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競走馬個別メモ 2022 紫苑S スタニングローズ

  
紫苑S 勝ち馬 スタニングローズ
主な戦績:紫苑S(G3・2022) フラワーC(G3・2022)

作成日:2022.9.12

競走馬特性面

SM2 【SP持続力・総合万能型】【後半型】【万能型】【直線加速型】
【専用メモ】反応、加速良 持続力高い   
【所感メモ】根本的には持続力型かも? 
作成日:2022.9.12

過去成績・データ(2022.9.12時点)

前走:紫苑S(G3・中山芝2000m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.59.9 1着(良)-0.0秒差
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・失速型 60.8-59.1
緩い流れからの後半SP持続力勝負で、後半4F目でペースがグンと上がって最後の1Fで失速する展開。3~4角での加速と最後1Fの持続力を問われた形になる。

予想コメント
【休み明け初戦】春の充実支持・好レースを
【調教】久々も力強く 
★休み明け初戦 実績上位 対応能力の高さで 勝負所からの進路取りカギ
 
個別レース回顧
【決め手】勝負所で馬なり・持続力の高さでゴール前で相手ねじ伏せる
  
【好位追走・外】【3~4角馬なり】【直線序盤で伸びる】【最後1Fしぶとく伸びる】【G前差し切る】

発馬五分からジワッと前目を伺って好位の外目追走。道中はやや遅めのペースの中を好位外で折り合って、3角過ぎで馬なりの手応えで外から進出を開始。4角から直線入口で逃げるサウンドビバーチェに馬体を併せて直線に向く。直線で加速を見せるもサウンドビバーチェ(2着)も抵抗を見せて直線はほぼ併せ馬状態。最後の1Fでジリっと引き離されて半馬身ほど遅れたが、ゴール前でしぶとくもうひと伸びを見せてクビ差競り落としてゴール。

見た目には結構辛勝なのだが、最後の最後で持続力の差で相手をねじ伏せたというような感じ。3~4角の加速区間を馬なりで対応していたし、直線は最後まで持続力を見せるなどやはり総合的な能力の高さがここでは生きた感じ。見た目に辛勝だったのは2着馬(サウンドビバーチェ)の能力も認めなくてはいけないとは思う。それでも最後の1Fからゴール前までの失速区間でもうひと伸びを見せているように、最後の最後で持続力がモノを言ったように根本的には持続力で勝負するタイプなのかもしれない。

陣営・騎手コメント
(坂井瑠星騎手)
「(勝てて)ホッとしたというのが一番です。(高野)先生と事前に相談して、今日の馬場の傾向を考えて、ある程度いいポジションから運べたらいいねと話していたが、任せていただいたので自分の感覚で乗りました。春に1度乗せていただいた時よりも折り合いに進境を感じました。(直線は)反応も素晴らしかったですし、もっと楽にかわせるかと思ったが、休み明けのぶん、もたもたした感じはしましたが、次はもっと良くなりそう。G1を経験して、精神的にどっしりしたし、数字の通り体も増えていたように心身ともに成長している。僕は春(のクラシック)に乗っていませんが、G1・2着と惜しいところにきているので、何とかスタニングローズとG1を取りたいです。前哨戦を一番いい形で終えられて、次はもっと良くなると思います」
 

2走前:オークス(G1・東京芝2400m)

タイム・着順・馬場状態・着差
2.24.1 2着(良)0.2秒差
 
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 60.6-58.5   
緩めの流れから4角手前でグンとペースが上がっていく後半のSP持続力勝負という形。その中でSP持続力勝負の中で加速力が問われた形になる。
 
予想コメント
重○ 勢いを買えて・2400こなせる
【調教】動きまずまず 
★距離延長歓迎? 機動力生かして 立ち回り噛み合えば 長い直線は歓迎かも?

個別レース回顧
【出し切る形・終始スムーズな競馬・直線で持続力見せる・後半要素で他馬を上回るも・勝ち馬には完敗】 
  
【好位追走。内】【3~4角内通す】【直線伸びる】【最後1F後続に差される】【完敗】

好位のインを追走の形から3~4角は内を回して直線入口で外に持ち出す。直線はそこまで加速の鋭さは無かったがそれでも確実に伸びを長く見せて最後の1F地点で先頭に立つ。しかし最後の1Fで外から来た勝ち馬(スターズオンアース)に差されて2着まで。 

好位のインという絶好位で進めて直線で上手く外目に出して伸びをみせる形。最終的に勝ち馬の加速力に屈したが長く脚を使っているし、後半要素で他馬を上回る所を見せた。ただ勝ち馬がこの馬以上に後半要素で上回る内容を見せただけで、現に3着以下には0.2秒差以上の差をつけているし、この世代の牝馬ではトップクラスの能力がある所は見せたと思う。

陣営・騎手コメント
(D.レーン騎手)
「とても良い馬です。内枠から良いスタートを切って良い位置につけられましたし、反応も抜群でした。まだ成長しているところで、秋が楽しみです」
 

3走前:フラワーC(G3・中山芝1800m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.48.5 1着(良)-0.1秒差
 
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・瞬発型 49.1-47.2
緩めの流れの後半SP持続力勝負だが、若干持続力勝負寄りの形。その中で4角から直線で11.4秒と加速を問われた展開。

予想コメント

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個別レース回顧
【好位追走・内】【3~4角内通す】【4角で動く】【直線伸びる】【最後1Fしぶとく伸びる】【G前差し切る】

内々を上手く立ち回る形だが、4角から直線で加速が効いた上に最後の1Fもしっかりと伸びきっての差し切り勝ち。距離的な心配を問題としなかったし、後半型の競馬で他馬との違いを見せた印象は強い。ゴール前の脚色からもまだまだ伸びそうな雰囲気もあったし、さらに距離が伸びても対応出来そうな感じ。

陣営・騎手コメント
(川田将雅騎手)
「あまりいいスタートを切ることができなくて、そのわりには枠もよかったですし、すぐにリカバリーできたので、その後はよく我慢していい内容で運べていたと思います。雰囲気はよかったですし、いい形で直線を向くことができたと思います。(直線は)まだちょっと動けなかったので、動きをつくりながら、動き切ってしまってからは大丈夫な雰囲気が出ましたので、無事に勝てて何よりです。馬体が良くなっていまして、パドックでまたがった瞬間から成長を感じる体になっていました。未勝利を勝った時でも、重賞クラスにたどり着く馬だと感じていましたし、こうして重賞を勝てましたし、この後も彼女のペースで成長がともなってくればと思います」  

(高野友和調教師)「ゲートの駐立が悪かったけど、(川田)ジョッキーに任せておけばこうなるという競馬でした。さすがのポジションでした。まだ本当に適性はつかみ切っていませんが、1800メートルはこなしたと思います。ここを勝ちに来たので今後は未定ですが、状態が良ければ春にもう一戦使うことになると思います」
 

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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