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Bell. というレメディ  rm4

こんにちは
ホメオパスのゆっこです。

何となく始まったレメディシリーズ、次は植物のナス科のレメディについてお話していきましょう。
ナス科のレメディには、Bell. ベラドーナ、Hyos. ハイオサイマス、Stram. ストラモニウム、Dulc. ダルカマラなどがあります。
中でも最初の3つは「ナス科三兄弟」と言われ、基本キットや子ども用キットにも入っているほど出番の多いレメディです。

Bell. ベラドーナ

Bell. の原料は、セイヨウハシリドコロという植物。
ベラドーナは、イタリア語の bella donna (美しい女性の意)からつけられています。
昔は女性が瞳を大きくキレイに見せるため、瞳孔を開かせる作用のあるこの実の抽出物を点眼したのだとか。

Bell. はナス科3兄弟の筆頭ですが、わたし的には末っ子の印象。
その理由は三兄弟の話の後にお伝えしますね。

Bell. は一言で言うなら高熱のレメディです。
熱のレメディは他にもありますが、手元にあるならまずこれです。
熱い、赤い、乾く(肌や粘膜が)がキーワードで、急激、灼熱感、ずきずき痛む、うなされる、幻覚、瞳孔が開いている、というときに合います。
病名に関係なく高熱、日・熱射病、頭痛、脳炎、関節炎などなど。

そして、ナス科レメディの大きな特徴は神経中枢への親和性です。
Bell. の作用は、身体的には痙攣、ぴくぴくする動き、痙縮、神経痛、てんかん性の発作など。
精神的には、興奮状態、泣き叫ぶ、せん妄、落ち着きがない、暴力的、躁病など少々悪魔的?な状態。
息子が熱を出したときはよくお世話になりました。

また、眼球突出性の甲状腺腫、飛行機酔いの予防にも。
子どもにとても良いレメディですが、大人にももちろん使えます。

わたしは敏感体質ではないのでレメディをとっても「いつの間にか効いた」という感覚で、初めて効果をハッキリ感じたのが Bell. でした。
忘れもしないイギリスでの研修旅行中、たぶん風邪のひき始めで喉が乾燥して脈打つようにズキズキ痛んできました。
まずはセオリーの Acon. 、変化なし。
じゃあ次と Bell. を入れたとたん、ズキズキがぴたりと止んだのです。
びっくりし過ぎて思わず「氣持ち悪っ」と呟いたほどでした(笑)

Bell. に限らず、レメディが入ると何が良いってスムーズに進んでキレがいいこと。
例えば、風邪が治ったんだけど完治し切らず何日か続く…という場合、それは自己治癒力が少し弱い状態です。
弱くて症状を出し切れないのです。
レメディはそんなときに後押ししてくれるモノ。
だから熱でレメディをとると、出し切るため熱が一時的に上がることはありますが、終わった後はスッキリです♪

まれに敏感な体質の方もいらっしゃるので、そのときはレメディのとり方を身近なホメオパスにご相談くださいね。

写真はフクロウカフェの兄弟フクロウさん。
兄ちゃんが弟くんを子育てしたそうです♡

最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた♪

こおろぎ ゆきこ
Holistic Room はしわたし/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安


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