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競走馬個別メモ 2022  ダービー卿チャレンジT タイムトゥヘヴン


ダービー卿チャレンジT 勝ち馬 タイムトゥヘヴン
主な戦績:ダービー卿チャレンジT(G3・2022) 

作成日:2022.4.4


競走馬特性面

MH2 【前後半型】【後半型】【持続型】【後半勝負型】【総合力勝負型】
ある程度流れる展開からの後半勝負型。貯める形ならある程度鋭い脚は使えそうだが、根本的には自力で差せるタイプではないので前崩れの展開が理想か
【専用メモ】持続型 直線急坂向き?
【所感メモ】後半型の競馬に徹して浮上のタイプ?(21.10.25)
作成日:2022.4.4

過去成績・データ(2022.4.4時点)

前走:ダービー卿チャレンジT(G3・中山芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.32.3 1着(良)-0.0秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続型 45.5-46.8 
前半からある程度流れる展開からのSP持続力勝負の展開。前に行った馬は最後に止まってしまう展開で、後方から外を回した組が上位を占める形。

予想コメント
終い伸びても・変わる余地あり
【調教】余裕ある手応え
★位置取りカギ 後半勝負に徹してどこまで

個別レース回顧
【出し切る形・後半勝負に徹し・展開向く・コースロス防ぐ好騎乗・最後1F豪快に伸びきる】

【後方待機・内】【3~4角内通す】【4角~直線入口で外】【直線序盤で大外】【直線半ば伸びる】【最後1F鋭く伸びる】【G前差し切る】

発馬五分も序盤から控える形で後方のインで待機。道中は後方で脚を貯めて3角からジワッと進出を開始。3~4角はやや内目を回って4角から直線で外目を回し、直線序盤でさらに大外に持ち出してくる。この時点でまだ後方2.3番手の位置だったが残り1Fで大外から豪快に伸びきってゴール前で2着馬(フォルコメン)を競り落として勝利。

後方待機策が綺麗に嵌った感じはあるが、3~4角は内目を回してコースロスを防ぎ、4角~直線入口で外に出してさらに直線序盤で大外に持ち出すなど進路取りも上手くいった感じはある。完全に後半勝負に徹しているので嵌った感はあるのは仕方何が、残り1Fでの豪快な伸び脚は見所あったと思う。元々末脚は持続型のイメージが強かったが、道中しっかりと貯めきる形ならある程度の鋭い脚は使える馬なのだろう。また今回はこの馬としては時計面で進境も見せているし、ちょっと以前までの感じとは変わりつつある印象はある。

陣営・騎手コメント
(大野拓弥騎手
)「午前中から芝の傾向が外が伸びる馬場だったし、内枠もあったので1回下げてから外を選択しました。(3年ぶりの重賞は)うれしいです。久しぶりに勝って良かった。切れる脚を持っているので、それを生かしてレベルの高い相手に頑張ってほしいです」

(戸田博文調教師)「乗り難しいところはありますが、ジョッキーが手の内に入れてくれて上手に乗ってくれました。内容のあるレースでした。母のキストゥヘヴンが京成杯オータムハンデキャップを勝った時と似た競馬をして、同じくらいの時計で差し切ってくれて感慨深いです。タイトルを獲れましたし、自信を持ってGIIやGIに向かっていきたいです」


2走前:東風S(OP・中山芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.34.7 11着(良)0.6秒差
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・瞬発型 47.5-46.6 
予想コメント
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個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
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3走前:ニューイヤーS(OP・中山芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.9 7着(稍重)0.5秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続・失速型 46.6-46.8
予想コメント
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個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
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過去見所レース(ベストレース)
2021.10.23 富士S(G2・東京芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.6 3着(良)0.4秒差

レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 47.0-46.2 
平均的な流れからのSP持続力勝負の形。その中で後半型の競馬に徹した馬が上位を占めた感じ。

予想コメント
調教◎ 距離は良いが・上積み十分
【調教】伸び鋭く上昇目立つ
★展開、位置取りカギ 東京コースに? 古馬との力関係カギ

個別レース回顧
【出し切る形・出負け・後半勝負の形で結果残す・持続性の脚が生きる・上位馬には完敗】
【出負け】【後方待機】【3~4角で外】【直線入口で大外】【直線半ばで伸びるも】【最後1Fしぶとく伸びる】

出負けして後方からの競馬。3~4角で外からジワッと押し上げて行って、直線入口も大外に出して追い出しを開始。直線半ばでスッと反応して外から伸びて来るが、坂の上りで僅かに脚色が鈍る感じ。その間に外から来たサトノウィザード(2着)にアッサリ交わされたが、最後の1Fもしぶとく伸びを見せて3着を確保した。

出負けもあって後方待機という形ではあったが後半要素を問われて案外頑張ったなという印象。元々加速型ではないので、直線の坂で若干伸びあぐねた感があるのは仕方ないだろう。それでも最後の1Fで再度伸びを見せているし、後半型の競馬でも持続性のある脚を使えることは見せて来た。3着と言えど勝ち馬には0.4秒差だし、2着馬には末脚の質で全く相手にされなかった感じはある。それでも今回は距離短縮で良さが出たという面もあるだろうし、後半型の競馬である程度の内容を示した意味も今後に向けては大きいかもしれない。

陣営・騎手コメント
(柴田善臣騎手)
「ゲートの中でソワソワして出遅れてしまいました。ただ、稽古の動きも良かったですし、その分終いはしっかりと脚を使ってくれました」

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません


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