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なんで変化を楽しめるの?

あるスタッフから部署の方向性をおおきく変えるときに聞かれたことです。

「新しいことが始まって、チームはバタついたり心配したりしてます。」
「でも橋爪さんはそんな様子もすごく楽しそうに見てますよね。」
「なんで変化をそんなに楽しめるんですか??」

ざわつきポイント

・なにか変えるとたいてい部署はバタつく
・心配は、やってみる。でしか消せない
・そのうち変えたことがルーティンになる
習慣になると知ってるのに始めることはしんどい!!

変化がしんどいワケ

人は一定がだいすき。
それは恒常性という身体のチカラがあるからです。

恒常性(こうじょうせい)

・あつくても寒くても36度くらいの体温を保つためのチカラ。
・もっといろいろムズい事あるけどそんな感じ!

熱が出ちゃうとガクブルしておちつかないですよね。
つまり身体の中がいつもと同じ。ことは、おちつくワケです。
こんなチカラが心理的にもあります。

維持バイアス

・現状維持がいちばん安全だ!と考えがちになる心の恒常性のこと。

いつものごはん屋さんで「いつもので!」的なやつです。
つまり変わったもの食べたら、まずくて心が乱れるのでは?
ってなり、いつものを食べるとおちつくワケですね。

2つがせっせと働くと、からだの中も外もいつもと同じにしたくなる。
変化がしんどいのはこいつらが働いているからです。
質問をもらったときのチームがまさにこれですね。

変えることはすごい事でも、えらい事でもありません。
だってそうやって人間は生き残ってきたから。
どうしても必要になって変わってきたとも言えます。

では、あえて変えていくにはどうしたら良いでしょう?

どうなったらMAXハッピー??

「失敗したらどうなっちゃう?」
違うことをしようとすると、こんな考えになりがちですよね。

いちばん理想の形は?
僕が変化にむきあうとき、最初に考えることです。

いろいろムズいことはあるけど、ぜんぶ無視。MAXハッピーから考えます。
次にストレスもないくらいすぐに始められることをソッコーで始めます。
僕は、みんなに「やる。」と公言することが多いです。

この時点で、具体的なことはいっさい決めてないことがほとんど!

流れはこうです。
①MAXハッピーなゴールを考える
①’「やる。」と公言する。
②いまの現状はMAXから見て10点中なん点か?
③いまの点に+1点するには具体的になにが必要か?

この考え方はSFA(ソリューション フォーカスト アプローチ)
という心理療法のテクニックです。
僕は①’の部分で、変えない。という逃げ道をつぶします!

僕が変化をたのしめるワケは、
10点との大きい差をみて「どうしよう?」ではなく
+1点するという「すぐにできる・結果がみえること」に注目しているから。
ウジウジしてるよりも1ミリでも前進したほうが楽しいに決まってます。


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