「パンフォーカスと言えば宮川一夫!」と教わる。調べてみるとシャシンのキャメラマン。黒澤映画「用心棒」を撮影。スチルを見てみると屋根の上にいる三船にも下で戦っている連中にも奥の小屋の屋根に乗っている石にまでピントがあっている。まさに汎フォーカス! いったい、どこから撮ってるのだ?
パンフォーカス勉強中。今日のF値は13。「F値を大きくすると被写界深度が大きくなり、また、焦点距離が短いレンズほど被写界深度は深くなる。被写界深度が深く、手前から遠くまで、すべてにピントがあっている状態をパンフォーカスという」 なるほど。F値だけじゃなくレンズも関係があるようで。
今日のF値は5.6。パンを撮ったがパンフォーカスではない。パンフォーカスなのかディープフォーカスなのか問題なのですが、僕が思うにディープフォーカスだがパンフォーカスではない写真はあるような気がして。景色を撮ったけどピンボケ写真。それはディープフォーカスだがパンフォーカスではない。
今日のF値は10。汎にピントが合っていてパンフォーカスかと思えば「パンフォーカスは風景写真に用いる。手前から奥まで全体的にピントが合わせられる」とのことなので平面的にピントがあっている写真はパンフォーカスとは言わないのか? 汎フォーカスだが。あ、昼飯の写真だから飯フォーカス?
パンフォーカスの「パン」は「全て」という意味だとわかって。つまりは「汎フォーカス」でした。ちなみに、この写真のF値は13。汎にフォーカスがあってますよね。で、パンフォーカスの写真を撮るにはどうしたらよいのか? 調べてみると「被写界深度を理解する必要があります」とのこと。ふむふむ。
パンフォーカスといえば「市民ケーン」らしい。観てみる。このシーンは窓の外の子供から一番手前の小物まで全てにピントが合っている。これこそ汎フォーカス! F値を絞りに絞っているでしょうから暗くなるはず。それを照明でカバーしているのでしょうか? しかもアナログでフィルムで。すばらしい!
今日のF値は16。パンフォーカス。で、「パンフォーカス」の「パン」って何? 「『全(all)、汎、完全な』を意味するpanではないのか?」とご助言いただく。panにそんな意味があったのか。これかも。「全てをフォーカス」で「パンフォーカス」。パンフォーカスは、汎フォーカスだった!