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有馬記念 出走馬個別メモ ディープボンド


【競走馬特性面】

MH1 【SP持続力・持続型】【前後半型】【後半型】【持続型】
【専用メモ】
先行力
【所感メモ】高い持続力があって消耗戦向き 加速問われる展開に?
【最終更新日】2020.10.26

【前走結果・レース展開】

ジャパンカップ・10着(1.8秒差)
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 57.6-60.7 

HペースのSP持続力勝負で直線は失速していくラップ推移。ただ最後1Fを除くと大逃げとなったパンサラッサが刻んだラップであり、2番手以降で団子状態の集団2秒近く遅い59秒台後半から60秒台くらいの流れと推定。その中で後半のSP持続力という印象

【前走予想コメント】
底力侮れぬが・道中の無駄なければ
【調教】高いレベルで安定

【ジャパンカップに向けてのポイント】
高い持続力が武器でどちらかと言えば消耗戦向きの馬。当然平均以上のペースや持続力勝負寄りの展開が理想形となり、スロー寄りの流れで後半勝負の形になると苦戦する印象あり。ある程度流れが速くなるのが大前提となり、直線で加速を問われない形にならない限りはかなり厳しそうな感じはする。

【前走決め手】
4角で動く・直線キレ負け・位置取り?加速力で見劣りの感
【前走個別レース回顧】
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【前走関係者コメント】
(和田竜二騎手)
「スタートが良かったし、取れるだけの位置は取れました。よどみなく流れたぶん、仕掛けながらの追走になり脚がたまらなかったですね。最後まで脚は使っていますが、分が悪かったです」

【2走前結果・レース展開】

京都大賞典・3着(0.1秒差)
S(スロー)後半型 後半SP持続型 重馬場 61.6-59.8 

平均寄りのスローという流れから3角で少し緩んだ後に再加速して後半4FのSP持続力勝負という展開。重馬場という馬場状態でもあり、その中で意外と速いラップを問われた形になると思う

【2走前予想コメント】
【休み明け初戦】力上位久々でも・外回り条件良い
【調教】馬体充実目を引く
【直前・変わり身診断】少し腹回りに余裕はあるが、ピカピカに黒光りして見栄えする。気合も乗ってきた
【事前予想】
実績上位だが距離的には2400mは少し短めの印象。展開的には流れる展開が望ましいが、スローでも仕掛け早いロングスパート戦で浮上があってもいい。渋馬場になっての消耗戦ならかなり期待できそうだが。

【2走前決め手】
好発も好位を得られずで…・中団から直線外からしぶとく伸びきるも
【2走前個別レース回顧】
発馬五分かてスッと好位を得るも1角までの道中で他馬に前に入られて結局は中団内目の位置取り。道中は中団やや後方の中目まで下がっての追走から、3角過ぎで中目から進路を探しつつジリっと進出を開始。4角手前で動いて直線入口で外に持ち出して直線に向く。直線は外から伸びてはいるのだが他馬との違いを作れず、見た目にも伸び脚はジリジリとしたもの。それでも半ば以降でようやく伸び始めると、最後1Fでエンジンが掛かって外からグイグイと力強く伸びて来る。流石に内から抜け出した上位2頭には及ばなかったがゴール前で内から伸びていた4着馬(ヒンドゥタイムズ)を捉えて3着。

序盤でそこまで無理をしない形で好位を確保できた…かに見えたが、やはり行き脚の差が出たのか前に割り込まれる様な感じで結局は中団からの競馬になったのは痛い。近走は前に行けずに中団からの競馬を余儀なくされるケースが多く、今回もまさにそのパターンになってしまった。ただ中団からの競馬になっても最後は持続力を生かし切って最終的に3着まで来るのはやはり地力の高さを示していると思う。ただ今回は重馬場で力の要る馬場であり、この馬自身が得意としている条件で勝利のチャンスは十分だっただけに0.1秒差の3着という結果は痛いと思う。この程度の善戦で喜べるレベルの馬では無いと思うので…。

【2走前関係者コメント】
(和田竜二騎手)
「結果的に枠を生かせなかった。リズムよくためる競馬がしたいとの注文に馬はこたえてくれました。最後は今までにない伸び。次に向けて悲観する内容じゃなかったが、人気していたので申し訳ありません。これがG1に生きてくれば」

【3走前結果・レース展開】

宝塚記念・5着(0.4秒差)
S(スロー)後半型 後半SP持続型 重馬場 61.6-59.8 

平均寄りのスローという流れから3角で少し緩んだ後に再加速して後半4FのSP持続力勝負という展開。重馬場という馬場状態でもあり、その中で意外と速いラップを問われた形になると思う

【3走前予想コメント】
少し上り要せば・何とかタイトルを
【調教】丹念に乗り込む
★阪神好相性 距離短縮で前半の流れ対応カギ ある程度前半要素生かせれば 

【3走前決め手】
勝負所で馬群の中から動く形も・持続力生かして掲示板が精一杯
【3走前個別レース回顧】
発馬五分から押して押してある程度前の位置を取りに行って中団前目の中目の位置を確保。道中は中団中目での追走もちょっと押っ付け気味の追走ぶり。3角で若干包まれ気味になるも4角手前から中団馬群の中から動き出していくも大して位置を上げられないまま直線へ向く。直線は加速らしい加速を引き出せずにジリ伸びの感。それでも最後の1F区間で内目の先行ば苦しくなったところを外からジリっと差を詰めてゴール前で辛うじて6着馬(プラダリア)を捉えて掲示板を確保。

まぁ不安要素というか懸念材料のすべてが出た形ではあるものの、持続力の高さを生かし切る事で何とか掲示板は確保できた感じ。勝負所からは中団馬群の中で包まれた状態で動き出さざるを得ないという感じで、反応と加速が良いタイプでは無いから勝負所で中団馬群に包まれる形になった時点で結構厳しいものがあったと思う。さらに一気に距離短縮という事もあって、中盤はともかく前半で追走に苦労した感じも見受けられた。最後は持続力の高さという自身の強みが生きる形だが、中距離路線では正直この辺りが限界だと思われる。

【3走前関係者コメント】
(和田竜二騎手)
「理想的には運べました。全体的に流れていたのでついて行くのが大変でした。しぶとく頑張ってくれています。最後まで伸びています。馬場も難しい中、力を出し切ってくれました」

【有馬記念に向けてのポイント】

長距離適性と高い持続力が武器だが、加速を要する展開になると見劣る形になりやすい馬。現状では積極的な競馬をした上で後半持続力勝負、消耗戦にならない限りは出番は無さそう。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。
また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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