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朝日杯フューチュリティステークス 2022 予想

 
近3年に限ってみれば前半の方が速い流れになる印象があるレース。今回も出走メンバーを見ると先行馬が揃っていて、今年もやや流れる展開になる可能性は高いと思われる。ただ流れる展開になっても直線半ばでそれなりに加速を問われるというのが近年の傾向であり、最低でも平均ペースで後半要素を引き出せている馬を中心に選んでいくべきだろう。

ここでの本命は◎オオバンブルマイとしたい。
前走の京王杯2歳Sでは平均ペース(前半34.6秒)でその中での直線での加速力を問われる展開で2着(フロムダスク)に0.2秒の差をつける勝利。メンバー構成的にも他に明確な後半型の馬が存在無かったという事が起因しての勝利とも見れたが、実際には自身も直線序盤で前が壁という要素もあった中で直線でしっかりと後半要素を引き出して来た印象。新馬戦も同様に平均ペース(前半34.9秒)の中で直線半ばで一定の加速を引き出して後半要素を見せており、近年の朝日杯FSの傾向と合致する内容は示している。

平均寄りで流れる展開に対応しつつ後半で加速を引き出せる事をすでに示している馬は少ない。単純に1勝クラス以上で1400~1600mで前半を34秒台となったレースを勝ち負けしているのは、このオオバンブルマイ以外にはドルチェモア(サウジアラビアRC)、バグラダス(11/19・1勝クラス)、グラニット(サウジアラビアRCで0.2秒差2着)、ティニア(11/19・1勝クラスで0.1秒差2着)、フロムダスク(京王杯2歳Sで0.2秒差2着)のみ。ドルチェモアのサウジアラビアRCは単騎逃げ馬(グラニット)が作り出したペースを離れた2番手追走なのでアテに出来ないし、バグラダス、ティニアは1勝クラスの数字。フロムダスクは実際前走でオオバンブルマイに負けていると考えれば、重賞(G2)での前半34.6秒のペースで勝利しているこの馬が自然と浮上してくると思う。何よりも前半34秒台の流れを新馬戦を含めて2戦も経験して、更に勝っているという所が最大の強みになるはず。

もちろん初の右回りに対する適性、200mの距離延長にどう対応するかが最大のカギにはなる。ただ過去のこのレースの傾向や、平均寄りで流れる展開に対する対応力を考えると、この馬が過去に示した内容と結果は非常に魅力的に映るのでこの馬を本命候補としたい。

相手候補は○バグラダスを抜擢。
前走は1勝クラスながら前半34.3秒の流れの中で結果を残し、流れる展開でも後半要素をしっかりと引き出した点に注目。2走前に新潟2歳Sでは0.3秒の4着でタイムは平凡な1.36.2だったが、前走は1400mながら1.20.8と時計面で一気に進境を見せた意味は大きい。流れる展開で加速を見せた事はこのレースに向けては好材料と言えるし、本命馬◎オオバンブルマイとの比較で見てもこちらは一応マイル経験があるという優位性を考慮して対抗に抜擢したい。

3番手は▲ティニアを。
こちらは先述の○バグラダスが勝った1勝クラス(前半34.3秒)のレースの2着馬。なので単純にバグラダスが対抗ならこちらも同様に…という理論での3番手評価。前走だけを見れば直線半ばでの一瞬の加速で少し見劣ったが、最後の1Fからゴール前にかけては詰め寄っていて最終的には位置取りの差が出た感じで、そこまで大きな差は無いと見えるので高評価をしてもいいはず。◎馬同様に右回りと距離延長に対する対応力がカギになるも、現状の人気の割には結構期待できるタイプだと思える。

後は平均以上に流れる展開に経験が無いもののマイル経験とスピード面での良さを見せている△オールパルフェ。流れる展開への対応が未知数も後半勝負に徹しての浮上があってもいい△ドルチェモア△ダノンタッチダウンの2頭。前半のスピード面を生かし切れば粘り込みがあってもいい△グラニットまでを連下候補として馬券を組み立てたい。
 

◎オオバンブルマイ
○バグラダス
▲ティニア
△オールパルフェ
△ドルチェモア
△ダノンタッチダウン
△グラニット

【買い目】
馬連:◎○▲ BOX
3連複:◎○▲軸 △流し
(馬連3点 3連複13点)


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