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セルフで名刺の小口染めをする

名刺は特殊印刷が手ごろな値段で試しやすいので遊んでしまいがちなのですが、今使っている名刺は自分で疑似小口染めをしてみたものです。

小口染めとは大まかにいうと本の側面、紙の厚みの部分に着色すること。

もちろん印刷所さんに頼んでやってもらうこともできますが、自分で安く済ませられないかと思いネットで調べた結果、いくつか試している情報がありました。

今回試したのは以下の三つです。

①ポスカで塗る

②スタンプ台で塗る

③蛍光ペン(リキッドマーカー)で塗る

ちなみに名刺の印刷はグラフィックさんで、コート225kg/デジタル厚盛ニスです。表面が盛り上がるニスは小口染めに向いていないと思いますが、これでできたら大抵の紙でできるだろうということで。

結果から言うと、①②のポスカとスタンプ台はインクが滲んで失敗でした。


左がスタンプ台で塗ったもの、右がポスカで塗ったものですが、どちらもかなり滲んでしまっています。新品なのでインクが出やすいとかいろいろ改善点はあるかもしれませんが、何枚も試作に費やすわけにはいかないので没。


対して、③の蛍光ペンは滲まずにうまくいきました。

一回だけだと塗り切れないので何度も往復して塗ったのですが、そのぶんの色ムラもなくきれいに仕上がりました。乾燥後の色映りやべたつきもありませんでしたが、一枚一枚が軽く貼りついてしまったのでペリペリ剥がす必要があり少し手間でした。

使用した蛍光ペンは百均で売っていたちょっと太めのものですが、他の蛍光ペンやコピックの太いほうで試したところ、色にはばらつきがあっても滲みはしなかったのであのペン先がポイントなのかもしれません。

というわけで、ポスカ、スタンプ台、蛍光ペンの中では蛍光ペンが小口染めに向いているという結果になりました。安く手軽にできて見栄えがいいのでわりと満足です。ただ配るときに「あっこれ二枚…剥がすのでちょっと待って」ってことが多発したのでしっかり剥がした方がいいと思います。


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