競走馬個別メモ 2022 チャンピオンズC ジュンライトボルト

 
チャンピオンズC 勝ち馬 ジュンライトボルト
主な戦績:チャンピオンズC(G1・2022) シリウスS(G3・2021)

作成日:2022.12.5
 

競走馬特性面

MH1 【持続力勝負・一瞬加速型】【後半型】【万能型】【要所加速型】
【専用メモ】力の要るダート向き 加速良
【所感メモ】二の足遅めも先行力あり (ダート)
作成日 2022.12.5

過去成績・データ(2022.12.5時点)

前走:チャンピオンズC(G1・中京ダ1800m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.51.9 1着(良)-0.0秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 持続力・瞬発型 49.8-49.5   
平均ペースからの持続力勝負だが中盤で12秒後半と緩む形。そこから4角~直線で12.7-11.9-12.3と半ばで11秒台の急加速を問われた展開。勝ち時計の遅さからも時計を要するダートだったという印象。 

予想コメント
ダートで素質開花・条件合う
【調教】活気十分 
★中京好相性 ダートで連勝中勢いに乗る 加速を効果的に使えれば 

個別レース回顧
【決め手】4角~直線序盤で包まれるも・直線の加速力で違いを見せる

好発からる程度前を伺うも外の馬の動向を見つつ控える感じで中団前目のインを追走。道中は中団内目で流れに乗り、3角過ぎから中目中ジワッと動き出していくが4角から直線序盤で包まれて追い出しを待つ形。半ばでようやく外目に進路を見出すとそこからグンと加速。エンジンが掛かると豪快な伸びを見せて、最後の1Fだけで先行勢を一気に外から交わして豪快な差し切り勝ち。

道中の運びはマズマズだったが4角手前からは若干包まれ加減で、進路を探し探しの状態での追い出し。序盤では完全に前が塞がったが、半ばで外目に進路を得てからの伸び脚が凄かった。4角から思うように動けない状態で脚が貯まったのかもしれないが、追い出してから加速力で他馬との違いを引き出せたのが大きな勝因だろう。この感じだと高速ダートよりも力の要るダートでの加速力を活かす形がベストだと思われるが、逆に高速ダートとかでスピード面を全面的に問われる形にはまだまだ不安はあると思う。
 
陣営・騎手コメント
(石川裕紀人騎手)
「めちゃくちゃうれしいです。何よりジュンライトボルトが、僕ら関係者を含めてG1をプレゼントしてくれたので、感謝を伝えたいと思います。まず、夢のようです。そして騎手になるまで、目指すまで家族の支えがあってここまでこられたので感謝を伝えたいと思います」 
                                      (友道康夫調教師)「そんなに意識はしていませんでしたが、これまでダートのGIはなかなかチャンスがありませんでした。今日は彼も初めてのGIだと思いますが、石川騎手が本当に上手く乗ってくれました。ここまでダートでの3戦、外から上がってくる競馬でしたが、今日は内枠に入り、内に閉じ込められる形になったので、そこからどう割ってくるのかと心配していました。それでも馬の間をこじ開けて抜けてきて、馬も成長しましたし、石川騎手も上手く乗ってくれました。戻ってきた彼には「ありがとう」と声をかけました。当然、次もダートを使います。オーナーとの相談になりますが、来年フェブラリーステークスやドバイがありますから、そのあたりを狙う事になると思います」
 

2走前:シリウスS(G3・中京ダ1900m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.57.7 1着(良)-0.1秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 持続力・瞬発型 前半から流れる形も中盤と直線半ばで緩んだり加速したりとやや変則的な流れ。ただ総合的に見ると持続力を問われた中で直線半ばでの加速を引き出せた馬が上位に来た印象。 

予想コメント
ダートの強さ本物・重賞でどこまで
【調教】好気配保つ 
★現状左回りベスト? 立ち回り噛み合えば  

個別レース回顧
【決め手】4角からの勢いそのままに直線鋭く加速・持続力の高さも見せる

【中団待機】【3角外から動く】【4角~直線入口で大外】【直線序盤で伸びる】【最後1Fしぶとく伸びる】
 
発馬から押してある程度の位置を取りに行って中団中目追走。3角過ぎから外を回って押し上げて行って、4角から直線入口で大外を回って一気に進出して直線に向く。4角からの勢いそのままに直線序盤スッと加速を見せると半ばで先頭に躍り出る。ここでようやく本格的に追われて後続を突き放すとその後もしぶとく脚を伸ばし、ゴール前で2着馬に少し詰め寄られたがそれでも3/4馬身の差をつけてゴール。

序盤から流れる展開で若干追走面で苦労した感じはあったが、勝負所からはスムーズに外目からの押し上げが効いており、特に4角から直線入口で加速を効かせながら直線半ばでも加速を引き出すなど、ダートでもひと足を使えるという新たな一面を見せた。動き出しの位置が他馬よりも早かったので流石に最後の1Fは落としたし、後続の追撃も受ける事となったがそれでも持続力を見せてそのまま押し切っていて、持ち味の持続力は最大限に生かし切った内容。直線で見せた加速は意外と鋭かったのは収穫の一つで、流れる展開で要所の加速を引き出して出し切る形ならダートの大きい所でも…と思わせるには十分の内容だと思う。
 
陣営・騎手コメント
(石川裕紀人騎手)
「この馬には非常にいいタイミングで乗せていただきました。(コンビ)初戦は落鉄があっての2着だったけど、前走と今回は強い内容。この馬の強みは4コーナーでの加速力で、それを生かした競馬ができればと思っていました。(G1が)見えてきているなと思っていますし、まずは馬が順調にそこまでの過程を進んでいければと思っています」 

3走前:BSN賞(新潟・ダ1800m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.51.5 1着(稍重)-0.3秒差 
レース展開
H(ハイ)前半型 直線緩急型 48.2-50.9  
予想コメント
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個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
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【競走馬個別データに関する注意事項】


☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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