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有馬記念 出走馬個別メモ ブローザホーン


【競走馬特性面】

SM1 【SP持続力・標準型】【前後半型】【後半型】【持続型】【直線加速型】【重馬場】
【専用メモ】晴雨兼用型 重馬場 直線再加速型
【所感メモ】後半SP持続力型? 意外と加速良 使える脚は限定的? 長距離向きの感も 
【最終更新日】2023.7.17

【前走結果・レース展開】

京都大賞典・競争中止
S(スロー)後半型 後半SP持続型 重馬場 61.6-59.8

平均寄りのスローという流れから3角で少し緩んだ後に再加速して後半4FのSP持続力勝負という展開。重馬場という馬場状態でもあり、その中で意外と速いラップを問われた形になると思う

【前走予想コメント】
渋化が残れば・晴雨兼用
【調教】躍動感出る
【事前予想】
持続力そのものは高い印象で、後半のSP持続力勝負の展開で僅かに浮上の余地を残す。現状では時計面の課題を残しており、渋馬場の方が都合は良いかも

【前走決め手】
中団追走も直線で競争中止・向こう正面で既に異変が? 
【前走個別レース回顧】
発馬五分から少し控える形になって中団内目を追走。ただ3角手前で後方待機組がジワッと動き出したタイミングで手応えが悪くなり、3角で余力が無いのかズルズル後退。3~4角は内を回ってムチが数発飛ぶも馬の反応は無く引き続きズルズル後退。4角手前で最後方まで下がってもまだ促されていたものの、4角でようやくヤメて直線入口で競争中止。

中団内目とまずまず良い位置で運んでいたが、向こう正面で少し手応えが悪くなって3角以降はもう余力が無いのかするずると後退。向こう正面ですでに何らかの異変があったと考えられるが、今のところその詳細は不明。想定よりも馬場が重くなってこの馬向きの条件になったと思われていただけにちょっと残念な結果。まぁ馬場が原因という事は考えられ難いが、まぁ今回は度外視できると思うし次走改めて注目してみたい。

【前走関係者コメント】
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【2走前結果・レース展開】 

札幌日経オープン・1着(-1.0秒差)
S(スロー)後半型 瞬発型 62.3-60.9
【2走前予想コメント】
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【2走前決め手】
4角先頭で直線後続を引き離す・長距離適性の差を見せる
【2走前個別レース回顧】
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【2走前関係者コメント】
(岩田康騎手)
 重賞でも勝ち負けできる馬ですから、オープン特別の今日は強気に乗りました。道中は怒りながら走ってましたが、いいポジションが取れましたし、ラストもしっかりと脚を使ってくれました。力をつけています。

【3走前結果・レース展開】

函館記念・3着(0.4秒差)
H(ハイ)前半型 後半SP持続型 60.0-61.4 

平均寄りのハイペースという流れで、道中は終始12秒台のラップで3~4角で僅かだが加速を問われる形。ラップ的には後半SP持続力勝負の形になっていると思うが、稍重の馬場状態でもあり持続力勝負寄りという印象。その中でコーナーである程度動いていった馬が1~2着で、3~5着は後半の持続力で浮上してきた感じ

【3走前予想コメント】
晴雨兼用の脚・函館の馬場合う
【調教】軽快な動き目立つ 
【直前・変わり身診断】A・バネの利いた切れのある動き、気配上々
【事前予想】
力の要る馬場の適性高い。ここは相手強化と距離短縮の対応がカギ

【3走前決め手】
後方待機で後半勝負に徹する形・最後1F猛追も届かず
【3走前個別レース回顧】
若干出負け気味から序盤から控える形をとっての後方待機策。道中は後方2番手まで下げてじっくりと脚を貯めるような感じで追走して、3角で各馬が動き出しの態勢に入っても自身は後方インで貯める形。4角手前で最内を衝く形から進路を探しつつ仕掛けて行って、4角で一気に仕掛けて直線も内を衝く構え。それでも直線は外目に出そうとするも壁になっ持ち出せなかったが、即座に内に進路を切り替えて最後1Fで内から鋭く伸びを見せる。ゴール前は2着馬(ルビーカサブランカ)を交わし切るような勢いで襲い掛かかったが、ゴール前で少し末脚に鈍った感じで交わし切れず。ただ何とか激戦の3着争いを制した。

出負けと言う要素もあったと思うが、それでも貯めての後半勝負に徹する形。3角で他馬が動き出す中で、4角まで仕掛けを待つ形で内を衝いての進出をしてきた。直線は鞍上(岩田康)にしては珍しく外に持ち出そうと試みて、その僅かなロスが影響したとも言えなくも無いが、それでも直線で鋭いひと伸びを見せて上位争に加わってきた。ただゴール前で若干ではあるが脚色が鈍る感じを見せていて、鋭い末脚を使えるのは比較的限定的なのかもしれない。まぁ根本的に貯めに貯めての加速勝負と言うタイプではないだけに、後半勝負に徹してはこれが限界なのかもしれない。今回は2000mで一定の内容を示したものの、この馬本来の形だったとは思えないし、本質的にはもう少し距離があって前半をゆったりと進められる形がベストだと思う。

【3走前関係者コメント】
(岩田康誠騎手)
「あのような形もあると思っていました。2コーナー、3コーナーの入りでちょっと迷いが出て…。最初からハヤヤッコの内に行けば良かったです。少し迷った分で切り替える所が出ました。本当にエンジンがかかったのは、ラスト1ハロンでした。差が差だけに悔しいです」

【有馬記念に向けてのポイント】

下級条件ながら中山2500mは2勝の実績。コース適性と長距離適性の高さは認めても、ここはやはりG1で一線級相手にどれだけやれるかがカギになる。また前走は途中で競争中止。中間の動きそのものは悪くなさそうで、重~不良馬場になれば浮上があっていいかも。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。
また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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