラインのパレも気になるな。


次回はイギリスのビスケット「ダッチー オリジナルズ」を紹介します。

資料購入などに使わせていただきます(_ _)