正しい理論を持っていることと、思考停止による現実認識の欠損があることはおそらく両立可能だと思う 理論が正しく合理的であればあるほど、自らは賢いと絶対の正解を得ていると思い理論を受け取らない人は正解を否定する悪者だと早合点してしまう。結果として自らにある思考停止に気づかないのである
機能不全に陥る形は一つではない。ある機能不全を避けたとしてもそれとは別の形での機能不全に陥っている可能性は常にある。そもそも、日本は戦後のGHQの策略によって機能不全に陥りやすい構造が植え付けられている 片方が悪ならもう片方は善になるなどという浅はかな思想では必ず機能不全に陥る
日本の各勢力はそれぞれ異なる形で思考停止をきたしている一方で他の勢力に対して思考停止を指摘することで自分たちだけは思考停止をきたしていないという思い込みに陥っている 戦後脱却が厄介な問題となったのは戦後の始まりから連綿と続いた現実否認と思考停止の虚飾の水掛け論の歴史があるから