OLTA創業初の全社合宿2(実施編)
前編では、OLTAの全社合宿がどのような背景で企画され、どのように設計されたのかについてご紹介しました。後編では、実際にどういった内容で合宿が行われたのか、当日を振り返りながらご紹介します。
企画編はこちら。
1日目午後:ランチ&バスレク(自己紹介クイズ)
合宿当日は12時まで業務を行い、オフィスの執務スペースを片付けてランチの準備をしました。ランチの前に、簡単なセッションを行い、合宿の設計や目的、タイムテーブルについて参加者全員と共有しました。
そのまま、タコスパーティーに突入です。材料は事前にKALDIで仕入れておきました。バスの時間まで1時間程度しかなかったので、片づけを並行しながらの忙しいランチでしたが、オフィスのバルコニーなども利用しながら、各々好きな具材で作ったタコスを楽しんで食べていました。
13時半には、全員でバスへ移動です。バスはドリームワールド経由で観光バスを貸切で手配しました。42人乗りなので座席には少し余裕があります。
バスの中では事前のアンケートに基づく自己紹介クイズを実施しました。他の人が体験したことが無さそうな経験、できなさそうな特技というテーマで集めた回答を読み上げ、誰のことかをチームで予想するというルールです。
該当者は自ら名乗り出て、その経験や特技についてコメントすることで、その人の知らなかった一面を知ることができ、ゲームをしながらも関係の質の向上に繋がるという意図です。
どんな経験・特技が挙がったのか、一部ご紹介します。
・ツボ押しで5分もあれば眠らせることができるため、親戚から神の手と呼ばれている
・学生時代にタピオカ屋をやっていた(タピオカブームになる前)
・足を浮かせたままで腕立て伏せができる
最初は1チームずつ回答を行なっていたため、前のチームの回答を参考にできる後のチームが有利でしたが、全チーム一斉にSlackに回答を投稿するという機転を効かせた提案があり、それ以降は平等に進めることができました。
個人的な発見としては、クイズの合間のSlackでのコミュニケーションが、場を盛り上げる意味でもとても役に立っていました。オフラインとオンラインのコミュニケーションをうまく両立できていたのは新鮮でした。
なお注意点として、バスの中ではマイクが使えるものの、乗客全員がシートベルトを着用して着席していなければいけません。そのため、後ろを振り返りながらのレクリエーションになるので、体勢が厳しくなりがちでした。
1日目午後:個人年表
1時間半のバスレクを終えて、合宿施設(マホロバマインズ三浦)にやってきました。10月中旬で風も強く、長袖が必要な気候でした。
各自荷物を部屋に置き、30分ほど休憩を挟んでから別館の会議室へ移動です。ここでは、約2時間に渡り午後のアクティビティが企画されています。
最初は、個人年表の作成・発表を行いました。ルールは以下の通りです。
・A3用紙に、これまでの人生で重要な転機となる年代を最低4つ記載する
・会場を歩き回って、他の人にその転機に何があったか聞いてもらう
・内容を聞いた側は回答をまとめて、質問者の年表に記載する
・上記を繰り返す(最低4人にトピックを説明し、年表に記載してもらう)
このアクティビティは、楽しみながら自分を知ってもらい、みんなを知るという双方向のコミュニケーションを通じて、ランチやバスレクから始まった関係の質をさらに深めることを意図しています。
アクティビティ中は全員が自分の年表を完成させるために会議室内を動き回ったため、かなり賑やかに進行しました。このタイミングで初めて話す人達も多く、参加者同士の親密度が一段階上がった気がします。アクティビティの最後には数名が完成した自分の年表を発表しました。
1日目午後:OLTAカルタ
次のアクティビティは、OLTAカルタです。
事前にプロジェクトチームの担当者がOLTAや社員にまつわる札を用意し、それを使ってチームごとにカルタを行いました。担当者は夜遅くまでカルタの札を切り貼りしていました。
このアクティビティは、会社のことを知りながら、チーム対抗による仲間意識の醸成を行うことで関係の質を向上するということが意図しています。
最初に6チームがチーム内で代表決定戦を行い、その後各チームの代表がOLTA一のカルタ名人の座をかけて対決しました。
その後は、1時間の休憩を挟んで、懇親会へ突入です。この時間で入浴を済ませて浴衣に着替えていたメンバーが多かったです。大浴場は露天風呂あり・なしの2か所で、時間ごとの男女交代制でした。露天風呂を使える時間は男性が朝、女性が夜でした。
1日目懇親会:創業者への質問タイム
