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今回の時表現は【現在形】でした。 文字制限からか、本当に説明の背骨というかでしたけど……。 説明で至らなかったことがあったら、なんでも質問してください。 英文法がつまらないウンチクだと、皆さんには思ってほしくないので。 私は気持ちをちゃーんと伝える道具だと思っているので。

【現在形を使う時のポイント】 一番大事なのは、このキーワード。 【普遍的。話し手の気持ち、心に一番近いということ。】です。 そこから、事実や習慣、 Loveのような何かに抱く感情だったり、 臨場感や、前提条件の中などで使われるのが、 英語の現在形という時表現なのです。

日本語訳としてはこんな感じです。 【訳】 ねぇ、きいて! 昨日Davidと一緒にBARにいたんだけどさ。 彼ったら飲み続けて完全に酔っちゃって。 止められなかったの。 そしたら突然、彼ったら私にキスするわ、床に吐くわ! 挙句の果てにケンカまでするわ! 悪夢だったわ!

英語の時表現を学ぶ際には、 流れている『物理的な時間』ではなく、 話し手の視点から見た、 その行動、状態、出来事までの『距離感』 を想像してみてください。 過去を振り返るとか、 未来を想像するのに遠くを見つめる、とか。 そう、人間は距離で時間を感じているんですよ。

①帰るときに、プレゼント渡すね。 ②巨大地震が起きたら、机の下に避難して。 ③食べ終わったら、おしえて。 日本語訳はこんな感じ。 もし〜や、〜とき、〜まえ、〜あとなどの条件や順序を表わす付け足しをするときは、 話し手は意識の中で「今起こってるもの」として捉えています。

日本語でも同じです。 サッカーの実況で解説者が、 『ボールが田中選手に渡った!』と過去形を使うこともありますが、 ゴール前の緊迫した状況だと、 『ボールが田中に渡る。尾崎にパスする!シュート!入った!!!!』 いきなり現在形と過去形を織り交ぜる瞬間があったりしますよね。

何度も云いますが、 現在形は話し手にとっての出来事がとても身近に感じられる状態、 臨場感だったり、普遍性だったり、 まるで今、目の前で起こっているような状況を話すときに使います。 実はスポーツの実況とかも、現在形を多用しますし、 テレビショッピングなどでも凄く使います。

今が10:22分だから、8:00に起こったことは過去形で、12:00に起こることは未来? と時表現はそう機械的に、時間軸にそって選ぶ、単純なものではないのです。 時間の感じ方は、話し手の心の中にあります。 その気持ちを理解すると、自由自在に現在形が使えるようになりますよ!

①では帰るときは未来のハズなのに…… ②では地震はまだ起こってないから未来? ③では食べ終わるのは未来のはずじゃん!と思うかもしれませんが、 どの場合でも話し手は、帰るとき、地震が起こってるとき、 食べ終わったときを『前提』とし、 その臨場感を感じながら話をしています。

現在形を100%使いこなすには、この形にあなたの気持ちを乗っけるのが最重要になってきます。 ポイントは一体感、普遍、それから臨場感。 柔らかく言えば、時間軸を意識するより、 『伝えたい事柄と自分との距離感』を意識すると、 英語の時表現は、もりもり上手くなっていきます。

他にも例を上げていきましょう。 ①4ヶ国語喋れるよ。 ②東京に住んでいるんだ。 ③英語学校に通っているよ。 日本語をそのまま解釈すると、後で説明する進行形になってしまいそうですが、 これら3つはもちろん現在形を使って伝えるメッセージですよ。 大事なのは実感、普遍性ね。

And he suddenly kisses me and he throws up on the floor! He starts to fight some others and punches into them!! That was a nightmare!!!

さっきの例を英訳すると、 ①4ヶ国語喋れるよ。(I speak 4 languages.) ②東京に住んでいるんだ。(I live in Tokyo.) ③英語学校に通っているよ。(I go to English school.) 言っていることに、安定感を感じませんか。

英語で話すときに、現在形を使うか迷ったら、 いつも『自分の言いたいことが、現在の自分と密接に関わってるかどうか』 を想像してみてください。 英語は暗号ではありません。 英文法だって暗号解読ツールじゃないと思います。 外国語と自分の気持ちを繋げるキッカケだと信じています。

3つの例文に共通しているのは、現在形を使うと言いつつも、 実は物理的な時間軸にはあまり左右されない、ということです。 日本語の『現在』という言葉に惑わされると、柔軟性が無くなってしまいます。 キーワードは『実感』と『普遍性』です。 「時はいつも、心のなかにある」のです。

①When you leave, I'll give you a present. ②If the huge earthquake happens, take cover under a desk. ③Let me know after you finish eating.

②話し手がある状況を臨場感を醸し出すように語る場合 Guess what? I was with David at a bar last night. He kept drinking and got totally drunk. Could not stop him.

ただいま。 今日の朝の続き。前の話が気になった人は、ぜひ私のホームにいらっしゃってくださいね(*´ェ`*) 【現在形の感覚を掴むための例文集】 Ants are social insects. One of my friends is a Jyudo champion.

③時や条件を表わす付け足しをするとき(前提+臨場感) 皆さん、時や条件を表わす修飾節では、 未来のことであっても現在形を用いるのが普通、 みたいな読んでも理解できるような、 そうでないような説明を受けたことってありませんか? これも一体感、普遍、臨場感を意識しましょう。

①普遍な事柄を表わす、時間軸を越えて広く成り立つ 例えば、I wake up at 6 o'clock.と言えば、聞き手はどう感じると思いますか? 毎日なんて付け加えなくても、へーいつも6時に起きてるんだ? 結構早いね、なんでそんな早く起きてんの? と会話が展開するハズ。