人気の記事一覧

【あいじょう~愛異常3】 君の肩口の血は甘美な味がする。甘い果実から滴り落ちる汁のような、芳醇なワインのような。すっかり味わってしまうと、次に目に入るのは白く滑らかな首。僕の印をつけたくて堪らなくなり、そっと、その細い首筋に両手の指を這わせる。するりと撫でると、君が唇を震わせた。

7年前

【あいじょう~愛異常5】 君の両手首を押さえつけ、怯えたフリの顔を見下ろす。本当はね…わかっている。君がそうやって僕を煽っている事。でも一気になんて無粋な真似はしない。そう、例えるなら僕は真綿。君にもゆっくり味わわせてあげる。感じる君を味わう為に、溢れそうな欲望を抑えているんだ。

7年前