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個性派な腎臓

こんにちは
Holistic Room はしわたしのホメオパス、こおろぎゆきこです。

シュタイナー医学からみた臓器シリーズ(笑)、最後は腎臓。

腎臓の仕事は、尿を作る、血液㏗や血圧の調整などが良く知られています。
ほかにも、ホルモンを分泌して赤血球の数を調整したり、ビタミンDを活性化して小腸でのカルシウム吸収を助けます。
血液や骨にも関与しているということですね。

腎臓は、豆のような形をした左右一対の臓器。
構造は同じですが、それぞれの守備範囲?があります!
血流の関係上、左の腎臓は生殖器と協調していて、生殖器が感染すると左腎に影響が及びます。
右の腎臓は、肝臓の排出口と考えられ、肝臓と関連します。

シュタイナーは、腎臓は耳と関係しており耳の病気は腎臓の病理.、と考えました。
なんとドイツでは、新生児の片方の耳に問題があった場合、同じ側の腎臓も検査するのだそうです!
腎・膀胱と耳・咽頭は相似の関係で、腎臓ー耳介、腎盂ー中耳、尿道ー耳管、膀胱ー咽頭というふうに対応しています。
扁桃腺炎の子どもの膀胱あたりにメギ(Berb.)を湿布する、一見何のかかわりもなさそうなお手当にもそんな理由がありました。

腎臓の大きな特徴は、内臓といいながら腹膜の外にあること。
遊走性という特徴をもつ腎臓は、胎生期に頸椎あたりで発生し、今の場所に遊走つまり「移住」したのです。
腎臓さん、実はなかなかの行動派!

シュタイナーのいうアストラル体は形を削り出し、神経の担い手でもありますが、その力が膀胱機能にも表れています。
緊張したとき、膀胱はすぐいっぱいになりトイレが近くなります。

腎臓の不調からの症状は多々あります。
早朝のあらゆる不調、眠ってもとれない疲れ、その日のうちに治まる激しい腰痛、ぎっくり腰、チクチクする足の痺れ、寒さへの敏感さ、腎下垂、腎結石、老化的な現象(白髪やシワが増える、骨のもろさ)など。

東洋医学的には、恐怖は腎臓と深い関係にあります。
恐怖には副腎という腎臓のすぐそばにある小さな臓器も関与していて、ここはアドレナリンを分泌するところです。
強い恐怖で神経がたち、眠れなくなったり、休んでも疲れが取れなくなったりするのです。

腎の氣を養う食べ物は、黒い物や豆など。
相似の関係からも豆はピッタリ!
赤インゲンマメは Kidney beans (腎臓、豆)と呼ばれます。
ちなみにわが家は冬至にになると小豆かぼちゃを作ります。
年末年始や冬の食事は黒豆や小豆の出番が多いように感じますが、先人は無意識(意識的?)に取り入れていたのでしょうね。

こおろぎゆきこ
Holistic Roomはしわたし/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安  
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