競走馬個別メモ 2022 ターコイズS  ミスニューヨーク

 
ターコイズS 勝ち馬 ミスニューヨーク
主な戦績:ターコイズS(G3・2022、2021)
 
作成日:2022.12.19

競走馬特性面

MH2 【SP持続力・後半型】【後半型】【持続型】【重馬場】
【専用メモ】ロングスパート戦向き 時計面課題
【所感メモ】11秒台前半の速いラップの対応に?
作成日 2022.7.25

過去成績・データ(2022.12.19時点)

前走:ターコイズS(G3・中山芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.5 1着(良)-0.0秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 47.0-46.5 
若干緩めの平均ペースからのSP持続力勝負の展開。直線半ばで僅かに加速を問われているが、終始持続ラップの中での後半要素を問われる形。
 
予想コメント
【休み明け初戦】昨年勝者変身・条件は合う
【調教】仕上がり良好
★相手関係は楽に とにかく直線の進路取りが噛み合えば

個別レース回顧
【決め手】勝負所から大外を回る形も・後半要素で違い見せ差し切る

二の足が遅いが押して押して序盤は何とか後方集団の外を追走。しかし向こう正面で徐々に位置取りを上げて行って中団外目の位置。3角過ぎで外目から動いていって、4角ではムチを入れつつ外々を回って進出。直線入口では少し外に振られつつ直線に向くと、そこからジリジリとした脚ながらも確実に伸びを見せて前との差を詰めてくる。最後の1Fでエンジンが掛かって、グイっとひと伸びを見せてゴール前で2着馬を捉えて見事連覇達成。
二の足が遅くて序盤の位置取りは厳しかったものの、鞍上の好判断で向こう正面で位置を上げて中団外目の位置を確保したのは大きい。そこからは終始外々を回ってロスのある競馬だったが、直線は後半要素の違いを見せて大外から差し切り勝ち。直線は内側の先行馬が若干伸びきれず…という感じもあったが、自身は進路取りと位置取りの面で上手く噛み合った形の内容。ただ最後の1Fでのエンジンが掛かってからの脚色は結構なもので、、後半要素の勝負で不利なく出し切る形なら…という感じは十分に見せつけたと思う。
 
陣営・騎手コメント
(M.デムーロ騎手)
「良かったです。とってもうれしい。前走、ちょっとスペースなくて悔しい思いをした。今回は本当にうまくいった。この馬はこの競馬場が好きですし、馬場も合う。すごい瞬発力をみせてくれて良かった。(レースプランは)知っている馬なので先生は乗り方は任せてくれています。スタートは出るけど、少し二の脚が遅くて出していった。瞬発力あるからごちゃごちゃならないように、外に出したけど、いい競馬をしてくれた」

(杉山晴紀調教師)「昨年は内枠で出遅れて後方から大外を回る形でしたが、今日は外枠で、枠なりで行けました。内、外から挟まれると気にするところがあるとジョッキーも言っているように、外差しが合っているのだと思います。 斤量も昨年から2キロ増えているのに、何とか勝ち切ってくれました。 体重の変動は元々、少ない馬ですが、古馬になって安定してきました。来年は6歳になります。今後については相談して決めたいと思います」

2走前:京成杯AH(G3・中山芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.7 4着(良)0.1秒差 
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・瞬発型 47.5-46.1
やや緩めの流れから後半のSP持続力勝負。3~4角で11秒台前半の一定の加速ラップを踏んで最後の1F持続力を問われる形。開幕週という事もあって前目の馬が揃って上位に来た感じ。
 
予想コメント
中山を得意に・展開一つ
【調教】フットワーク軽快
★中山実績豊富 道中の流れカギ 高速馬場でのスピード勝負になると?
 
個別レース回顧
【決め手】緩いペースで追走は楽に・直線で進路取り噛み合わず?

【好位追走】【4角で動く】【直線で伸びる】【直線半ばで包まれ気味】【最後1Fしぶとく伸びるも】【G前窮屈に】

発馬五分もある程度押して位置を取りに行く形で好位追走。4角手前から中目から進出を図って直線も中目から伸びを見せる。しかし直線序盤から半ばで一瞬行き場がない感じになって外に出そうかと迷っていたが、腹を括ってそのまま馬群を割る形を選択。坂の上りで馬群を割って伸び掛けたが坂を上ってから少し窮屈になってしまい、最後は若干伸びきれず…という感じでゴール。

緩いペースで追走面で苦労しなかったし、序盤である程度前目につけるなどペースに恵まれた感じはある。ただ勝負所から直線で終始馬群の間に突っ込む形を取った為にスムーズな進路取りが叶わず、結果追い切れず伸びきれずという感じで若干中途半端な形になったのは痛い。ただ根本的にスローの加速型というタイプではないから、進路取りが噛み合っても上位馬を纏めて差し切れたかどうかは少し微妙だろう。道中ペースが緩かったので追走面で楽になったのはあると思うが、むしろ後半要素を問われた中で少し見劣りしたという見方も出来るかもしれない。
 
陣営・騎手コメント
(M.デムーロ騎手)
「スタートは良かったし一番いいところで競馬ができたが、ペースが遅かったし、ラストはスペースがなかった。もったいなかった」

3走前:中京記念(G3・小倉芝1800m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.46.2 4着(良)0.3秒差
 
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 48.1-46.0 緩めの流れからの後半のSP持続力勝負という展開。3角手前からペースが上がって直線半ばまで持続し続ける形で、SP持続力をのものを求められた展開。
 
予想コメント
重◎調教◎ 得意条件で本領・小倉得意
【調教】1ハロンの伸び目立つ
★休み明け初戦 小倉好相性 流れる展開希望 コース取りカギ 時計要して一気に浮上
 
個別レース回顧
【決め手】勝負所、G前でスムーズさ欠く・自身の得意とする展開では無く

【中団待機・内】【3~4角で外】【4角若干包まれ気味】【4角~直線入口で外】【直線伸びるも】【G前挟まれる】

発馬五分からある程度促して中団内目からの競馬。3角過ぎから外目に誘導して進路を探しにくも4角手前で若干前が詰まり気味になって追い出しを遅らせる感じに。それでも4角で動いて直線入口から序盤で大外に持ち出して伸びを見せ、最後の1Fでグンと加速して前に迫ったがゴール前で2.3着馬の2頭に挟まれるような感じになって最後は伸びきれずで4着まで。

中団内目の良い位置で進めていたが勝負所から4角のコース取りで嵌り切らなかったのと、直線の最後で両サイドの馬に挟まれる形になるなど不運もあった内容。この馬にとってはスローの流れの中で精一杯の内容を示したと思うし、道中とゴール前でのスムーズさがあればもう少し上の着順は望めたかもしれない。ただ自身が後半のSP持続力勝負の展開をそこまで得意としていなかったし、時計的にもこの辺りがほぼ限界だったようにも思える。しかしそれらの要素があった中で一定の内容と結果を示した事自体は評価されて良いと思う。
 
陣営・騎手コメント
(M.デムーロ騎手)
「内容は完璧かと思いました。昔のような瞬発力ではなく、ジリジリとした脚で伸びました」
 

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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