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競走馬個別メモ 2022 キーンランドC  ヴェントヴォーチェ

 
キーンランドC 勝ち馬 ヴェントヴォーチェ
主な戦績:キーンランドC(G3・2022) 春雷S(OP・2022)

作成日:2022.8.29

競走馬特性面

M1 【SP持続力・一瞬加速型】【前後半型】【前半型】【持続型】【直線加速型】
【専用メモ】--- 
【所感メモ】距離関係なくペース次第で
作成日:2022.3.21

過去成績・データ(2022.8.29時点)

前走:キーンランドC(G3・札幌芝1200m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.09.1 1着(良)-0.1秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続・瞬発型 34.5-34.6
1200m戦としては遅めの流れで、平均ペースでのSP持続力勝負の形。4角から直線半ばで加速を問われている。ただ4角手前から馬群が凝縮して外々を回る形の馬が多く、ポッカリと空いた内目から中目を上位馬が揃って抜け出す形。展開云々よりもコース取りの差が明暗を分けた格好に

予想コメント
前走窮屈に・スムーズなら差はない
【調教】気合い乗り上々
★前走進路得られずに脚余す 前半の流れカギ 後半型の競馬で浮上の余地
  
個別レース回顧
【決め手】勝負所からの進路取り噛み合う・得意の平均ペースで末脚出し切る    
【後方待機】【3~4角内通す】【直線鋭く伸びる】【G前差し切る】

発馬五分から二の足が効かない感じで後方中目からの競馬。3角から内目の空いたスペースを衝いてジワッと進出し、3~4角はそのまま中目を回って直線へ。直線もポッカリと空いた内から中目を衝いて鋭く伸びを見せ、最後の1Fで内ラチ沿いで粘る3着馬(ヴァトレニ)を捉えてゴール。

後方からの競馬となったが上手く内目を立ち回って直線もポッカリと空いたところを突き抜けての勝利。位置取り的に後ろになったのは作戦かどうかは定かではないが、後方イン寄りの位置取りになった事で、勝負所の進路の選択肢が内にしかない状況が上手く噛み合ったような印象。1200mとしては流れも緩いし、時計も平凡そのもの。進路取りが嵌った感も強い内容なので過大評価は出来ないものの、得意とする平均寄りの流れの中で末脚をしっかりと使い切る形を見せたのは評価されていいと思う。

陣営・騎手コメント
(C.ルメール騎手)
「自分のリズムで走ればいい瞬発力を使ってくれると思っていた。ゲートが速くなかったし、前に馬がいたので後ろの方になったけど、3、4コーナーでだんだんペースアップしてくれた。内側からスムーズな競馬ができました。重賞を勝ったし、上でもやれると思う」
 

2走前:アイビスSD(G3・新潟芝1000m)

タイム・着順・馬場状態・着差
0.55.2 9着(良)0.8秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 21.8-22.1
平均ペースのSP持続力勝負の展開。2F目から10秒台を刻み続ける形だが、ゴール前にかけて僅かに減速ラップという流れ。
  
予想コメント
重○ 前走経験糧に・スムーズに加速出来れば
【調教】力強い脚捌き
★前半の流れカギ 距離短縮で前進? 後半型の競馬なら浮上? 
 
個別レース回顧
【決め手】外ラチ沿い中団確保・直線半ばから包まれ通し進路得られず
【中団待機】【直線半ば包まれる】【直線半ば馬群割り切れず】【最後1F伸びきれず】

外枠から外ラチ沿いを通っての中団待機策でいい形だったが、直線半ばかなり進路を得ることが出来ないばかりか、馬群に突っ込んで割り切れずに後退。立て直した最後1Fで伸びを見せても時すでに遅し…で9着敗退。直線半ばの馬群の捌きで後手後手になってしまい、出し切る形になっていない形のレース。

陣営・騎手コメント
(福永祐一騎手)
「スタートが良く、2~3列目を取れたのですが道中ずっと左にもたれていました。外に行こうにも行けず馬群の内に行ったのですが前のスペースへ入って行こうとしませんでした。フリーな形になってから伸びたのですが他馬を気にする面を終始見せていました。力のある馬なのですが今日はその力を発揮させることが出来ませんでした」
 

3走前:函館スプリントS(G3・函館芝1200m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.07.7 7着(良)0.5秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 32.8-34.4  
前半32.8秒のハイペースでのSP持続力勝負の展開。最後1Fは12.0秒と落としているが高い次元でSP持続力を問われた形。

予想コメント
調教○ 本格化の兆候・ここが目標
【調教】ますます快調
★前半の流れカギ 前後半のバランス問われる形で 開幕週馬場合う?

個別レース回顧
【出し切る形?・序盤の速い流れ対応出来ず?・前半要素で見劣り・完敗】
【中団待機・後】【3~4角で外から動く】【直線入口で大外】【直線伸びるも】【最後1Fしぶとく伸びるも】【完敗】

発馬五分から押していくも行き脚がつかず中団後方からの競馬。3~4角で外目から進出して直線入口は大外へ。直線はそれなりの脚を使っているのだが見た目には終始ジリジリとした脚という感じで、最終的にゴール前で大接戦の3着争いの一角に加わったが7着まで。

位置取り的に後ろになって差す形の競馬になっているが、結果的に序盤で行き脚がつかず流れに乗り切れずという感じ。前半のスピード要素の不安が出たという感じもあるのだが、洋芝に対する適性という面も僅かながらあった可能性もある。ただ単純に前半のスピード要素で見劣ったとなると今後レベルの高いスプリント路線での台頭は難しくなるかもしれない。そうなると1400mに距離を伸ばして新味を見せるか、前半の流れが落ち着きやすいコースでの1200m戦でしか好走できない事になるが…。

陣営・騎手コメント
(西村淳也騎手)
「ゲートもいつも通り出てくれました。ペースが速く、ついていくのに精一杯でした。その分、余力がなかったです」
 

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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