これを聞かなければならない、こうしなければならない、という「ねばならない」もキャリアコンサルタントには不要ですよね。全ては相談者さん次第だから
ロープレ練習やればやる程課題が見えてくる。逆を言うと、やらないと課題が見えてこないということ。
他者からこうされて困っている、と言う相談者でも、フォーカスするのは相談者の方ですよ。「その人に対してどう」ではなく「そうされたあなたはどう」を見つめてもらいます。
結局この相談者は何を話したくて来たのか?どんな自分を見つめたくて来たのか? この視点を忘れずに。この人全体を見て。
うまくやろうとしているのは、気持ちのベクトルが自分に向いている証拠。全意識を相談者に全集中しましょう。
無条件に肯定するとは。(あぁ、ここ見えてないんだな、ここ逃げてるのかな)と思うのもダメですよ。「あぁ、あなたにはそう見えるんですね」「そう思うんですね」と口だけでなく本心から思ってくださいね。
みなさん、もっと…フツーに、やりましょう!普段の仕事の中では、できてる筈です、人の悩みに真剣に寄り添うこと。相手の頭の中を知ろうとすること。相手の気持ちを理解しようとすること。それがキャリアコンサルティングです。
とどまれ!そこにとどまれ。相談者は何かを感じているぞ。あの時の経験を語りながら、あの光景を思い出しながら、心が揺れたあの感じはなんだったのか、本当はどうしたいのか、見えてきそうなんだ。話をそらさず、他の話に逃げず、もう一回聴こう!
感情を言わない相談者もいる。考えを聞いてみよう。お気持ち出ないとダメなんてことはないし、相談者は微細なお気持ち表出をしているはず。
キャリコンがやることは、安心感作りと自問自答の促しです。「聞かなきゃ聞かなきゃ」は相談者さんを焦らせてしまいます。方向性も相談者さんが決めますから、従うくらいの気持ちで。
お聴きする『経験』とは【出来事+感情+捉え方】です。何があったかだけで終わってはいけません。それでどう感じたか、あなたにとってどういう意味があるのか、を考えていただきましょう。
もっとゆっくり話しましょう。間をあけましょう。相談者が自分の内側を見つめられるように。ポンポン質問されたら相談者は状況しか答えられません。薄っぺらい面談になってしまいます。
プライドを手放しましょう。知っていないと恥ずかしい…うまいと思われたい…良い評価を得たい…全部いらないプライドですね。
同じものを見ても人によって違った受け止め方をします。相談者が見ているものと同じものを見るとは、受け止め方まで同じくするということ。
【ありのままの相談者を受容】ふぅん、あなたはそういう見方なのね。←これ身につけると応用で日常どんな輩が責めてきてもスルーできるから最強。キャリコン最強。
相談者に「このキャリコン私の話に食いついてきてくれてる💓」と感じてもらうためには→ 相談者のことを大好きになるのです。するとあなたの瞳孔がひらきます。するとあなたは目を輝かせているように見えます。興味津々、もっとそのお話聴かせて❣️と思っているのが相手に伝わります。
ロールプレイ中もチェックし続けましょう。経験を再現できているか。経験に相談者が映って見えるか。それを相談者が見れているか。自分は何のために聴いているのか。
相談者は問題のある人ではありません。困っている人でもありません。成長しようとしている人です。キャリコンはただ寄り添い支える人です。
キャリコンはかっこいいものじゃありません。アドバイスしちゃいけません。いいことを言おうとしないでください。上から教えちゃダメですよ。
拾うのは、最初に言った言葉、感情を伴った言葉、繰り返す言葉、願望希望の言葉、独特の表現、肯定否定の言葉、変化のあった点ですよ。
キャリコン試験でやること。まずは雰囲気づくり。安心・安全な場です、何を話しても大丈夫ですよ、という空気を作りましょう。