競走馬個別メモ 2022 ステイヤーズS シルヴァーソニック

 
ステイヤーズS 勝ち馬 シルヴァーソニック
主な戦績:ステイヤーズS(G2・2022) ジューンS(3勝・2021)

作成日:2022.1.1

競走馬特性面 

SM1 【SP持続力・後半型】【後半型】【持続型】
【専用メモ】出負け癖
【所感メモ】高いレベルのロングスパート戦に? 相手なりの感も
作成日 2022.3.21

過去成績・データ(2022.12.5時点)

前走:ステイヤーズS(G2・中山芝3600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
3.46.3 1着(良)-0.1秒差
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 64.8-59.4
緩い流れからの後半1000mからのSP持続力勝負の形。比較的純粋な後半勝負の形になった印象だが、後半4F目で11.5秒と一気に加速しながらコーナーを回って行く形。

予想コメント
【休み明け初戦】久々も適条件・力出せる仕上がり
【調教】乗り込むも平凡 
★昨年3着馬 昨年上位馬を逆転できるか

個別レース回顧
【決め手】終始内々でスムーズな競馬・直線加速力で違いを見せる

好発も少し控えるそぶりを見せつつ、1角で内に潜り込んで好位のインを追走。道中は好位内目でジッと我慢する形の追走が続き、2周目3角までに少し位置取りを下げて中団のインを追走。2周目3~4角をラチ沿いから抜群の手応えで進出してきて、直線入口ではコーナーワークの差で速3.4番手の一角に進出。直線も序盤でスッと加速を見せてラチ沿いからスルスルと伸びを見せて、最後の1F地点で先頭に躍り出る。そこからゴール前にかけては更に加速を見せて後続を突き放し、最後はさすが差し馬に詰め寄らたがそれでも3/4馬身の差をつけての快勝だった。

終始内ラチ沿いを回る形でコース取りの差は出た内容だと思うが、好発から楽な形で好位のインを確保するなど序盤で良い位置を取れて楽に運べたのは大きいと思う。またペースが上がっての勝負所である2周目の3~4角にしても馬なりで回ってきたし、見るからに他馬との手応えに差があった印象は強い。直線もラチ沿いの狭い所を楽々と突き抜けて来たし、昨年とはずいぶんと異なる内容を見せる形になった。3000m以上の路線で安定した内容を残せるようになっており、来年春の大一番を見据えるとここでの結果と内容は非常に良い材料になると思う。

陣営・騎手コメント
(D.レーン騎手)
「スタートしてすぐに内ラチ沿いの有利なポジションが取れました。最終コーナーでは厳しい位置になったけど、直線でスペースができたらすぐに反応していい脚を見せてくれた。長距離なら重賞でも強いところを見せてくれると思います」

2走前:天皇賞春(G1・阪神芝3200m)

タイム・着順・馬場状態・着差
中止・(稍重) ---
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続・失速型 60.5-60.3  平均ペースだが中盤でかなり緩んでいて、さらに後半5F目から再度加速していく後半SP持続力勝負の展開。その中で最後の1Fで大きく失速していて、稍重の馬場状態を考えてもかなりタフな競馬になっている。最終的には持続力勝負のような雰囲気だと思う。

予想コメント
スタミナ豊富・上手く立ち回れば
【調教】元気は良いが
★この距離は得意 斤量2キロ増 ワンパンチ不足気味も相手なりには 大外枠が…

個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
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3走前:阪神大賞典

タイム・着順・馬場状態・着差
3.05.4 3着(良)0.4秒差 
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・失速型 63.1-59.0
緩めの流れから後半のSP持続力勝負の展開。後半5F目から明確にペースが上がって最後の1Fで失速する形。最後は持続力そのものを問われた印象 
  
予想コメント
【休み明け初戦】長丁場は安定・コントロール効けば
【調教】攻め常に動く 
★成績安定傾向 このメンバー構成なら?

個別レース回顧
【出し切る形・立ち回り噛み合う・上位馬には加速の差出る・一定の持続力は見せる・完敗】
【中団待機・内】【3角で動く】【3~4角内通す】【4角馬なり】【直線序盤ジリ伸び】【最後1Fしぶとく伸びるも】【G前追撃封じる・3着】【完敗】

発馬五分から中団内目を追走。道中は中団でスムーズな追走を見せ、3角からはジワッと押し上げの態勢に入る。3~4角は内を馬なりで回して直線入口で追い出しを開始。直線半ばで上位2頭に囲まれる感じになるシーンもあったが、直線での伸び脚そのものがジリっぽく抜け出せない。囲みが解けた最後の1Fからの伸びもジリジリでゴール前は4着馬(マカオンドール)に際どく詰め寄られたが何とか封じて3着を確保した。
     
ソツなく乗られて上手く立ち回った感もあるし、最後もしぶとく伸びを見せて来たと思う。4角の手応え的には直線もっと伸びてもと思えたが、加速力という面で上位には見劣った感じ。それでもこのメンバー相手に一定の内容は示したし、持続力という面でもそこまで大きく見劣らなかったと思う。相変わらずワンパンチ不足するところも示してはいるが、3000mを超える距離でも安定した走りを見せている事は評価できると思う。 

陣営・騎手コメント
(川田将雅騎手)
「前回よりはるかにいい内容で道中を走ることができたぶん、重賞でもここまで頑張れました」 
 

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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