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競走馬個別メモ 2022 アーリントンC ダノンスコーピオン


アーリントンC 勝ち馬 ダノンスコーピオン
主な戦績:アーリントンC(G3・2022) 萩S(OP・2021)

作成日:2022.4.18

競走馬特性面

SM1 【後半型】【万能型】【SP持続力型】【総合力勝負型】
緩めから平均的な流れから後半SP持続力勝負型。後半の脚は比較的長く使えるが、前半で貯める形なら鋭い加速も引き出せる印象  
【専用メモ】---
【所感メモ】---
作成日:2021.12.20

過去成績・データ(2022.4.18時点)

前走:アーリントンC(G3・阪神芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.32.7 1着(良)-0.0秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 直線緩急型 46.3-46.4  
前半からある程度流れるも中盤で少し緩んで直線で再加速する展開。4角から半ばの2Fで11秒台前半の加速を問われていて瞬発力勝負寄りの形に。

予想コメント
立直し1600なら・いいレースを
【調教】仕上がり良好
★阪神実績豊富 距離短縮はプラス 後半要素生かし切れれば

個別レース回顧
【出し切る形・平均ペースの後半要素で違いを見せる・直線序盤~半ば包まれ気味・最後の1Fだけで差し切る】

【中団待機】【3~4角馬なり】【直線序盤~半ば包まれ気味】【最後1F鋭く伸びる】【G前差し切る】

発馬五分から中団中目を追走。道中は中団でガッチリ折り合う形から3~4角は外に出さずに中目を通って直線へ。直線序盤では前と外が壁になって包まれ気味。半ばで外に持ち出すと残り1Fでグンと加速を見せ、先に抜け出した2着馬(タイセイディバイン)をゴール前で綺麗に差し切った。

平均ペースで直線の加速勝負の形でこの馬自身としてはそこまで得意としていない展開だったが、ほとんど残り1Fだけで差し切るなど後半要素で他馬との違いを見せつける感じの内容。道中はガッチリ折り合っていたし、なるべく外に出さずにコースロスをしないようなコース取りも見えた。平均ペースでも末脚を引き出せた意味は大きいし、直線序盤で包まれ気味になって却って脚を貯めきる事が出来た分だけ、最後の1Fの伸びの鋭さにも繋がっていると思う。目標は当然マイルカップなのだろうが、シッカリ貯めきっての後半勝負なら好勝負が出来そうな雰囲気。あとは根本的な左回り適性をどう見るかと当日の馬場状態次第だろう。

陣営・騎手コメント
(川田将雅騎手)
「前回(共同通信杯)は競馬にならなかったのですが、今日は道中バランスが良くこの馬としてはちゃんとした走りができていました。もともとポテンシャルが高い馬ですから、まともに走ればと思っていました。まだ課題はありますが、こうしてタイトルをひとつ取れましたし、この馬を褒めてあげたいと思います」   
   
(安田助手)「共同通信杯のときが、状態が良くなかったので能力でどこまで…とは思ったのですが、ああいう結果(7着)に終わってしまったので。それからは在厩しながらレースを決めずに、状態が良くなったときにアーリントンCがあったので使いました。7、8分ぐらいのデキでしたけど、前回と違って馬はかなり良くなってきたので、勝ち負けというよりもいい内容で次に向かいたいと思っていました。勝ってくれてうれしいというより、ホッとしました」

2走前:共同通信杯(G3・東京芝1800m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.48.8 7着(稍重)0.9秒差
レース展開
S(スロー)後半型 瞬発型 48.6-46.8 
緩い流れから後半3Fの瞬発力勝負。4角から直線半ばで一気に11秒台前半の鋭い加速を問われていて、かなりの鋭い加速が問われた格好になる。 

予想コメント
重◎ 前走経験糧に・先々を見据えて
【調教】テンション高め
★展開カギ 左回り対応カギ スローなら加速勝負でも

個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(川田将雅騎手)
「現状精一杯の走りですね。やはり1800メートルは長かったです」

3走前:朝日杯フューチュリティステークス

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.7 3着(良)0.2秒差

レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続・瞬発型 46.2-47.3
やや流れる展開でのSP持続力勝負。直線手前で僅かに緩む形になって、そこから直線半ばでの急加速と最後の1Fの踏ん張りを要求された形。

予想コメント
調教◎ 潜在能力高く・多頭数カギ【調教】軽快な動き目立つ

個別レース回顧
【出し切る形・4角で包まれ気味も・マイルの速い流れに対応・直線の加速力の差出る・SP持続力は見せるも・完敗】

【好発】【好位追走→中団・内】【3~4角内通す】【4角包まれ気味】【直線序盤ジリ伸び】【直線半ばで伸びる】【最後1Fしぶとく伸びるも】【完敗】

好発からスッと好位につけるものの序盤の流れが速いと見たのか途中で控えるようにして位置取りを下げ、結局は中団の内目という位置を追走。3~4角は中団馬群の中目を回ることになってやや包まれ気味で動けずで、直線も中目から進路を探しつつの追い出しだったが外に出してそれなりの伸びを見せてくる。ただ坂の上り付近で脚色が鈍ったように見えたが、坂のを上り切った残り100mほどで再度前との差を詰めて最終的に3着を確保した。

途中で控える形になって中団からの競馬になったが、これが逆に中団馬群に包まれる要因になったと思う。4角で包まれ気味だったものの、直線では脚色そのものにそこまで目立った伸びは無く、勝負所で包まれたから…という言い訳が出来るようなものでは無い。単純に半ばで加速を問われたところで見劣っているの明らかで、勝ち馬(ドウデュース)のように外からスムーズな加速を得られたとしても最後まで伸び切れたかどうかは微妙だろう。最終的に0.2秒差の3着と言う結果だが、要は最後の1Fまでしぶとく伸びる持続力の差で詰めたという感じ。上位馬に対しては直線半ばで問われた加速力の差がそのまま結果に繋がったと見て良いと思う。ただこのマイルの速い流れへの対応と時計面で進境を見せたのは収穫。

陣営・騎手コメント
(松山弘平騎手)
「結果を出せずに申し訳なかったです。いい馬だし最後まで脚を使っていた。これからの馬で、いい馬になると思う」

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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