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[92点]BAL-SAGOTH The Power Cosmic

メタルCDレビュー15作目!

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イギリスのシンフォニックブラックメタルBal-Sagothの1999年発表4th The Power Cosmic!!


**ヴォーカルのほとんどが語りという、メタルの概念を

1つぶっ壊したバンド。

そりゃライトセーバーも構えるよね。**

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歌詞なんて載せない!物語のストーリーだけ載せるぜ!
のストロングスタイル!

という訳で、聴く人を選ぶヘヴィメタルというジャンルの中で
さらに聴く人を選ぶバンドBal-Sagothの紹介。

映画音楽やゲーム音楽が好きな人にはたまらないバンドだ。
歌詞のイメージは古代の神話やR・E・ハワード(英雄コナン)、H・P・ラヴクラフト(クトゥルフ神話)、E・R・バロウズ(火星シリーズ・ターザン)等の作家からインスパイアされていて、そちらのファンも楽しめるに違いない。

初めはVoバイロン卿の語りとブラックメタル風の叫びに戸惑うが、ギター&キーボードのモードリング兄弟の息の合ったプレイと高速ドラミングを聴いているうちに、この世界観に慣れてくる。中毒性は高い。
ちなみにドラムは後にDragonforceに加入するデイブ・マッキントッシュで安定したブラストビートをかましてくれるが、Dragonforceではさらに速度を要求されて苦労したという話がある。

雰囲気でごまかさず肝心なところはビシッときめてくれるし、1曲1曲個性が強いので頭に残るだろう。

The Power CosmicはレーベルをNuclear Blastに移籍して発表したので、音質はなかなか良いのもポイント。

曲(公式のyoutubeの再生数低すぎぃ!ぜひとも聴いてくれ!)

イントロから2曲目のThe Voyagers Beneath the Mare Imbrium (クリックでyoutube再生)、ああ~銀河でなにか戦いが始まろうとしてるんだな~とか考えtているうちにメロディにハマって歌詞とかどうでもよくなる!

3曲目The Empyreal Lexicon(クリックでyoutube再生)の柔らかなギターから怒涛の疾走。これは一般メタルファンでも拳をあげるアンセム。

Of Carnage and a Gathering of the Wolves (クリックでyoutube再生)聴くと、キーボードでこれだけの世界観だせるのが不思議でしょうがない。

The Scourge of the Fourth Celestial Host(クリックでyoutube再生)はMARVELコミックのシルバーサーファーの事を歌った曲。再生数がやたら多い。

The Thirteen Cryptical Prophecies of Mu (クリックでyoutube再生)
ラストの戦いの曲だが、結構明るめ。ハッピーエンド感あり。

参加メンバー

・Vocal  バイロン・ロバーツ 通称バイロン卿  Byron Roberts
・Guitar  クリス・モードリング  Chris Maudling
・Keyboards  ジョニー・モードリング  Jonny Maudling
・Bass  マーク・グリーンウェル Mark Greenwell
・Drum  デイヴ・マッキントッシュ  Dave Mackintosh

1. The Awakening of the Stars 
2. The Voyagers Beneath the Mare Imbrium 
3. The Empyreal Lexicon
4. Of Carnage and a Gathering of the Wolves 
5. Callisto Rising 
6. The Scourge of the Fourth Celestial Host 
7. Behold, the Armies of War Descend Screaming from the Heavens! 
8. The Thirteen Cryptical Prophecies of Mu 

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