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競走馬個別メモ 2022 スワンS ダイアトニック

 
スワンS 勝ち馬 ダイアトニック
主な戦績:スワンS(G2・2022・2021) 阪急杯(G3・2022) 函館SS(G3・2020)

作成日:2022.10.31
 

競走馬特性面

M3 【SP持続力・一瞬加速型】【後半型】【前半型】【加速型】
【専用メモ】加速良 1400m向き 使える脚は短い?
【所感メモ】高速馬場向き?  
作成日 2021.8.23

過去成績・データ(2022.10.31時点)

前走:スワンS(G2・阪神芝1400m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.19.8 1着(良)-0.2秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 34.1-34.6    
平均やや速めの流れからのSP持続力勝負だが、綺麗な減速ラップを描く展開。前半の追走力と後半の持続力の両面を問われた形。 
 
予想コメント
7歳でも元気・上位争いを
【調教】体も動きも良く
★調教○ 阪神好相性 相手関係は楽に 条件ベスト
 
個別レース回顧
【決め手】得意の1400m戦・平均ペースの中で後半要素で違い見せる
【好発】【好位追走】【4角外から動く】【直線序盤で鋭く伸びる】【最後1F伸びきる】【完勝】

好発からスンナリと好位追走の形。道中は終始好位で進めて4角で動き出して直線は外目に誘導。直線序盤から半ばで一気に加速を見せ単独2番手に浮上すると、最後の1F地点で早々と前を捉えて先頭に躍り出て押し切り態勢。ゴール前で多少後続の追撃を許したがそれでも1馬身差をつけての完勝だった。

終わってみれば1400mの舞台で完璧な形の競馬を見せての完勝。ある程度流れる展開の中を好位で追走して更に最後までしっかりと伸びきる形であり、平均ペースで流れた中で後半要素での違いを見せた格好になる。特に直線序盤から半ばにかけての加速力は群を抜いており、この加速で勝負を決めたと言っていい内容。

1400mに相性が良いのは前半の3Fと後半の3Fが共に33秒後半から34秒台前半の形になりやすく、この条件に異常な強さを発揮するのだろう。次戦は当然マイルCSが目標となるのだろうが、そこでも前後半のラップのバランスさえ噛み合うようなら好走のチャンスは出てくるかもしれない。

陣営・騎手コメント
(岩田康誠騎手)
「ジーニアスな気分でした。今回も他の馬以上にスタートを出てくれたんで、どこからでもポジションを取れるところにいれたと思います。抜け出す時も速かったですし、そこからも余裕がありました。前回はGⅠ(スプリンターズS)でも4着に来てくれたので、ここでは負けられないという気持ちで乗せていただきました」
 

2走前:スプリンターズS(G1・中山芝1200m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.08.3 4着(良)0.2秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 32.7-35.1
序盤から流れる展開でのSP持続力勝負だが、最後の1Fで12.3秒とかなり落としている。速い流れへの対応力と最後の1Fの踏ん張りと決め手を問われたレース。また内外の馬場差もあって外回って差し込むタイプには厳しい馬場だったと思う。

予想コメント
【休み明け初戦】久々良績豊富・流れに乗って
【調教】休養前より気配良 
★調教○ 脚の使い処次第で 1200ではワンパンチ不足も 見限り早計?
 
個別レース回顧
【決め手】好位で流れに乗る・流れる展開でも後半要素を引き出す 
【好位追走】【4角で動く】【直線ジリ伸び】【最後1Fしぶとく伸びる】【G前接戦も・4着】  
 
発馬五分から押して好位追走。3~4角は内々を意識する感じで4角で動いて直線へ。直線の伸びはそこまで目立たなかったが、半ばからしぶとく脚を使う形で内々で粘りを見せる。しかしゴール前で僅かに甘くなったところを外から来た3着馬(ナランフレグ)に交わされて僅差の4着まで。

上手く流れに乗って最後までしぶとく脚を使って4着善戦。流れにうまく乗れたし、勝負所でも外に出さずに内々を上手く回ってしぶとさを発揮した印象。まぁ内が有利な馬場だったという事も好走の要因ではあるが、ここまで速いペースでしっかりと流れに乗れたのは大きかったと思う。ちょっと掴みどころが無い馬で、好走と凡走がハッキリとし過ぎている馬だが、内々を立ち回る形なら意外としぶとさを発揮できるタイプなのだろう。
 
陣営・騎手コメント
(岩田康誠騎手)
「ゲートを出過ぎてしまって番手は良かったんだけど、その後の並びが悪かった。それでも止まらず走っています」
 

3走前:安田記念(G1・東京芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.0 14着(良)0.7秒差
レース展開
S(スロー)後半型 直線緩急型 46.7-45.6
やや緩めの流れから3角から4角で少し緩んで後半3Fの加速勝負。純粋に直線の序盤から半ばでの加速力と、最後まで伸びきるSP持続力を問われた展開。勝負所から馬群が固まる感じになっていて、勝負所から直線でスムーズな加速態勢を得られたかどうかが勝負の分かれ目になった印象。

予想コメント
【休み明け初戦】距離いいとは・1600mこなせれば
【調教】久々で割引 
★位置取りカギ 距離延長は歓迎かも 時計勝負になると?
 
個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(岩田康誠騎手)
「結果的には、迷いなくハナに行くべきでした。スタートしてから3コーナーまでが力んでしまったので、今日はそこが敗因ですね」
 
 


【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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