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ホープフルS 2022 予想

 
過去の傾向から見ても後半の加速勝負よりも、ある程度流れる展開からの後半の持続力を問われる形になりやすい。3歳のこの時期なので明確な適性、特性面が定かではないが、コース形態の上からの東京コースで結果を残した馬よりも、中山、阪神コースである程度適性を見せている馬の方が狙いやすいと思う。

今回のメンバー構成で、ある平均ペース以上で流れる展開の中で後半要素を引き出せる内容を見せた馬は少ない。しかも中山、阪神で…となると更に少なくなる。

大外枠という条件ではあるが◎ミッキーカプチーノを本命としたい。
前走の葉牡丹賞が平均ペースでの後半SP持続力勝負で、後半5F目から11秒台後半のラップを刻む展開。その展開で直線半ばで加速を問われる中でグンと加速を見せ、ゴール前は流す余裕さえ見せる完勝だった。この内容なら中山2000mに不安は全く無いし、何よりもこの条件ですでに高い適性を見せているのは大きな強み。

問題は同じく平均ペースの後半SP持続力勝負だった京都2歳S組との力関係。ただ京都2歳Sの勝ち馬グリューネグリーンは、条件は異なるとはいえ10月の新馬戦で0.3秒もの差をつけて任した相手。京都2歳Sは4角で少しゴチャついて不利があった馬もいたという事もあるが、勝ち馬を基準にすれば五分以上の戦いは望めるはず。大外枠という一般的には不利な条件ではあるが、下手に内で揉まれたり包まれるよりも外を回った方が良いという風に前向きに捉えて本命としたい。

相手は先述の京都2歳S組が中心。
その中で○グリューネグリーンが相手筆頭。
京都2歳Sは平均ペースの後半SP持続力勝負という展開の中で、後続馬が4角ですこしゴチャついて出し切れなかった面もあり、やや恵まれた感のある勝利でもあった。しかし前々で上手く運んでその中で機動力と要所の加速を生かし切っての勝利であり、これはあまり低く評価したくないと思う。この馬自身は2走前に未勝利戦ながらも、ハイペースの流れの中で前半要素の強みを生かして逃げ切っている。ある程度流れる展開そのものに対応できるのは強みになるし、先行機動力を生かし切りやすい中山コースも好都合のはず。重賞勝ち馬ながら土曜日の夜の時点で8人気というてい低評価でもあり、今回は是非とも取り上げたい馬。

同様に京都2歳Sで2着だった▲トップナイフを3番手。
京都2歳Sでは4角で他馬に体当たりされて弾かれるなどの不利がありつつも頭差の2着に好走。体当たりされた後も怯まずに即座に立て直せたのが大きな要因だが、4角のゴチャつきそのもので進路取りでは少し恩恵を受けたかも?という感じもあった。それでも平均ペースを追走してシッカリと後半要素を引き出したのは強みになるし、こちらも未勝利戦(札幌)で圧勝した時は洋芝で平均ペースで流れる展開だった。力の要る馬場と流れる展開の中でしっかりと出し切れるタイプなので、ここでもある程度の期待はしても良いと見て3番手に抜擢。

流れる展開で持続力を想定して上位馬を組み立てたので、連下も同じく徹底したいと思う。京都2歳Sで3着があり、未勝利戦で平均ペースの持続ラップの中で勝利している△ヴェルテンベルク。東京スポーツ杯組からは平均ペースを前々で運んで善戦した△ドゥラエレーデを連下として馬券を組み立てたい。

◎ミッキーカプチーノ
○グリューネグリーン
▲トップナイフ
△ヴェルテンベルク
△ドゥラエレーデ
△ファントムシーフ
(馬連3点 3連複7点)

【買い目】
馬連:◎○▲ BOX
3連複:◎○▲軸 △流し


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