懇親会は洋食ビュッフェです。席は自由で、事前にアンケートを取ったところ、お酒をたくさん飲む人が少数派だったので、飲み放題をつけませんでした(結果的に飲み放題をつけるよりも安くなり、正しい判断でした)。
料理はとても豪華で、最初30分はみんなで食事を中心に談笑していました。関係の質を向上する仕掛けとして、懇親会は「なぜOLTAにジョインしたのか」を積極的に聞くようにしてもらいました。
そのあとは創業メンバーがOLTAを作った経緯を改めて話したり、他の創業メンバーの良いところを挙げたり、社員からの質問にリアルタイムで答えるという、ちょっとしたトークショーのような雰囲気で進行しました。
ちなみに、社員からの質問を受け付けるのは、Slidoというサービスを利用しました。勉強会などでよく使われますが、匿名で会場からの質問を集めらることができる、とても便利な無料サービスです。
また、サプライズで日頃からお世話になっているメンバーの誕生日祝いを行いました。
1日目自由時間
懇親会の後は半分ほどが卓球&カラオケに、もう半分は大浴場や部屋飲みに向かい、それぞれ自由に交流を深めていました。
23時以降は施設が閉まるため、用意していた大部屋に売店で購入したお酒を持ってなだれ込み、Switchのゲームやモノポリー、オセロ、カードゲームなどで盛り上がりました。
また別の部屋では、代表の澤岻を交えたプロダクトに関する熱い議論が行われていました。個人的には、この議論がとても印象的で、メンバー同士が立場関係なく、本音で語り合っている姿がありました。この場が生まれたことも、この合宿の大きな成果の1つであったと思います。
結局、私含めて深夜2時半まで議論は続き、代表の澤岻は自分の部屋から閉め出され、予備で用意していた部屋で寝るはめになったオチもあります。
2日目午前:経営課題を考える
翌朝は10時から午前のアクティビティが始まります。そのため、朝風呂に入りたいメンバーは眠い目を擦りながら8時ごろに起床していました。
食堂で朝ごはんを食べて、昨日と同じ研修用の会議室へ移動します。
1日目は関係の質の向上が目的でしたが、2日目は1段階進んで、思考の質の向上を目指します。チーム編成も新たにして取り組むお題は与えられた予算・期限で、経営指標を爆発的に伸ばす方法を考えるというものでした。
このアクティビティは経営課題についてチームで考えることで、事業戦略への理解を深めながら、全体の思考の質を向上させるという狙いです。
最後に各チームが経営課題に対するアイデアと予算の使い方を発表し、全員が投票して1位を決めました。また、各発表について経営陣からFBをいただきました。
2日目午後:会社のバリューを考える
ランチ(カレーバイキング)を挟んで、午後のセッションです。
午後はまず代表の澤岻から会社のバリューについて、Culture Deckを元に再度説明をしてもらいました。この内容は数か月前に全社会で共有されましたが、新しいメンバーがいたり、バリューの浸透度合いを再確認したりする意味で、貴重な時間でした。
OLTAには、これらのバリューを体現すべく様々な活動を行うバリュー特戦隊というプロジェクトチームが存在します。今回のアクティビティでは全員がバリュー特戦隊になったつもりで、活動の提案をするというものでした。これは、バリューへの理解を通じて思考の質を向上させる狙いがありました。
最後に、今後コミットするバリューを紙に書き出して宣言してもらいました。これは、思考の質の向上の次の段階である行動の質の向上に踏み込むためで、合宿後に全員が実際の行動に移せるようにすることを意識しました。
これで全アクティビティが終了し、プロジェクトチームと代表澤岻の挨拶を持って無事合宿が終了しました。現地で解散し、各自公共交通機関で帰宅していきました。
まとめ
合宿直後に当初の目標が達成していたかを確認しました。以下、アンケートの結果です。
Q. メンバー同士の理解は深まったか?
Q. 事業戦略について理解は深まったか?
Q. バリューについて理解は深まったか?
この結果を見ると、メンバー同士の理解(関係の質)は確実に向上したと言えるでしょう。 一方、事業戦略やバリューへの理解(思考の質)については、大半が深まったと回答しているものの、説明が不足している部分があったり、行動の質に繋げるためには更なる理解を要するというコメントがあったりと、まだまだ改善の余地がある結果となりました。
最後に、創業初の全社合宿というプロジェクトを任せていただいた経営陣の皆さま、アクティビティの検討・実施にご尽力をいただいたプロジェクトチーム、そして、合宿に参加いただいた全メンバーに感謝しつつ、締めくくりとしたいと思います。
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