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競走馬個別メモ 2022 函館記念 ハヤヤッコ

 
函館記念 勝ち馬 ハヤヤッコ
主な戦績:函館記念(G3・2022) レパードS(G3・2019)

作成日:2022.7.18

競走馬特性面

MH2 【後半型】【前後半型】【万能型】【持続力勝負型】 
ある程度流れる中からの後半持続力勝負向き。反応と加速力が特別鋭い訳ではないので、展開と立ち回りは重要になりそう
【専用メモ】ゲート良も二の足遅く
【所感メモ】---
作成日:2022.7.11

過去成績・データ(2022.7.18時点)

前走:函館記念(G3・函館芝2000m)

タイム・着順・馬場状態・着差
2.03.6 1着(重)-0.2秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 持続型 重馬場 60.1-63.5
序盤から流れる展開で持続力勝負で消耗戦よりの形。3角で緩んで4角からの再加速戦という展開にはなっているが、重馬場という馬場状態の中でのハイペースの持続力勝負であり、最終的には根本的なスタミナの有無を問われた印象

予想コメント
【休み明け初戦】雨は歓迎でも・最終週の洋芝なら
【調教】平凡な動き 
★位置取りカギ 前半要素課題 持続力勝負なら多少は

個別レース回顧
【決め手】持続力の差見せる・根本的なスタミナ勝負で優位性を確保
【中団待機・前】【3角で動く】【4角~直線入口で外】【直線入口で先頭】【最後1F伸びきる】

発馬五分からある程度促して行って中団前目のインという位置取り。3角手前から内目から押し上げの態勢に入り、3角過ぎから4角は外に誘導して進出し直線入口で先頭に立つ。直線は力強く抜け出して最後の1Fで追いすがる2着馬(マイネルウィルトス)を振り切ってゴール。

ある程度前目の位置で内々を上手く立ち回る形で、最後は持続力の差を見せて後続を振り切る競馬。今回はある程度前目の位置を取れた事も大きいし、展開的にも持続力勝負の形で他馬との明確な違いが出たと言える。またかなり悪化した馬場状態でもあり最後は根本的なスタミナの有無で他馬との差をつけたような印象もある。

陣営・騎手コメント
(浜中俊騎手)
「函館競馬は今日が最後で勝ちたいレースを取れてうれしいです。返し馬から調子の良さを感じましたし、枠順も内枠だったので積極的にポジションを前に方にとっていきたいなと思っていました。手応えはずっと良くて3コーナーから外に誘導して、さらに手応えが良くなっていい感じだなと思っていました。先頭に立ってからも、しぶとく頑張ってくれて、外から2着馬が迫ってきてからもうひとつ馬が頑張ってくれた。特徴的な馬体をしている馬ですし、今日は泥んこになってしまったけど、白い馬でまた活躍馬が出ましたので今後も注目していただければと思います」 
    
(国枝栄調教師)「前回は天皇賞で相手も強かった。順調に回復して涼しい函館で体も回復してくれていい状態で臨めたね。内枠もあって、浜中騎手がうまく誘導してれていい結果を出してくれました。特殊な馬場でも馬も気にせず頑張ってくれました。合っていたかは分からないけど、他の馬よりは苦にしなかったんだろうね。札幌記念に行くことになると思う。在厩か放牧を挟んでになるかはこれからだけど。白毛馬だし、金子オーナーパワーだな。JDDも勝ったしな」

2走前:天皇賞春(G1・阪神芝3200m)

タイム・着順・馬場状態・着差
3.21.1 15着(稍重) 4.9秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続・失速型 60.5-60.3  
平均ペースだが中盤でかなり緩んでいて、さらに後半5F目から再度加速していく後半SP持続力勝負の展開。その中で最後の1Fで大きく失速していて、稍重の馬場状態を考えてもかなりタフな競馬になっている。最終的には持続力勝負のような雰囲気だと思う。

予想コメント
距離延長不安・前走好内容
【調教】余裕ある手応え 
★距離対応カギ 持続力勝負なら多少は 斤量2キロ増 意外と芝でも走るタイプ?

個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(武豊騎手)
「残り800メートルで力尽きた感じでした」

3走前:日経賞(G2・中山芝2500m)

タイム・着順・馬場状態・着差
2.35.8 5着(稍重)0.4秒差
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・瞬発型    
緩い流れで後半5F目から徐々にペースが上がって行く形で、最終的には直線の加速勝負の展開。中盤で13秒台が2ハロンあったように中盤での緩みが顕著なレース。稍重ではあったがそこまで馬場に影響を与えるほどの渋化は無かったと思う。

予想コメント
初勝利は芝で・目先を替える【調教】力強い脚捌き
★芝の重賞でどこまで 位置取りカギ

個別レース回顧
【出し切る形・馬場向く?・久々の芝レース問題にせず・後半要素で意外と見劣らず?・位置取りが奏功・善戦】
【中団待機・前】【3角置かれ気味】【3~4角内通す】【4角内から動く】【直線ジリ伸び】【最後1Fしぶとく伸びる】【G前接戦・5着】

発馬五分も行き脚が遅いが押して押して中団前目のインという位置を確保。道中は終始中団前目で運んでいくが、3角過ぎでペースが上がった際に対応出来ずにやや置かれ気味。それでも4角で一気に仕掛けて直線も内からしぶとく伸びを見せ、最後の1Fでは逆に前との差をジリジリ詰めて5着争いをクビ差制した。

3角で置かれるなどペースが上がった際に案の定置かれる形になったが、最後までしぶとくの牡切る形だし、結果的には序盤である程度前々の位置を確保できたのが大きかったと思う。大きく影響はしなかったとは思うが稍重の馬場そのものは向いたと思うし、肝心の時計面そのものを問われなかったのも好都合だった。さらに2.3着馬と同様の上りを使っていて、現状のダートでの走りよりも収穫のあるレースを見せたのは大きい。芝路線に再転向で一気に良さが出る可能性も全然あり得ると思う。

陣営・騎手コメント
(大野拓弥騎手)
「久々の芝のレースでしたが、頑張りました。良いポジションを取れました。こういう馬場も苦にしなかったですし、具合も良かったのだと思います」
 

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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