ＮＨＫマイルＣ 2022 予想
今年の出走メンバーはマイルで好時計を持っている馬が少ないという印象。馬場や展開という要素があるので一概に言えない所はあるものの、アーリントンＣの勝ちタイムは1.32.7とようやく33秒を切った時計。しかしニュージーランドＴは1.33.5という時計であり、ちょっと例年に比べても時計面で強調できる馬が少ないなという印象。しかも今回は東京マイルでこの時期の高速馬場を考慮すると、時計面で対応できるタイプは結構限られてくると思う。
桜花賞では8着ながら勝ち馬とは0.2秒差と僅差だった◎アルーリングウェイを狙う。
その前走の桜花賞の展開は、平均的に流れる展開で中盤少し緩んで4角からの再加速戦。その中で前々で流れに乗って直線伸びを見せたが、若干の不利もあり最後は甘くなっての8着。しかし先行勢としては2着ウォーターナビレラ、3着ナムラクレの2頭しか残らない中で0.2秒差の8着というのは評価されていいし、走破時計も1.33.1でありこの数字は今回の出走メンバーの中でも屈指の存在。
元々中盤で少し緩むような流れなら直線半ばでも加速を効かせることが出来るタイプ。桜花賞の時と同じ展開になるかどうかは微妙だが、ある程度流れる展開を前々で運んで結果を残し続けているというのはここに来て大きな強みになるはず。後は牡馬との力関係をどうみるかだが、持ち時計の観点からはそこまでヒケを取るとは思えないし、斤量面でも牡馬よりも2キロ軽いという材料もある。
金曜日夜の時点で10人気とこれまた人気が無い（レース開始時刻までに相当変化するとは思うが…）。穴狙い…という意識はないのだが意外と推せる材料は揃っているのでこの馬を中心にしてみたい。
相手は実績面でも侮れない○セリフォスを。
当初は加速型のイメージが強く流れる展開でどこまで？という感じで見ていたが、前走の朝日杯ＦＳは最終的に勝ち馬と決め手の差が出てしまったものの、平均ペースでも意外と持続力のある所を示している。理想は緩めの流れで加速が生きる形だとは思うが、平均的な流れでも後半要素で一定の内容を示しているのは見逃せないし、ここでも有力候補の一角である事には間違いないと思う。
3番手はアーリントンＣ2着の▲タイセイディバインを推す。
前走のアーリントンＣはスピードの持続力という面を生かし切る形での2着。元々加速勝負では分が悪い馬でもあり、平均寄りの流れがピッタリと合うタイプなのだろう。例年の傾向からしてもマイルＣは比較的澱みなく流れやすい展開が多く、その中でスピードの持続力勝負なら…という感じ。時計面でも1.32.8とメンバー屈指の時計を持っており、東京コースへの対応が鍵になるものの推せる要素は十分にあるので3番手としたい。
連下候補には前走で使える脚の短さが浮き彫りになったものの脚の使い処が嵌れば怖い△マテンロウオリオン、デキも良く東京コースでの変わり身に期待できそうな△インダストリア、ワンパンチ不足気味…という感はあるも立ち回りの上手さでカバーできそうな△キングエルメス、長期の休み明けがどう出るかだが適性的には推せる△ソネットフレーズまでを候補としたい。
ダノンスコーピオンは時計面では最上位も根本的な左回り適性に？がつくタイプで、さらに今回の大外枠はちょっと厳しいと見て見送りの方向で。
◎アルーリングウェイ
○セリフォス
▲タイセイディバイン
△マテンロウオリオン
△インダストリア
△キングエルメス
△ソネットフレーズ
【買い目】
馬連：◎○▲ ＢＯＸ 3点
3連複：◎○▲軸△流し 13点
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