見出し画像

有馬記念 出走馬個別メモ ドゥラエレーデ


【競走馬特性面】

SM1 【SP持続力・一瞬加速型】【前後半型】【持続型】【直線加速型】
【専用メモ】
持続型 折り合い課題
【所感メモ】直線の再加速で他馬との違いを作りたいタイプ
【最終更新日】2022.12.29

【前走結果・レース展開】 

チャンピオンズカップ・3着(0.3秒差)
M(ミドル)平均型 持続力・瞬発型 48.8-49.7 

ハイペースよりの平均ペースでの持続力勝負の展開。12秒台前半から半ばの持続ラップで3~4角で僅かに緩んで、直線序盤から半ばで加速を問われる形。先行馬が多数揃っていたが、結局はほぼ例年通りのラップ推移となった印象

【前走予想コメント】
【休み明け初戦】ダートでどこ迄・持久力生かして
【調教】力強い脚捌き
【直前・変わり身診断】無駄なく仕上がる、身のこなしも軽い

【チャンピオンズカップに向けてのポイント】
3歳馬なのでクラシックを意識して芝路線を歩んでいたが、UAEダートで2着の実績があるのが不気味。現状では日本で一線級相手の対戦実績が無いだけにこのUAEダートの実績が全てとなるので、この辺りをどう捉えるかでこの馬の評価が決まると思う。

【前走決め手】
好位追走から直線しぶとさ発揮・勝ち馬に完敗もダートにメド立
【前走個別レース回顧】
発馬五分から押してある程度前に行く構えを見せつつ好位外目の位置を確保。道中は逃げる勝ち馬(レモンポップ)を見るように2番手を追走して終始スムーズな競馬。3~4角も勝ち馬を見るように進めて、4角でジワッと動き出して行って直線入口で仕掛けつつ直線へ。直線は序盤で追われて前を捉まえに行くが、前の勝ち馬には少し突き放され気味。最後1Fでは少し脚色の鈍りが見せたが何としぶとく伸びたが、今度は内からジリっと伸びて来た4着馬(テーオーケインズ)と併せ馬状態に。それでもゴール前で僅かに前に出ることが出来て2着を確保したかに見えたが、今度は外から飛んで来た2着馬(ウィルソンテソーロ)に並ぶ間もなく交わされて3着まで。

ここもある程度前に行く形の競馬だったが、勝ち馬とはちょっと地力の差を感じずにはいられない内容。他の同型との比較で見ても早い段階で好位を確保できた意味は大きかったし、3~4角も内々を回ってコースロスを防ぐ形になったのも効いたと思う。ただ直線は再加速となった地点で勝ち馬(レモンポップ)に引き離されているし、最後も少し甘くなる感じを見せているのでやはり持続力の面でも少し足りなかった形になる。まあこれはあくまでも勝ち馬との比較であり、同型のテーオーケインズ(4着)以下に対しては競り勝った内容になっている点は一定の評価が必要になる。平均ペースの持続ラップの中で先行して厳しいレースになったし、その中で0.3秒差の3着という結果そのものは今後ダート路線でやっていけるメドは十分につけたと見ていいだろう。

【前走関係者コメント】
(B.ムルザバエフ騎手)
「気性の成長が感じられましたし、以前に乗ったイメージで競馬をしました。最後はテーオーケインズが来てまたファイトしてくれました。ダートは問題ないですし、サウジアラビアやドバイのダートも合うと思います。まだ3歳なので未来がいっぱいあります」

【2走前結果・レース展開】

セントライト記念・8着(1.1秒差)
S(スロー)後半型 瞬発力・一瞬型 60.1-58.8

前半からスローの流れから仕掛けが遅くて、結局は直線に向けての瞬発力勝負。コーナー区間で意外と速い脚は問われなかったが、最後の1Fで11.0秒という鋭い加速に対応する必要があったレース

【2走前予想コメント】
【休み明け初戦】経験生かして・G1勝った舞台で
【調教】仕上がり良好
【事前予想】
ホープフルS勝ちの実績はここでも通用。本質的に一瞬の加速を生かしたいタイプだけに、道中の立ち回りと脚の使い処が噛み合えば怖い

【2走前決め手】
押して主導権・直線序盤鋭伸も、最後1F脚止まる・距離、ペース?
【2走前個別レース回顧】
 ---
【2走前関係者コメント】
(坂井瑠星騎手)
「自分のペースで運べました。直線を向くくらいでも反応できましたが、最後は苦しくなりました」

【3走前結果・レース展開】

宝塚記念・10着(1.1秒差)
M(ミドル)平均型 後半SP持続型 58.9-59.9
 
ハイペースよりの平均ペースと言う感じ。ただ実際には前半がかなり流れる形になっているものの、中盤では結構緩む形になっている。その中で最終的には後半4FのSP持続力勝負の形。序盤の先行争いで流れる形になっているので、先行馬には苦しい形になったし、結果的に後方で脚を貯める形から後半勝負に徹した馬が上位を占めた印象

【3走前予想コメント】
経験値の差が・粘り強さ生かせれば
【調教】自己ベストマーク
★斤量3キロ減 前走発馬直後に落馬 前後半のバランス問われる形なら 古馬との力関係見極め重要

【3走前決め手】
好位追走・最後1F脚止まる・前半の流れで消耗大
【3走前個別レース回顧】
 ---
【3走前関係者コメント】
(幸英明騎手)
「競馬は番手ぐらいのイメージで、イメージ通りだったのですが、道中はハミがかりが良すぎるところがありました」

【有馬記念に向けてのポイント】

前走は高いレベルでダートで通用するところを見せたが、芝のG1でどこ迄やれるかの見極めが重要。中山芝コースは2歳時にホープフルSを制しているものの、やはり2500mの距離に対応できるが一番のポイントになる。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。
また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?