年を重ねるにつれ色んな柵や欲望や思惑に遊びが絡めとられていく。ただただ純粋な穢れなき無心さ。その圧倒的な熱量の一滴はいつしか波紋を拡げる。何処かに置いてきたであろう欲望を呼び覚ます。どうしようもなく魅かれるものへの情熱は時に醜くなろうとも時に儚く移ろうともきっと美しい死骸となる。