スプリンターズS 2023 出走馬個別メモ  テイエムスパーダ

テイエムスパーダ


【競走馬特性面】

MH1 【SP持続力・前半型】 【前半型】【前後半型】【持続型】【重馬場】
【専用メモ】先行力
【所感メモ】パワーとスピードの兼備型
【最終更新日】2022.3.7

【前走結果・レース展開】 

セントウルS・1着(-0.2秒差)
M(ミドル)平均型 SP持続型 33.5-33.7
 
前半は33.5秒だが全体の流れで見ると平均ペース。その中で最後まで大きく落とさない純粋なSP持続力勝負の展開

【前走予想コメント】

不振を脱せず・自分の競馬出来れば
【調教】鋭さひと息
【事前予想】---

【前走決め手】

押して主導権握って自分の形・開幕週、高速馬場を味方に押し切る

【前走個別レース回顧】

少し体勢を崩しながらの発馬から押して押してハナを取りに行く形。ハナを取り切る過程で内枠の数頭の鼻先をかすめるなど強引さはあったが、何とか主導権を握る形に。そのまま自分の形に持ち込むと、道中はそのまま10秒秒後半から11秒台前半の速いラップを刻み続ける流れを作る。3~4角も比較的楽な手応えから直線に向くと、直線入口から序盤でひと足を使って後続を突き放しにかかる。最後1Fでは完全に後続を突き放して押し切りモード。流石にゴール前で若干甘くなったが、それでも直線で後続に対して作ったリードが効いて、2着に1馬身の差をつけての逃げ切り勝ちだった。

序盤でハナを取る際に内目の枠の馬を数頭の鼻先をかすめるように内に切れ込んだものの、何とかハナを取り切る事が出来たのが最大の勝因。そのまま10秒台後半から11秒台前半の速いラップを刻みつつ、直線はひと脚を使って後続を引き離すなどこの馬にとっては一番良い形を作れたのは大きい。もちろん開幕週の馬場、高速馬場という条件もこの馬に向いたと思えるのだが、それでもここまで完璧なレース内容を見せるとは意外だった。まぁ前走でも復調気配は全くと言っていいほど伺えなかったし、調教でも平凡な動きを見せていて、まぁ劇的な復活劇になったと思う。

【前走関係者コメント】

(富田暁騎手)「重賞になるとなかなか勝てなくて、自分自身緊張しているところもあったりして、こうして夏の北海道の経験を経て、こちらで師匠の馬で重賞を勝てたということもすごくうれしいです。先生(木原調教師)も(定年引退まで)あと1年ちょっとで重賞を取れたのもうれしいです。最初は実感がわかなかったんですけど、ゴール板を過ぎてから、皆におめでとうと言われて、うれしさが込み上げてきました。この馬の形で競馬ができれば強いと思っていましたし、成績は落ちていましたけど、ずっと恐らく在厩で厩舎の方が(調子を)落とさずに調教をしてくれていたので、この先に向けても、いい結果になったと思います」

【2走前走結果・レース展開】

北九州記念・13着(0.9秒差)
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 32.9-34.4

序盤から流れる展開でのSP持続力勝負で、ゴール前にかけて失速していくラップ推移。ほぼ例年通りのラップであり、高い次元でのSP持続力勝負となっている。

【2走前予想コメント】

小倉で前進可・55キロ課題
【調教】変わりなく順調
【事前予想】---

【2走前決め手】

好発、好位追走・4角一杯、最後1F失速・復調には程遠く

【2走前個別レース回顧】

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【2走前関係者コメント】

(今村聖奈騎手)「体調は非常に良かったし、この馬のレースはできました。ただ、競馬に対してマイナーな気持ちになってきているので、そこをリカバリーしていければと思います」

【3走前走結果・レース展開】

CBC賞・8着(0.7秒差)
M(ミドル)平均型 SP持続型 33.7-33.5
 

前日までの雨の影響が心配されたが、実際には良の高速馬場という状態。平均ペースでのSP持続力勝負の展開で、僅かに失速していくラップ推移。しかし最後1Fは11.7秒とそこまで大きく落としおらず、比較的純粋なSP持続力勝負という印象。ただ内の先行馬が総じて上位を占めて、直線で外を回した差し馬が伸び切れないという状況。開幕週とは言え馬場の内と外での差が意外と大きかった可能性はある。

【3走前予想コメント】

【休み明け初戦・転厩】適距離に戻り・自分の競馬でどこ迄
【調教】久々も動き軽快
【事前予想】---

【3走前決め手】

好発、好位追走・直線半ばで脚鈍る・僅かに復調気配見せるも

【3走前個別レース回顧】

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【3走前関係者コメント】

(国分恭介騎手)「課題だったスタートが決まり、理想的な形で運べました。しまいは伸びを欠きましたが、休み明けを考えれば上出来だと思います」

【スプリンターズSに向けてのポイント】

セントウルSで鮮やかな逃げ切りで復活をアピール。ただ開幕週の馬場と高速馬場、更には前半が33.5秒と1200m戦としてはそんなに激流ではなかったところがカギ。最後1Fで後続を突き放す形を見せたのは序盤のペースが起因していると思える。とりあえずはハナを取り切った上で、序盤のペースがあまり速くならない事が絶対条件になる。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。

また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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