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競走馬個別メモ 2022  チューリップ賞勝ち馬 ナミュール


チューリップ賞 勝ち馬 ナミュール
主な戦績:チューリップ賞(G3・2022)

作成日:2022.3.7


競走馬特性面

SM2 【後半型】【加速型】【瞬発力勝負型】
緩めの流れから平均的な流れでの瞬発力勝負型。現状ではとにかく加速性能が高い印象だが、長く脚を使えるかどうかはまだ未知数 
【専用メモ】出負け癖 瞬発型  
【所感メモ】---
作成日 2021.12.6

過去成績・データ(2022.3.7 時点)
前走:チューリップ賞(G3・阪神芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.2 1着(良)-0.2秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 直線緩急型 46.5-46.7
平均ペースからの後半3Fの瞬発力勝負という感じだが、3角で少しペースが落ちて4角~直線で再加速する展開。後半のSP持続力も問われた中での加速勝負という感じもある。

予想コメント
調教◎【休み明け初戦】前走負けて強く・能力を信じて
【調教】時計平凡も動き良
★休み明け初戦 ゲート課題 位置取りカギ 瞬発力勝負で浮上

個別レース回顧
【出し切る形・直線序盤で包まれるも・流れる展開で末脚見せる・後半要素で他馬を圧倒・完勝】

【中団待機】【3~4角内通す】【4角~直線入口で外】【直線序盤で包まれる】【直線半ばで伸びる】【最後1F鋭く伸びる】【完勝】

発馬五分から行き脚がついて好位まで押し上げるが途中で控えて中団中目を追走。3角で少し下がって中団後方の内目となり、3~4角は内々を回しつつ直線序盤で外目に。直線序盤でやや馬群に包まれ気味だが、半ばで外に持ち出すと外から伸びを見せ、最後の1Fで鋭く加速を見せて明確に他馬との違いを引き出しての差し切り勝ち。

想定以上に少し流れる展開だったが、この流れでも後半要素で他馬との違いを明確に見せたという印象。直線序盤で包まれ気味だったが半ばで外に出してエンジンが掛かってからグンと伸びるなど、まだまだ余力十分という感じで楽々の差し切り勝ち。この内容なら意外とオークスまでの展望は明るくなったと言えると思う。

陣営・騎手コメント
(横山武史騎手)
「賞金的に権利(優先出走権)を取らないといけないなかで、よく頑張ってくれました。正直、馬の力だけで勝つことができた。僕的には悔いが残るレースでした。スムーズという競馬ではありませんでした。前走でも負けて強しの内容でしたし、調教の感触から柔らかさは一級品だと思っていたので、(この馬が)勝ったことに不思議はありません。どれだけ成長してくれるのか、楽しみです」

(高野友和調教師)「4コーナーを回るときは〝ヤバい〟と思いましたが、直線で何とか外に出せた後は馬の力が見られました。ゲートももう大丈夫だと思います。小さくてもGⅠを勝つ馬はいますけど、この馬はもう少し頑強な感じになれると思う。まだ芯がしっかりしていないぶん、今日も少しのことでフラフラしたりもしていたので、次までにしっかりつくっていきます。現状でこの競馬ができたのは本当に馬の素質の高さですね」


2走前:阪神JF(G1・阪神芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.34.0 4着(良)0.2秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 直線緩急型 46.4-47.4
序盤はまずまず流れる展開だが、中盤でかなり緩んで平均ペース(ややスロー寄り)という流れから後半再加速戦。後半の加速は殆ど直線のみで直線入口で一気に加速を問われる形になった。

予想コメント
調教○ スピード瞬発力兼備・枠は問題なし
【調教】瞬発力抜群
★展開カギ 断トツの加速力 大外枠カギ

個別レース回顧
【出し切る形?・ゲート・位置取り致命的・ロスの多い競馬・3角までに脚を使う?・4角包まれて下がる・直線加速力で違い見せるも・惜敗も能力示す】

【出負け・二の足遅い】【最後方待機→後方→後方・内】【3~4角内通す】【3~4角位置取り下げる】【直線で最内から鋭く伸びる】【最後1F伸びるも】【G前届かず・4着】

そこそこ大きな出遅れがあり、さらに二の足も遅く最後方からの競馬。序盤から押してで後方集団に取り付き、3角手前でも脚を使ってようやく後方集団のインまで押し上げる。しかし3~4角は馬群が密集した状態になって後方インでジッと待機する羽目になり、その間に後方まで下がってしまう。4角では再度最後方付近まで下がるが、それでも外に出さずあくまで内を衝く構えを見せて4角から直線へ。直線序盤で内回りコース合流地点の広いエリアを利用してイン突きを敢行。ここで鋭く加速を見せて一気に中団のインまで伸びてきて、最後の1Fもラチ沿いから凄い勢いで伸びてくる。しかし坂の付近で若干脚色が鈍ったのと、自身の通った内と上位馬が通った外との馬場の差もあって最後は伸びきれずという感じ。結局勝ち馬(サークルオブライフ)には0.2秒差、3着馬(ウォーターナビレラ)にはクビ差及ばずで馬券圏外の4着止まり。

最後の脚色を見ても惜しかったな…という感じ。最後は伸びきれずという感じだが自身は明らかに内の馬場の悪い所を通っているので、内外の馬場の差はかなり大きかったと思う。まぁそれ以前にちょっと前半部分でロスが大きく、大きな出遅れも響いたが押し上げのポイントとせっかく押し上げたのに再度後方まで下がるというチグハグな道中の運びも影響していると思う。それにしてもこれだけのロスとチグハグさがありながらも最終的に0.2秒差の4着に来た事は評価できる。今後はゲートが最大の課題と言えるが、発馬五分である程度真面な展開なら破壊力抜群の末脚は脅威になると思える。

陣営・騎手コメント
(C.デムーロ騎手)
「ゲートの出が悪くて、後ろからになってしまいました。向こう正面でいろんな馬が交錯して怖がって内へ行く形になりました。馬場が悪いなか、しっかり伸びてくれましたけど、外枠が難しかったです」

3走前:赤松賞(1勝・東京芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.8 1着(良)-0.3秒差
レース展開
S(スロー)後半型 瞬発力・一瞬型 47.8-46.0 
予想コメント
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個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
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【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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