競走馬個別メモ 2022 ホープフルS  ドゥラエレーデ

 
ホープフルS 勝ち馬 ドゥラエレーデ
主な戦績:ホープフルS(G1・2022)

作成日:2022.12.29

競走馬特性面

SM1 【SP持続力・一瞬加速型】【前後半型】【持続型】【直線加速型】   
【専用メモ】持続型 折り合い課題
【所感メモ】直線の再加速で他馬との違いを作りたいタイプ
作成日:2022.12.29

過去成績・データ(2022.12.29時点)

前走:ホープフルS(G1・中山芝2000m)

タイム・着順・馬場状態・着差
2.01.5 1着(良)-0.0秒差
レース展開
S(スロー)後半型 瞬発力・一瞬型 61.5-60.0
緩い流れから3角過ぎでペースが上がって直線序盤での加速が問われた展開。後半の加速勝負という形だが、コーナーの加速とコース取りの差が大きく出た印象。

予想コメント
芝向き証明し・息を入れられれば
【調教】反応良し
★---

個別レース回顧
【決め手】コーナーの加速、直線の持続性の末脚見せ・前目の位置取りが効く

まずまずの発馬からジワッと前へ行き、スンナリと好位2番手を追走。道中はそのまま2番手も少し掛かり気味ではあるが、それでも何とか抑え込んで追走。3角で先頭(トップナイフ・2着馬)に並びかけに行って、4角で動いてトップナイフと並んで4角から直線に向く。直線は序盤での加速でトップナイフに見劣って1馬身ほど突き放される格好になるもしぶとく食い下がる。最後の1Fからゴール前にかけてしぶとく脚を使って、最後は並んでゴール。クビの上げ下げの勝負となり、写真判定の結果ハナ差これを制しての優勝。

道中少し掛かるようなところも見せたが何とか抑え込んで好位追走。そこから3角で先頭を突っつくように動き出していって、直線しぶとく脚を使って最後はハナ差ながらも差し切った形。直線序盤の加速で2着馬(トップナイフ)に見劣ったが、コーナーの加速と直線の持続力の両面が上手く機能したし、何よりも前目の位置取りが他馬より有利に働いたようにも見える。前走の東スポ杯2歳Sで後塵を拝したガストリック、ハーツコンチェルトとは大きく差をつけての先着。その東スポ杯2歳Sでも0.2秒差の内容で持続力の面でも一定の内容は見せていたし、先行策で上手く噛み合えばある程度戦える下地は見せていたことになる。

今後も前目で要所の加速が効かせてからの直線の持続力で勝負できるタイプだと思う。今回の結果からも直線の短いコース向きという印象を受けるのは事実だが、前述のように東スポ杯2歳でも長い直線を踏ん張っての好内容がある。一概の小回り向きというイメージを受け付けるのは危険かもしれない。ただ根本的に後半要素を強く問われる形には不安は残るので、前後半のバランスが重要になるタイプかもしれない。
 
陣営・騎手コメント
(B.ムルザバエフ騎手)
「すごくうれしい。レースプランは内に逃げ馬がいたのでそれを見るようにでした。勝った瞬間は分からなかったです。今日は(騎乗成績が)良くなかったので、最後こういう形で締めくくれて良かった。馬は調教に乗った時から全部がいいと思っていました。ありがとう」

(池添学調教師)「前走は道中かかるところもあって、うまく噛み合っていませんでした。元々能力のある馬ですから、噛み合えばGIを勝ってもおかしくはないと思います。2戦目でゲートも矯正できました。中間も追い切るごとに良くなってきて、パドックで見た時には出来の良さを感じましたし、しっかりと自分の仕事はできたかなと思います。ジョッキーには、折り合いだけに専念して、リズム良く運んで欲しいと話しました。その通りに乗ってくれていました。ゴールした時は2着かなと思いましたが、スローの映像を見たら、えっ!という感じでした。夢のようでフワフワしてしまいました。トモの緩さや気性面など、まだ成長してくると思いますし、その成長が楽しみです。来年、さらに飛躍できるように責任をもってやっていきたいです」
 

2走前:東京スポーツ杯2歳S

タイム・着順・馬場状態・着差
1.46.0 4着(良)0.2秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続・瞬発型 46.7-46.9
平均寄りの流れでP持続力勝負の展開。3角で少しん緩んで…という所もあるが、直線に向けての加速が問われる形になったと思う。
 
予想コメント
【休み明け初戦】芝でも力発揮・折り合いが鍵
【調教】動きスムーズ
★---

個別レース回顧
【決め手】直線後続の末脚に抗えず・前目で運んでしぶとさ見せるも

好発から好位外目追走も僅かに掛かり気味で抑えきれない感じで向こう正面でハナに立つ。3角で少しペースを緩める感じから4角手前で動き出して行って直線へ。直線序盤で追われて伸びを見せ、半ばで単独先頭に躍り出る。最後の1F区間でしぶとく脚を使ってそのまま押し切れるかに見えたが、外から来た後続勢の脚色に抗えずに4着まで。
 
好発を切って途中でハナに立ったのは狙い通りでは無いだろうが、前目で運んでしぶとい脚を使い切っての4着。最終的に後方待機組に交わされる形にはなったが、最後までしぶとく脚を使っての0.2秒差4着というのはそこまで悪くない内容だと思う。現状ではある程度流れる展開の中で持続性の脚が生かせそうなタイプだし、直線で再加速する形で一定の内容を残したのも好印象。ちょっと折り合い面の課題がある程度クリアできれば少し面白そうなタイプに見せる。

陣営・騎手コメント
(R.ムーア騎手)
「素直な馬で乗りやすかったです。ゲートもスムーズに出て、良い位置でレースができました。最後に疲れてしまいました」 

3走前:2歳未勝利(8/20 札幌・ダ1700m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.46.6 1着(稍重)-0.1秒差
レース展開
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予想コメント
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個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
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【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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