橋山メイデンのヘヴィメタル武者修行修行 ブラジル編 Episode15

boa noite!! 橋山メイデンだ!

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時刻は19時。夜のリオデジャネイロという最凶最悪の地に1人で着いたオレは5秒に1回あたりを見回すはぐれメタル並みの警戒力
人が近づいてきたら狂人のふりをすることにより、
バスターミナルのHenrique Otteから駅のCidade Novaに到着。

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地図を一見すると近そうに見えるけど、道は暗いし高低差あるところも多くて駅まで30分くらいかかったよ。

予約していたホステルはMorada da paz。

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電車で45分くらい。

ブラジルの電車はやたら物を売る人や、パフォーマンスをする人が多く
やかましいのだが、自然と怖くはない。
電車に乗るのに必ずお金が必要であり、さらに駅に警官や軍人が多いことからも安全さは保たれているのだと思う。

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こんな感じの人たちがわんさか!

周りの人達はクオリティが高ければ好意的な反応してくれるが
そうでない場合は無視を決め込む。ブラジル人の気質を現しているといえよう。

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Free Wifiはやっぱり使い物にならないのはどうにかならんかね!!

新宿とか都内でもFree Wifiは弱いよね。

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ホステルの最寄り駅Antero de Quental到着。マジで駅名覚えさせる気がない国だ。

運悪くUVERが見つからなかった為、割高なタクシーを利用することに。

運転手に目的地伝えて休んでいると、ふと何か違和感を覚えた。

特に何もおかしい所はないハズなのだけど・・・・と

ふと料金メーターを見たら

明らかにメーターの上がるスピードが速い!!
(ブラジル到着の空港のタクシーと比べて2倍くらいの速度で値段が加算されてた)

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動画撮ったけど全然写ってない・・・

こういう時に運転手にブチ切れしても、開き直るかポルトガル語でまくしたてられると聞いていたので、渋滞で止まったときにそそくさと降車。

短い距離だったので損害はあまりなかったのと、市内なので2台目のタクシーをなんなく確保できたのはラッキーだった。2台目のタクシーのメーターは普通の上がり方で安心。

しかし別の問題が発生。

タクシーでホステルの前まで行ってくれるものだと思ってたら、
「ここから先はいけない」みたいな事を言われ(ポルトガル語だったので)
ホステルまで500m前らへんで降ろされてしまった。

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傾斜がえぐかったのと、道が狭かったのでうるまが通れない地域なのか?
とも思ったが普通に車が路上に止まっているのでその可能性はない。

考えていても仕方ないので徒歩で向かう。急がないとチェックインの門限になってしまうからだ。

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21時30分、無事ホステル前到着。さ~て入口は・・・

あれ?

入口どこ?

普通ホステルやゲストハウスって看板か案内があるんだが一切ない。

ホステルに電話しても繋がらない。これはヤバイ。

道にいたおっちゃん2人に「Morada da paz」の事を聞くも

「そんな所はない」のリアクション。

こうなったら自力で探すしかねぇ!とがむしゃらに

探しているうちにどんどん変な所へ迷い込んでいく・・・

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えっ、異世界まよいこんじゃった??的世界観。

意外と人の気配が少ないのも怖い。

この時は、
「これはもう他の泊まる所探すか野宿かなぁ」と気楽に考えていた。

22時という時間もあって、検索サイトで探すもほとんどが受付終了していた。


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他のサイトで探すか、とSafariでここの地名「vidigal(ヴィジガウ)」
をなんとなく検索すると


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え!?貧民街??も、もしかして・・・

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Favela!? ファヴェーラじゃねーか!!!


ファヴェーラのWikiの文章をそのまま載せると

ファヴェーラ(葡: favela、ファヴェラ、ファベーラとも)は、ブラジルにおいてスラムや貧民街を指す言葉。

ブラジルのほぼすべての大都市および中規模都市の郊外には、不法居住者の建てた小屋の並ぶファヴェーラや、既存の町がスラム化したファヴェーラが存在する。中でもリオデジャネイロ市のファヴェーラがもっとも有名で、カリオカの4人に1人はファヴェーラに住むとされる[1]。ほとんどのファヴェーラは、公有地や所有権を巡って係争のある土地などを不法占拠する形で小屋や家屋が築かれたものであるため、一般的にブラジルの各州政府や自治体は、ファヴェーラの存在を法的実体として認知していない。

ファヴェーラの建物は非常に建て込んでおり、一軒一軒も狭く、地形に合わせた階段や通路が家々の隙間を通っている。このため、自動車は通行できないことが多い。建物はコンクリートやレンガで造られた家から、廃材で作られた家まで様々であるが、いずれも無断で建てられている。おおむね衛生状態は悪く、下水処理や伝染病に悩まされている。ファヴェーラによっては家々に電気が通り、夜には明かりがきらめくが、これは付近の電線からの盗電である。都市周囲の山の斜面に建てられたファヴェーラも多く、大雨の後に地滑りが起こり大勢の犠牲者が出ることも相次いでいる。

ファヴェーラの人々は、域外の都心などで低賃金の仕事に就くことが多いが、失業やドラッグ、ギャング同士の抗争といった社会問題も深刻である。
(Wikiより転載)

た、確かに

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めちゃくちゃ建て込んでて1軒1軒が狭い!!その通り!

でっかいバッグ2つ持った日本人が深夜にファヴェーラでウロウロ。

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これ殺されてもおかしくない状況。

汗ダクダクだったのが一瞬にして冷えたのを覚えている。

というかさっき話しかけたおっっちゃん達、優しい人たちでよかったわ!


こんな絶体絶命の状況で

オレがとった行動は!!



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野良猫と戯れる!!!

ザ・現実逃避!!!!!
動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=1BYNHbDy-wM


果たして生きて日本に帰れるのか!?
というか翌日はRock In RIoだぞ!行けるのか!!?

つづく


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