競走馬個別メモ 2022 チャレンジカップ ソーヴァリアント

 
チャレンジカップ 勝ち馬 ソーヴァリアント
主な戦績:チャレンジカップ(G3・2022・2021)

作成日:2022.12.5

競走馬特性面 

SM1 【SP持続力・持続型】【後半型】【万能型】【重馬場】
【専用メモ】重馬場 展開対応力高い
【所感メモ】本質的に持続型もSペースなら加速を引き出すことも  
作成日 2022.9.20

過去成績・データ(2022.12.5時点)

前走:チャレンジカップ(G3・阪神芝2000m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.57.5 1着(良)-0.3秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続型 57.7-59.8 
序盤からある程度流れる展開でのSP持続力勝負の展開。その中で3~4角で加速を問われているが直線は12.2-12.2のラップ推移で、ある程度高いレベルでSP持続力を問われた印象。  

予想コメント
【休み明け初戦・心房細動】今回真価問う・まずは無事に
【調教】仕上がり良好 
★昨年勝ち馬 前走大敗(心房細動)立て直されてどこ迄?

個別レース回顧
【決め手】SP持続力で他馬との違いせる・心房細動明けで最高の結果に

発馬五分からスッと前に行って好位追走。ただ道中は前の2頭が飛ばす形で離れた3番手を追走。3角過ぎから外から押し上げ態勢に入って4角で前の2頭を射程圏内に入れて直線へ。直線は4角での勢いそのままに外から楽な感じで伸びて半ばで先頭。最後1Fに入ってムチが飛んでゴール前にかけて多少差を詰められたものの、それでも後続に1馬身3/4の差をつける圧勝だった。

前の2頭が飛ばす流れる展開も自身は1.5~2秒ほど後方の3番手を追走。この馬自身の位置でちょうど平均ペース程度と推定され、まぁ特に無理のない形の競馬だったと思う。前目で終始スムーズな形から勝負所である程度の加速を見せつつ、直線はスピード持続力を生かす形の強い内容の競馬。今回と時計の出る馬場でもあり時計面でも1.57.5と優秀で、時計面で大きく進境を見せた事と高速馬場に対応した意味は大きい。とりあえず心房細動明けでありながら最高の結果と内容を見せたし、来年は春の大阪杯でどういう競馬をしてくるかに注目したいところ。

陣営・騎手コメント
(C.ルメール騎手)
「前走はちょっと馬に問題があり、いいパフォーマンスができなかった。今日は本当のソーヴァリアントを見せられた。最初の1000メートルが58秒くらいでペースが速かったので最後は疲れたけど、休み明けでいい競馬をしてくれた。G1レベルに行けると思います」
 

2走前:オールカマー(G2・中山芝2200m)

タイム・着順・馬場状態・着差
2.24.6 13着(良)11.9秒差
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 61.1-59.5
平均寄りのスローという流れから後半6~7FのSP持続力勝負。12秒前後の持続ラップの中での決め手勝負で、持続力そのものを問われた長距離戦のような感じのレース。

予想コメント
【休み明け初戦・骨折】鉄砲2戦2勝・道悪苦にしない
【調教】まずまず仕上がる 
★中山好相性 成績、末脚安定傾向 対応力の高さ魅力

個別レース回顧
【決め手】3角で置かれる・4角~余力ナシ、大差敗退・脚元や状態面に?
 
陣営・騎手コメント
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3走前:チャレンジカップ(G3・阪神芝2000m・2021年)

タイム・着順・馬場状態・着差
2.01.0 1着(良)-0.6秒差
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・瞬発型 62.9-58.1  
かなり緩い流れから後半4FのSP持続力勝負。その流れの中で直線半ばで鋭く加速を問われる展開。後半4F目と2F目の加速にどう対応してくるかが一つのポイントになったと思う。
 
予想コメント
【休み明け初戦】前走負けて強し・いい結果求めたい
【調教】迫力満点 
★調教◎ 持続力勝負の形で浮上 今の阪神の馬場は合う?
 
個別レース回顧
【出し切る形・得意の展開・後半SP持続力で加速力の違い見せる・完勝】

【好発】【好位追走】【4角馬なり】【4角で動く】【直線序盤で伸びる】【直線半ば後続突き放す】【最後1F伸び続ける】【完勝】

好発からスッと前につける形でスンナリと2番手の位置を確保。道中は逃げるマイネルフラップ(8着)の半馬身後方でぴったりとマーク(牽制?)するように追走。4角で馬なりの手応えで前に並びかけに行って直線入口で先頭に。直線序盤で仕掛けられると加速を見せて楽に抜け出して、直線半ばでは後続を突き放しにかかる。最後の1Fもそのまま伸び続けて半ばで築いたリードを保ったまま余裕でゴール。結局後続には3馬身半(0.6秒)の差をつける完勝だった。

自身が得意とする流れでもあり、後半のSP持続力勝負の中で他馬とは違う所を見せての完勝。特に直線序盤から半ばで一気に伸びていた区間のラップが10.8秒という数字であり、鋭い加速力を見せて来たという印象。前半があまりにも緩い流れだから脚が貯まったという面もあるとは思うが、このメンバー相手ではあまりにも違いすぎる脚を見せたと思う。まぁ時計を要する馬場であり、様々な要素がこの馬向きの形になったと思う。これで高速馬場の東京コースにも対応できるようになってくると今後の展望は明るくなると思うのだが…これはまた別の話か。

陣営・騎手コメント
(C.ルメール騎手)
「調教で乗って、いい追い切りをしていたので、勝つ自信がありました。絶対能力があり、上に行けると思います。一回ステッキを使ったけど、必要なかったですね。それでもゴールまで集中力が大事で、優しくムチを使いました。大きな差(3馬身半差)で勝つことができました。G2、G1に行ける馬で、これからが楽しみです」 


【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません


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