福吉裁判官は女弁護士がいない密室で、お前は俺が事務所に居ない時に仕事をサボっているだろと因縁を付けてきたが、開設したばかりの事務所で一人事務員はサボれない。裁判官から裁判をサボるなと福吉裁判官に指導しろと言う電話があり、電話ノートに書いて福吉に伝えるくらいはお約束の廃人だった。

おばあちゃんは駅から事務所に来れないくらいの認知症で、私がお迎えに行った。福吉裁判官に代理人を紹介して欲しいと頼んだら、それもしていませんと嘘を言い、おばあちゃんは号泣していた。さっき、スーツの弁護士の男が二人、睨みつけてきたよ。不都合な真実なんだね。日弁連の回し者かしら。