見出し画像

競走馬個別メモ 2022 京成杯オータムハンデ ファルコニア

 
京成杯オータムハンデ 勝ち馬 ファルコニア
主な戦績:京成杯AH(G3・2022) カシオペアS(OP・2021)

作成日:2022.9.12

競走馬特性面

SM2 【SP持続力・一瞬加速型】【後半型】【加速型】【要所加速型】
【専用メモ】出遅れ癖
【所感メモ】常にワンパンチ不足   
作成日:2022.7.25

過去成績・データ(2022.9.12時点)

前走:京成杯AH(G3・中山芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.6 1着(良)-0.0秒差

レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・瞬発型 47.5-46.1   
やや緩めの流れから後半のSP持続力勝負。3~4角で11秒台前半の一定の加速ラップを踏んで最後の1F持続力を問われる形。開幕週という事もあって前目の馬が揃って上位に来た感じ。 

予想コメント
引き続き上位・1600でペース向けば
【調教】力強い脚捌き 
★実績上位 成績安定傾向 何か一つ噛み合えば
 
個別レース回顧
【決め手】前目で完璧なレース運び・加速、時計面問われず奏功
【好位追走・外】【4角馬なり】【直線伸びる】【最後1Fしぶとく伸びる】【G前接戦制す】 

発馬五分から押して好位外目を確保。道中は終始楽な形で好位を追走し、3角でジワッと前を伺って4角も馬なりで進出して直線へ。直線で追われるとスッと加速して前を捉えに掛りるが、最後の1Fでその2着馬(ミッキーブリランテ)の抵抗遭うもゴール前でクビ差捉えてゴール。
終始好位の絶好位でレースを進めて直線も加速と持続力の両面を引き出して最後は何とか差し切り勝ち。見た目と内容が地味に映る形で、若干ではあるが出走馬のレベル的な要素の問題があったかもしれない。この馬としては好位で上手く運べたし直線の加速を問われなかったのは大きく、さらに時計面でも特別なものを求められなかったのは幸いしていると思う。緩めの流れである程度前後半のバランスを問われた形で持ち味が最大限に生きた…という見方で良いと思う。

陣営・騎手コメント
(吉田隼人騎手)
「ハンデ戦らしく最後はぎりぎりだったんですけど、良く勝ってくれました。やっぱり内枠をほしいなと思っていたんですが、外枠で昨日(10日)から前、内を通った馬が好走しているのでスタートだけきれいにうまくだそうと思っていました。以前はムキになってハミをとるところもあったんですが、だいぶ競馬を覚えてくれて、流れが変わっても3番手で息が入っていたので特に問題なかったです。馬もふっくらしてきたんですけど、気持ちの面で若さが抜けたというか、調教も乗りやすくなっているので成長を感じますね。前半は思ったよりゆったり行けたので直線は前にプレシャーをかけつつ、早めに先頭にたちましたが、良く踏ん張ってくれました。古馬になってきてから、どんどん成長してくれているので、これからマイルくらいの距離で頑張ってくれると思います」

(高野友和調教師)「レース前にジョッキーと話した形とは違う所がありましたが、レースの中でのジョッキーの判断がとても良かったと思います。馬がよく応えてくれました。年齢と経験を重ねて馬はだいぶ落ち着いてきました。スローな流れや、途中で外から来られても対応できたのは収穫です。今日の感じなら距離に関しても選択肢が広がります。次のレースはオーナーと相談して考えることになると思います」
 

2走前:中京記念(G3・小倉芝1800m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.46.0 3着(良)-0.1秒差

レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 48.1-46.0
緩めの流れからの後半のSP持続力勝負という展開。3角手前からペースが上がって直線半ばまで持続し続ける形で、SP持続力をのものを求められた展開。

予想コメント
調教○ 好調あと一歩・いいレースを
【調教】力強い伸び脚 
★休み明け初戦 前半の流れカギ 実績上位 成績安定傾向 1800mベスト 加速問われる形で一気に浮上

個別レース回顧
【決め手】終始外回る形でコース取りの差大きく・最後は持続力の差で見劣る
【中団待機・外】【3~4角馬なり】【4角で外から動く】【直線入口で外】【直線伸びるも】【最後1F脚色鈍る】【G前接戦も・3着】

発馬五分から内の馬の様子を見つつ中団外目の位置を追走。終始外々を回る形ながらも3角過ぎから外からジワッと上がって行き、4角で仕掛けて2番手で直線に進入。直線は逃げる勝ち馬(ベレヌス)を追いかけるものの最後の1Fで若干脚色が鈍る感じで勝ち馬との差が詰めきれない感じに。その間に外から2着馬(カテドラル)の強襲に遭う感じでゴール前の接戦に敗れて3着まで。 
   
大外枠だし終始外々を回る感じで距離的ロスはあったのだろうか、最後の1Fで思った以上に脚色が鈍って3着止まり。終始外を回る形になった分だけ、勝ち馬との比較で見るとコース取りの差は大きかったと思う。ただ加速区間となった3~4角でほぼ馬なりで上がって行っているので、一定の加速そのもには対応出来たと見ていいだろうが、最後は持続力の差が大きく出たような感じで最後の最後で2着馬に交わされている。最終的に加速ではなくある程度スピード持続力を問われる展開になった分だけ詰めの甘さというかワンパンチ不足したと思われる。

陣営・騎手コメント
(川田将雅騎手)
「何とか勝たせたかったんですが、この枠で今日できる精一杯の走りはしてくれました」
 

3走前:マイラーズC(G2・阪神芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.4 3着(稍重)0.1秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 46.1-47.2  
前半からある程度流れる展開でのSP持続力勝負で、ラスト1Fで大きく落として失速するラップ推移。稍重で力の要る馬場状態でもありパワーと前半のスピードを問われた展開

予想コメント
調教○ 2戦共に差僅か・上手く噛み合えば
【調教】追って伸び上々 
★阪神実績豊富 位置取りカギ 立ち回り噛み合えば 
 
個別レース回顧
【出し切る形・道中スムーズ・直線伸びきれずも・流れる展開でも一定の内容示す・要所の加速引き出せず?】

【好発】【好位追走】【4角で動く】【直線しぶとく伸びる】【最後1Fしぶとく伸びる】【G前接戦も・3着】

好位追走から直線しぶとく伸びきる形で3着。終始2着馬(ホウオウアマゾン)を見るような形で進めて直線もこれを目標に追ってきたが、最終的にその2着馬を捉えきれずでゴール前では外から来た勝ち馬に差される格好。流れる展開と力の要る馬場で加速を問われない展開が向いたとは思うが、終始目標にしていたであろう2着馬を結局捉えきれなかったところにワンパンチ不足という印象は出てしまう。現状ではもう少し緩めの流れで余力がある状態の中で要所の加速を引き出せる展開が理想なのだろう。ただこのメンバー構成でパワーとスピードの持続力が要求された展開で0.1秒差の3着という結果は決して悪くはない。

陣営・騎手コメント
(川田将雅騎手)
「走り的に得意ではない馬場でも、精いっぱい頑張ってくれました。走り切っての結果です」     
(高野友和調教師)「馬もジョッキーも頑張ってくれたし、内容には満足している。今後については状態を見ながら決めます」
 

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?