ブライアン・ディ・パーマ

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『ファム・ファタール』 Obsessionは見終わって「面白いんだけどさあ、これじゃあちょっと……」と困惑したが、同じように「それはちょっとなあ」というプロットでも、ファム・ファタールは「しよーがねーなー」と苦笑いするのみ。口の中に厭な味は残らなかった。

1か月前

『ファム・ファタール』 エンディング・クレジットを見たら、キャメラ・オペレーターとはべつに、ピン送りのスタッフ(Focus Pullers)の名前がちゃんとあった。アメリカ映画の分業化には毎度驚かされる。

1か月前

『ファム・ファタール』 この機内の2ショット、眼病の経験があるわたしは、また目が悪くなったのかと、見直してしまった。さにあらず、被写界深度を浅くし、話者が替わるたびに、そちらへと微妙にピン送りをしていた!

1か月前

『ファム・ファタール』 IT富豪を演じたのはピーター・コヨーテ。20年ぶりぐらいに見た。懐かしい。本物のヒッピーだった人で、最初はグレイトフル・デッドについてコメントしているのを見て知り、あとで出演映画を見た。

1か月前

『ファム・ファタール』 堂々と正面切って誰の耳にもラヴェルとの類似がわかる曲を書いたのは、いったいどなたさまとクレジットを見れば、坂本龍一。なるほどねえ。いや、構成法、スタイル、気分が似ているのであって、メロディーが似ているわけではなく、模倣ではない。為念。

1か月前

『ファム・ファタール』 そのエロティックかつサスペンスフルな冒頭のケイパー・シーンの音楽が、性行為のメタファーと云われるラヴェルの「ボレロ」を思わせる、シンプルなモティーフを延々と繰り返し、緩やかなクレシェンドで「上り詰める」音楽で、ニヤニヤしてしまった。

1か月前

『ファム・ファタール』 ヒチコックも窃視症的だったが、ディ・パーマも同類、エロティックなシークェンスで腕を見せる。ボディー・ダブルのダンス・シーンはポーン以上にセンジュアルだったが、ファム・ファタールのふたつのエロティック・シーンも素晴らしく蠱惑的。

1か月前

『ファム・ファタール』 ヒチコックのめまいを模したObsessionというディ・パーマ映画があった。面白いが無理を重ねすぎたプロットだった。やはりヒチコックの裏窓にヒントを得たボディー・ダブルでそのへんはかなり修正されたが、ファム・ファタールはまた無理筋に戻った感がある。

1か月前

Brian de Palma - Femme Fatale, 2002 ディ・パーマが懐かしくなり、Femme Fataleをプレイヤーに。画面を縦に多重化する鈴木清順風のけっこうな映像と、例によって「それはちょっと無理では?」というプロットの、いつものディ・パーマだった。

1か月前