人は生物として明確な欠陥がある だからこそ他の生物にはない文化や言葉でその欠陥を補おうとしている そのもっとも成功した文化が日本文化なのだろうと思う 人が傲りに負けずに、先祖などの縦のつながりと家族や地域などの横のつながりを取り戻せば日本は再生可能だと思う

自分は障碍者だけど、自分の障害の苦しさを現在の日本の苦しさよりも優先させてくれなどとは口が裂けても言いたくはない 一人の生き方を国よりも優先させてくれなどとは言う愚かなものにはなりたくない 我々は小さい星の小さな生き物の一種に過ぎない、自分の思い通りになるなどとおごっていけない

ド基礎を欠いているということがいかに致命的であるのか考えたことがある人は意外と少ないのだろうか？ 基礎が欠けていれば、その上に何があろうと意味も意義も無為でしかない それだけの肝心な部分を欠かしておいて平然としていられることがどれだけ末恐ろしいのか。自分には信じられない

人間にとっての最大の難事は自分自身の傲慢さに振り回されないようにしつつも、自らの中ブレない芯を保ち続けることだと思う 傲慢さこそが人間の消せない本質の一つなら、福田の語るように人間は人間から脱却しようという心構えと姿勢が必要なのかもしれない 自己否定と肯定のジレンマに挑む

教訓や感動に押しつけがましさを感じさせてしまったら失敗。これはその通りだと思った 心から、教訓に有難みを感じなければ、やはりその人の中には残らない。絶対的な価値を保障してくれるものも「無い」からこそ見方次第でいくらでも白けさせれてしまう 驕った表現はやはり、失敗である