冒険と散歩のあいだ
寒さが緩んだ休日。子供たちが退屈をもてあましだしたので、自分が子供の頃に遊び場にしていたところに連れて行きました。
公園遊びや都会に連れて行くのも喜びますしトイレや休憩も便利なんですが、人が多いと気を遣う事が多いですし、何より私が退屈というのが理由ですが…。
途中でお菓子とジュースを買って目的地に着きましたが、今日は子供たちのテンションが何故か高めで「あっち行っていい?」、「あそこ登ってもいいの?」と、おやつの事もそこそこに走り出してしまったので、ちょっと焦りました。岩場の裏側は丘になっているので、そちらから登らせてみると四つ這いになりながら立ち木にしがみつきつつ登り切り、上から見下ろすと今度は降りて行って岩場を下から見上げる。こんな単純な事でも大はしゃぎしてくれるのでありがたいです。次は獣道を辿って沢に降りました。子供の目にはまだ獣道が見えないらしく、「お父さんは楽に歩ける道を知ってるらしい」と話していました。大人には散歩でも、子供にとっては冒険です。沢に降りてからは、向こう岸に渡るために飛び石を使ったり、この河原にザラザラした石しかない理由を皆で考えたりして過ごしました。
こんなお遊びもあっという間に公園の滑り台に登って滑り降りてくるのが冒険から当たり前の事になってしまった様に、気分転換の散歩程度になってしまうのでしょうが、今日感じた楽しさは覚えておいて欲しいなと思っています。