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見守りは入浴サポートとして成り立つ?

うちの会社には、おでかけサポートをするDeleta!(デレタ)というサービスがあります。

「入浴サポートの依頼をもらいました!」
「見守りがあると安心。と言って申し込みをしてくれそうなんです。」
「行けるようにしてあげたいんですが、対象となるかわからなくて・・・」
「見守りでも入浴サポートが成り立ちますか??」

ざわつきポイント

・お客さんが求めるサポートとやってあげたいサポートを分けている?
・介護における「見守り」の意味をどうとらえてる?
料金がなにに対する対価なのか知っていることはめちゃ大切!

ほしい介護・やってあげたい介護

介護のせかいでは、この不一致がよくおきるように感じます。
「きっとこれ難しいだろう!」てな感じでやってあげる。
でも、利用者さんは手伝いなくてもできることで、ありがたくもない。

買い物におきかえてみます。
「シチューのルーはあるけど具材が無いから買いにいこう♪」
にんじん・じゃがいも・お肉をレジに。
店員さんが「カレーのルー忘れてる!」と勝手にルーをカゴに。
なぜか高級カレーを勝手にかわされる羽目に・・・

かたちある商品はこのように、ほしい・ほしくない。がわかります。
では介護はどうでしょう?

相手がなにに困ってサポートをしてほしいのか?
客観的に見てもサポートが必要か?
2つを丁寧にていねいにコミュニケーションを通して探っていくことが最初の売り物ではないかな。と僕は考えています。

一見サポートが必要に見えても、相手がこまってなければおせっかいです。
「なにかお手伝いすることはありますか?」
と聞くことがほんとうに大切です。

商品としてお届けできるのは真ん中の部分だけ

見守り・付き添い・介助とは??

これ、同僚とおなじ意味でつかっていますか?
これらを選ぶちからにプロフェッショナルの精神が宿ると考えています。

●見守り
自立した活動を離れてかんさつ、サポートや環境をととのえる。
例)ちょくちょく様子を見に行く。必要におうじて声掛け。

●付き添い
物理的にそばでサポートを提供する。常にいっしょに行動する。
例)外出や買い物に同行する。イベントやレクにいっしょに参加する。

●介助
自力ではむずかしい事を代わりに補助する。からだの機能を補う。
例)食事を口へはこぶ。立ち上がりを助ける。

まとめ
見守り:自立していること・あんぜんなことに注目する介護
付き添い:活動することを促す・相手の安心感に注目する介護
介助:からだの機能のかわり・日常生活ができることに注目する介護

最初のしつもんの状況は、見守りと付き添いのハイブリッドな介護をすることにお金をいただく。ということです。

つまり、
あいてが安心感を持つためには?
温泉の中のあんぜんはどう確保する?
どんな環境になってたら全部自分で温泉たのしめる?

これらを考え、ととのえるから料金をいただけるわけですね!


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