大阪杯　2023　予想　◎ジャックドール

G2時代の大阪杯を含めても後半のＳＰ持続力勝負となりやすいレース。しかも動き出しの位置が早いのが特徴で、かなり高いレベルのＳＰ持続力勝負となりやすい傾向あり。ただ最近の阪神は降雨の影響があるレースが多かったが、土曜日の芝のレースを見ても意外なほど時計は出ている感じがある所をどう見るかだが、根本的なＳＰ持続力の高さを備えた馬を中心に選んでいきたい。

このメンバー構成で後半ＳＰ持続力勝負になる…と想定すると◎ジャックドール以外の選択肢は無いと思う。

近走は案外な結果が続いているものの、昨年の金鯱賞ではかなり高い次元でのＳＰ持続力勝負で完勝の内容。スローの流れではあったが11秒台半ばのラップを連発する中で、直線序盤でグンと加速する形を見せてタイムも1分57秒台前半の好タイムで快勝している。昨年の大阪杯は平均ペースと言えどもやや流れる展開の中で先手を取ったものの、前半で脚を使ったのが響いた感じは強く最後は消耗しきって5着敗退。かといって天皇秋のように後半型の競馬になると良さが出ない印象は強く、しかも天皇秋の時はみすみす後半型の競馬に持ち込ませる形になっている。理想は自分自身で理想の形（後半のＳＰ持続力勝負）に持ち込む事なのはハッキリとしている。

今回のメンバー構成を見ても先手を取れる可能性は高い上に、この馬をを追いかける馬の存在も見当たらない。マリアエレーナ辺りは鞍上も替わって突っかかってくる可能性があるかもしれないが、ハナを争って争う所までは来ないと思う。そうなると比較的楽に先手は取れそうだし、そうなると鞍上武豊の抜群のペース配分が効いてくる。しかも今の阪神は時計の出やすい馬場に替わりつつ合って、この馬の好走の条件としてはかなり揃った感じすらあるのでこの馬を本命としたいと思う。

相手は○マリアエレーナを。
前走の金鯱賞はかなり期待値が高いレースも終わってみれば0.7秒差の8着。敗因は道中の位置取りとハッキリしていて、鞍上の消極性が招いた結果でもあった。今回は鞍上も替わってるし陣営もハッキリと前走と違う形の競馬することを示唆している。こうなるとある程度強引な形になっても先行してくるだろうし、そうなるとこの馬の出番があってもいいと思う。なにせ昨年の小倉記念で見せた高速馬場での後半ＳＰ持続力勝負で圧勝した内容ならこのメンバー相手でも十分に通用するはず。前走は鞍上のミス、2走前の愛知杯は重馬場、3走前の天皇賞は2角進入時に致命的な不利あり。今回の1枠2番は絶好枠だし鞍上替りと時計が出やすくなっている今の阪神の馬場と条件そのものは揃ったと見て対抗評価としたい。

3番手は思い切って▲ノースブリッジを抜擢。
正直少し時計の掛かる馬場であれば本命まで考えたが、現状の阪神の馬場だとスピード負けする可能性が少しあるので控えめに3番手とした恰好。まぁ前走のＡＪＣＣの内容を最大限に評価したいのと、これまた2枠4番とイン突き大好きな岩田騎手を迎えるこの馬にとっては絶好条件。阪神は初コースなのでその辺りの対応はカギになるものの、脚の使い処が噛み合えば一発まで期待できる怖さはあるので3番手に据えたいと思う。

相手はやはり後半のＳＰ持続力勝負に対する適性の高さを考慮して△ヴェルトライゼンデ、△ヒシイグアスの2頭は絶対に外せない。後は意外と持続力勝負寄りになった場合に備えて△ラーグルフ、大外枠でも前後半のバランスが問われた中での後半ＳＰ持続力勝負なら浮上してもいい△ヒンドゥタイムズまでを連下候補としたい。

ジェラルディーナはやはり加速態勢にスムーズさを要求されるタイプだけに最内枠は懸念されるし、やはり近走は後方からの競馬が続いている分不安があると見て見送り。スターズオンアースは後半のＳＰ持続力勝負に対する不安は無いものの、牡馬相手のＧ１でどこ迄…という感じはあると思う。まぁ押さえとして印を回しても良かったのだが、土曜日の時点で1人気だし中途半端な評価になるくらいなら思い切って…という判断で見送りとしました。

◎ジャックドール
○マリアエレーナ
▲ノースブリッジ
△ヴェルトライゼンデ
△ヒシイグアス
△ラーグルフ
△ヒンドゥタイムズ

【買い目】
馬連：◎○▲　ＢＯＸ　3点
3連複：◎○▲軸　△流し　13点