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各年度の貨幣価値の相違を考慮した金額の意味まで表現するには、今の物価指数を基準とし、各年度の相対的物価指数をかけ、今の貨幣価値に規格化した総合計を算出すれば、費やした正確な貨幣価値の総額が分かります。

1970年代初めに運転開始した50万kW級軽水炉の廃炉費用が、当時の推定では、建設費(1500億円)の三割(450億円)でしたが、いま、実際には、五割(750億円)もかかったため、おかしいと言う人がいます。当時と今の物価指数を無視した話。すべてを今に規格化すれば合理的になります。