Arn. の魅力  rm2

こんにちは
Holistic Room はしわたしのホメオパス、こおろぎです。
わが家地方ではクロッカスの花がもうすぐ開きそう。
今回は、レメディ解説の2番手は、 Arn. について♪

Arn. アーニカ

原料は、ウサギギクという植物です。
その名のとおりキク科の植物で、レメディーにはキク科植物がいくつかあり、傷に合うものが多いです。

Arn. はずばり、あらゆるトラウマのレメディー!
トラウマ trauma とは本来、肉体的外傷、精神的外傷の両方の意味があり、Arn. は精神的、身体的、そして最近のものでも過去のものでもカバーします。

具体的には、肉体面では打撲、殴打、出血、骨折、内出血、捻挫、脱臼、関節痛、筋肉痛、激しい活動後、手術後など。
ギックリ腰に使ったりもします。
手術でメスを入れたりすることも肉体のケガと考えます。

精神面ではショックな出来事が起きたとき、そういう出来事以来の不調という場合です。

Arn. がとくに合うのは、ケガが多かったり、殴られる経験が多い人で、それなのに「自分は大丈夫」と言ってしまうような人。
強くあろう、と自分を労わらず逆にムチ打ってしまうのです。

Arn. は、肉体、精神どちらの場合も、いま現在の状況にも使えますし、過去に起きたことにも使うことができます。

あるクライアントさんのケースを思い出します。
その方は仕事中に、重機で扱っていた太い木の丸太が頭に当たりました。
すぐに病院で診察してもらったところ異常はなく、自覚症状もなかったので仕事に戻りました。
一見何の問題もないですが、よくよく話を聞くと「打った頭が全然痛くない」と言うのです。
丸太が当たって全く痛まないなんて、と思った家族が Arn. をあげたところ、頭に痛みが出てきました。
痛みはしばらくありましたが、徐々になくなったそうです。

感じているはずの感覚を感じていないということは、肉体か精神が麻痺状態になっているということです。
この方は無意識に痛みを「なかったことにしていた」わけですが、実はなかったことにはなりません。
感覚や感情をなかったこととして抑圧すると、別の部位に、だいたいは身体のより深い部位に現れます。
つまり、ややこしくなるということです。
ややこしくならないよう、感情も感覚も症状も出し切ろうという点がホメオパシーの素晴らしいところだと思います。

どんな自然療法も自己の治癒力があってこそ。
治癒力が働かないような緊急時の状態に、自然療法だけでは間に合いません。
緊急時は他の療法の力も借りつつ、自然療法でサポートしていきましょう。
セルフケアが難しいときには、身近なホメオパスにご相談くださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた♪


こおろぎ ゆきこ
Holistic Roomはしわたし/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安

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