いつも通り吐き出し。不登校は悪くない!

「高校時代は青春真っ只中。」

という世間のイメージに私は当てはまらなかった。恋はしたが楽しいことなんて全然見つからず、いろんなものに手を出して楽しいことを探していたような気がするのです。
部活、生徒会、ボランティア活動、アルバイト、、。

私は県内でもそこそこ有名な高校に進学しました。学年の90%以上が大学進学を目指す環境でした。

好きなことは勉強ができてから。

と言われている気分で毎日過ごして、でも私はみんなに追いつけなかった。

アルバイトは基本禁止な中、こっそり始めたアルバイト。はじめこそ辛かったけどそのうち行くのが楽しみになった。あの頃、月に1回ライブハウスに行く以外楽しいことなんて無かった私にとっては救いに近いものだったのかもしれない。

そのうち学校には全然行けなくなって、行っても寝ていたり、歌詞を書いていたり、保健室に行ったり。勉強からどんどん逃げていった。でも卒業できないのはマズいから最低限の勉強をし、アルバイトに時間を費やした。

元々学校に友達なんてほとんどいなかったし、どんどん居場所が無くなっていく気がした。でも、「いまさら」って気持ちもあってズルズル過ごした。

一般的に見たら、私は落ちこぼれなのだろうな。
ただ、私はあの期間があって良かったと思えているのです。無駄に時間があって、自分のやりたいことを考えたり、思いきり苦しんだことが。私は大学受験をする決意をしたし、客観視もできたし、何より心が広くなった。

本当に悪いことは身近にはひと握りしか無くて、ちょっと道を外れることくらいそれぞれの理由でいくらでも起こりうるんだと思った。
実際私が中学生までで思い描いていた未来は1つも実行されていない。

何が言いたかったかといえば、

不登校について。

何も悪くないのではないかと思うのです。
もちろん何かのきっかけで行けるようになるのが理想であるとは思うのですが、不登校になったところで私たちはいくらでもその先の道があるのです。

未来にのびている道は決して1本ではない。
それが私が高校生のしんどかった時期を越えて振り返ると思うことです。

私の場合いじめとか原因ではないので、お前くらいなら大丈夫だろう、と思われてもおかしくないですね。

私は今大学生になって、新しい人と出会って、楽しいです。ただつまらなかった日なんて無くて、もし高校時代に無理にでも勉強して、滑り込みでもっと偏差値の高い学校に行っていたらまた高校時代の繰り返しだったのだろうと思います。

そしてあの期間いろんな人のいろんな考え方を知って、いろんなものが受け入れられるようになりました。自分と違うものを拒否するのでなく、

違っておもしろい!

って思えるようになりました。

今日はこの辺で。
ではまた。